ヒューズの誤挿⼊や未挿⼊の検査
自動車の電装品の保護回路毎に、定格電流値の異なるヒューズが 複数使用されており、誤った種類の挿入や未挿入を検出したい。
【課題】数字や、外観色のRGB値での検査が困難
ヒューズに表示さている定格電流の数字や、外観色で判別したいが、明るさにムラが発生し、RGB値での検査が難しい。
( ※RGB値は、同じ物体でも明るさによってその数値が変化します。 )
【解決策】 画像センサでヒューズのHSV値(H:色相、S:彩度、V:明度)を検出して検査
正しいヒューズが挿入されている状態で、小型・高速・高機能 画像センサ SVシリーズ で、カラーウィンドウでヒューズのHSV値(H:色相、S:彩度、V:明度)を検出します。
正しいヒューズのHSVの値からOK範囲を設定し、位置補正を行い、それぞれの位置で設定された範囲にHSVの値が入っているか検出します。

❶H・S・Vのそれぞれの成分の最⼤値・最⼩値・平均値・標準偏差を測定できます。
今回は、各⾊のヒューズのHの平均値と、標準偏差に上下限値を設定し、OK/NGを判定します。
カラーウィンドウ
設定したウィンドウ内の各画素のR,G,B 濃淡値またはH(色相)、S(彩度)、V(明度)値の最大、最小、平均、標準偏差を求め、その値についてOK/NG を判定します。
HSV(色相、彩度、明度)の色空間による色検査が可能です。
採用のポイント

安定検査
明るさのムラ(周囲の環境)に左右されず、安定検査!HSV値( H:⾊相、S:彩度、V:明度)のパラメータを使⽤することで安定した検査を⾏うことが可能です。
簡単設定
上下限値を設定することで、検査可能!正しい⾊のHSV値を測定し、その値に上下限値を
設定するだけでOK/NGの設定が可能です。
関連情報
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SV (画像センサ)
小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 小型・高速・高性能 画像センサ SV
- 500万画素(カラー/モノクロ)、300万画素(カラー/モノクロ)、120万画素(カラー)をラインアップ