パナソニック インダストリー / 制御機器
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パワーリレー無極・有極の違い

メカニカルリレー セレクションガイド

1.パワーリレー無極・有極の違い

 無極有極
代表リレー
接点構成 品種
1a, 1c
1a, 1b, 1c, 2a, 2b, 2c, 1a1b, 4a, 4c, 2a2b, 3a1b
ラッチングタイプ
無し
有り
消費電力
(比較:10Aタイプ)
LQリレー 200mW (1a側)
DKリレー 200mW
耐振動・耐衝撃性能
有極リレーと比較し、弱い
無極リレーと比較し、強い

2.有極パワーリレーの特長

1.ラッチングタイプがあります

パルス入力でリレー接点ONまたはOFFの状態を保持できるため、コイルの消費電力を抑えられます。
(パルス駆動時以外は消費電力ゼロ)

無極(ノンラッチング)の場合有極(ラッチング)の場合
ずっとコイルに電流流れっぱなし

コイルに励磁している間だけリレーの接点がON

ON状態を維持するためにはずっと
コイルに励磁しなければいけない
パルス入力で省エネ実現

パルス入力でリレーの接点がON/OFF

パルス駆動時以外は消費電力ゼロ

2.高感度です

同じ接点容量で比較すると無極リレーと比べ、高感度

制御容量10Aで比較DKリレー 200mW
LQリレー 200mW (1a側)

3.優れた耐振動性

耐振動性(誤動作振動)DKリレー 10~55HZ(複振幅3mm)
LQリレー 10〜55Hz(複振幅1.6㎜)

4.優れたNC(b接点)開閉能力

永久磁石の力で復帰時の接点バウンスを抑制
NO(a接点)と同等レベルのNC開閉能力を維持

●リレー復帰時

無極の場合有極の場合

接点バネの力だけで復帰するため
接点バウンスが大きくなります。
⇒ 接点へのダメージ大

接点バネと永久磁石のダブルパワーで
NCへしっかり復帰します。
⇒ 接点へのダメージ小

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