添文(説明文章)の折工程で、上余白が少ない不良の検査
添文(説明文章)の折工程で、上余白が少ない不良が発生する。 不良流出対策のために正しく裁断されているか確認したい。
【課題】設置場所・両面同時検査
- 不具合対応のため画像センサを設置できる場所が限定されている。
- 裏面にしか印刷されていない添文もあるが、表面・裏面を同時に検査したい
- 上余白の検査だけではなく、裁断角度が変わる場合もあるので一緒に検査したい。
【解決策】 画像センサで表面、裏面の印刷文字を透過光照明を使って同時に撮像して検査
小型・高速・高機能 画像センサ SVシリーズ で、表面、裏面の印刷文字を透過光照明を使って同時に撮像し、文字位置から上余白量を測定します。
添文の上辺と側辺の2つの直線から、裁断角度も測定します。

❶添文の紙の左辺と、上辺を検出。

❷ 検出した添文の上辺と左辺のなす角に閾値を設定し、 斜め裁断を検出します。

❸添文の上辺角度に合わせて濃淡エッジを実行し、文字の 位置を検出します。

❹文字の検出位置から添文の上辺までの垂線距離で余白量を 求め、OK/NG判定をします。
幾何演算
2 点間距離、2 直線交点、2 直線の中線、垂線距離、近似直線、近似円、近似楕円、円と直線などの演算が可能です。
図形描画
スクリーン上に、線/十字線/矩形/円・楕円/円弧・楕円弧を描画することができます。
演算によって算出した角度などを、スクリーン上にわかりやすく図示することができます。
採用のポイント

機器コスト削減
透過光照明を利用し、裏面印刷も同時に検査!(裏面検査用の画像センサが不要)
省スペース
小型画像センサ!不具合対策で設備に後付けしたい場合でも、一体型画像センサSVシリーズなら 制御盤へのコントローラ追加は不要です。
複数検査
余白量の検査と角度検査など複数の検査を同時に行えます。
関連情報
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SV (画像センサ)
小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 500万画素(カラー/モノクロ)、300万画素(カラー/モノクロ)、120万画素(カラー)をラインアップ