木材裁断時の方向判別
木材裁断時に投入方向を間違えないようにしたい。
【課題】目視確認では見落としが発生する
- 完成品検査で、木材の向き違いが発覚していてロスが多い。
- 正しい方向 と 誤った方向

【解決策】 画像センサで画像加工を行い検査
小型・高速・高機能 画像センサ SVシリーズ で、化粧板の模様の方向を前処理(画像加工)で強調し、横幅が短く縦長になっている黒色部分を
特徴抽出で検出し方向判別します。

❶フィルタ一覧から縦縞を強調するためにエッジ抽出Xを 選択します。

❷特徴抽出のパラメータで射影幅の上限値と射影高の下限値を設定して合否を判断します。

エッジ抽出
画像加工のエッジ抽出Xを使用することで、化粧板全体の明度が変わっても横方向の明るさ変化が検出できます。
(横方向の模様を強調したい場合はエッジ抽出Yを使います。)
採用のポイント

簡単設定
画像加工と特徴抽出だけで、方向の判別ができます。
画像加工で縦方向の模様を強調するエッジ抽出Xをした後に、特徴抽出で黒い縞模様の最低高さと最大幅を設定します。
多品種対応
化粧板の明るさや模様が変わっても、設定を変更せずに検査ができます。
遠隔監視
ブラウザにSVのIPアドレスを入力するだけで、離れた事務所でも検査中の画像を確認できます。
関連情報
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SV (画像センサ)
小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 500万画素(カラー/モノクロ)、300万画素(カラー/モノクロ)、120万画素(カラー)をラインアップ
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