成型部品の表面に生じた黒点の検出
成型部品の表面に生じた黒点を検出し、黒点のある不良品の流出を防ぎたい。
【課題】成型品の端部に発生した黒点の検出が困難
成型品の端部に発生した黒点が外周部と分離ができずに検出できないケースがある。
【解決策】 画像センサで黒点を消去した画像を検査領域として使用し、端部を含めた黒点を検出
小型・高速・高機能 画像センサ SVシリーズ で、画像加工を使用して黒点を消去した画像を作成します。
黒点を消去した画像を検査領域として使用し、端部を含めた黒点を検出します。
成型部品の外形から検査領域を設定するので、対象物が傾いていても検査が可能です。

❶画像加工のフィルタを使用して、黒点がなくなった 画像を作成する。

❷ 黒点がなくなった画像の白色部分を検出します。 自動領域設定という機能を使用して、この白色部分を検査したい画像の検査領域に設定します。

❸
領域自動設定で作られた領域を検査領域とし、黒点が
見える画像を検査します。
端部にある黒点が外周部と分離でき、黒点として
検出できます。
自動領域設定
自動領域設定は、特徴抽出アイテムを用いて、検査に使用する領域を自動的に設定することができる機能です。
黒点のない白い部分を自動で認識して検査領域として設定することが可能です。
採用のポイント

高精度検出
外周部と接触している黒点の検出が可能です。
多品種対応
長尺部品の場合、2分割で撮像しても検査エリアの変更で対応できます。
関連情報
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SV (画像センサ)
小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 500万画素(カラー/モノクロ)、300万画素(カラー/モノクロ)、120万画素(カラー)をラインアップ