床材ボードの異品種判別
床材ボードを梱包する前に正しい床材かどうかを確認したい。
【課題】RGB値による判別が難しいケースがある
色のRGB値で判別を行っていたが、床材の模様の状態により誤判定する 場合があったので、誤判定をなくしたい。
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模様違いはOK
- 色違いはNG
【解決策】 画像センサでHSV成分を使ってOK/NG判定
小型・高速・高機能 画像センサ SVシリーズ で、色判別をRGB成分だけでなく、HSV成分を使ってOK/NG判定を実施します。

❶ 色検査(カラーウィンドウ)で「RGB」ではなく、 人間の感覚に近い色の
3属性(色相、彩度、明度)
に変換した「HSV」で判定します。
H(色相):赤、青、黄などの色合い
S(彩度):鮮やか、くすんでいるなどの色の鮮やかさ
V(明度):暗い、明るいなどの色の明るさ

❷検査エリア内のH成分の平均値、S成分の平均値、V成分の平均値を求めます。
各々の平均値に対して、上下限値の設定を行いOK/NG判定を行います。
判定条件外部変更
異品種判別を行う各成分の上下限値をPLCからデータ送信して変更することが可能です。
採用のポイント

安定検出
画像加工と特徴抽出だけで、方向の判別ができます。
画像加工で縦方向の模様を強調するエッジ抽出Xをした後に、特徴抽出で黒い縞模様の最低高さと
最大幅を設定します。
多品種対応
化粧板の明るさや模様が変わっても、設定を変更せずに検査ができます。
上位通信
EtherNet/IP通信(アダプタ)対応!HSVやRGBの計測値を簡単にアップロードできます。
関連情報
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SV (画像センサ)
小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 500万画素(カラー/モノクロ)、300万画素(カラー/モノクロ)、120万画素(カラー)をラインアップ
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