作業員によるアナログメータの読み取り自動化
既存の制御盤に付いているアナログメータを作業員が読み取り・記録しているが、現場までの移動時間削減や、記入モレ&誤記をなくすために自動化したい。
【課題】既存設備の改造はできない
- 既存の制御盤の改造はできない
- 現場までの移動時間・記入ミス・記入モレ
【解決策】 画像センサでメータを撮像し、針の角度を計算
小型・高速・高機能 画像センサ SVシリーズ で、メータの目盛から針の回転中心を求め、針の角度を計算し、一番近い目盛の位置から針の角度をメータ値に変換する。
変換された数値データをPLCへ送信します。

❶目盛の位置から針の回転中心を検出します。
針がどの位置にあっても正しく目盛を検出できます

❷円弧状の濃淡エッジで針の位置を検出します。 仮想円の中心で位置補正するので、メータ内にある様々な文字を避けて針の位置を検出できます。
❸針の回転中心と針の位置から針の回転角度を計算します。

❹メータの目盛間隔が不均等なため、針の角度と読取値は
一次方程式では求められません。
各目盛の角度をあらかじめ登録し、目視読み取りをする
ように一番近い目盛から値を読み取ります。
繰り返し実行機能
読み取りデータ送信時、繰り返し実行により外部信号なしで、読み取りデータを送信することも可能です。
採用のポイント

高精度読み取り
目盛の間隔が不均一でも、人間と同じように近接する目盛位置から正確に値を読み取ります。
Ethernet/IP
オープンネットワークで読み取り情報を簡単にPLCに出力できます。
画像出力
エビデンスとしてファイル名に日時情報を付加したJPEG圧縮画像出力もできます。
関連情報
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SV (画像センサ)
小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 500万画素(カラー/モノクロ)、300万画素(カラー/モノクロ)、120万画素(カラー)をラインアップ
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