ICチップへのダメージを抑えつつ高い発色印字
チップの高容量化/薄厚化に伴い、チップ内部へのダメージを回避するため、より浅く低ダメージなレーザ印字を行いたい
【課題】ICへのダメージ低減とレーザーの深堀印字のトレードオフ
- パッケージ表面にダメージを与えるとチップ内部にダメージがかかり 不良のリスクが高まる。
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従来の基本波のレーザでダメージを抑えようとすると印字が薄くなる。
- 波長を変え、UVレーザやグリーンレーザを使うと設備投資が高くなる。
【解決策】ショートパルス ファイバー レーザーマーカーで印字
1nsショートパルスレーザと繊細なパルスコントロールで基本波でもダメージを抑えた高コントラストな印字を実現
Before:従来機種

深さ:約20μm
色差:136
AFTER:LP-RV200P

深さ:約5μm
色差:185
彫り込み深さを1/4に抑えながら、視認性(色差)を25%向上
ショートパルス・低ピークの両立
- 従来、ショートパルスにすると、ピークパワーが強すぎて、深堀してしまい、ピークパワーを下げるとパルスが重なり熱が発生するという課題がありました。
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例) ショートパルス化してパルス間隔が拡がったため 焦げ色が発生した様子
LP-RV200LPはパルス同士が重ならず、余計な熱の発生を抑えることが可能です。
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