サーフェスマウント端子リレーをプリント板に実装する際、誤まった条件で実施すると、機能を損なうというトラブルが発生することがあります。
そこで、注意点を以下に述べますので、実際の使用状態に照らし合わせながら、トラブル防止の参考にしてください。
なお、当社安全リレーにはサーフェスマウント端子リレーはございません。
PC板への部品実装技術は、挿入実装技術 (IMT) から、表面実装技術 (SMT) へと変化しています。
抵抗、IC、ダイオードなど従来の表面実装用部品は機械動作がない固体であるため、表面実装時の高熱に耐えることができます。
これに対しリレーは、電磁石部とバネ部、接点部が組み合わされた機構部品であるため、表面実装時の高熱に弱く、プラスチックパーツの熱変形や動作特性・形状が変化することがありました。
しかし、当社ではIRSやVPSなどの本格的な表面実装に対応できる高性能リレーを実現しています。
| 挿入実装技術 Insertion Mounting Technology: IMT | PC板に端子穴を設けて、そこに部品の端子を通し、部品の反対側の面で端子とPC板上のランドとを、はんだ付けする。 (フローソルダリング) | ![]() |
|---|---|---|
| 表面実装技術 Surface Mounting Technology: SMT | 部品をPC板上の所定位置に装着してから、炉で加熱し、あらかじめPC板のランド上に塗布しておいたクリームはんだを溶融させ、はんだ付けする。 (リフローソルダリング) | ![]() |
| 特長 | 効果 |
|---|---|
| 高密度実装可能 両面実装可能 セラミックプリント基板使用可能 | 装置の小型化 |
| ロボット等の高速自動実装可能 プリント基板の穴あけ不要 高密度実装による小型化 | トータルコストダウン |
| 高耐熱性 アウトガス対策 | 高信頼性 |
サーフェスマウント端子リレーは、
などの技術により、優れた特長を実現しています。
代表的な表面実装方法を紹介します。
表面実装方法として、最も普及している方式です。シーズヒーターや赤外線ランプを熱源とし、予熱部・本加熱部・冷却部より構成されるトンネル炉内の搬送コンベア上で、連続的にリフローはんだする方式です。

特殊な不活性液体 (フロリナートFC-70など) を加熱して蒸気層をつくり、その蒸気中にPC板を搬入し表面に飽和蒸気を凝縮させます。そのとき放出される気化潜熱を利用し、リフローはんだする方式です。

耐熱性のある薄いベルト上で、PC板を搬送しながら、下方からホットプレートによって加熱し、リフローはんだする方式です。
PC板に部品を接着剤で固定し、部品面を下にして熔融はんだ噴流中を通過させ、はんだ付けする方式です。
レーザー法、ホットエアー法、パルスヒーター法などがあります。




TQリレー (サーフェスマウント端子) の例
[保持力]
A方向 9.8 N以下 {1 kgf以下}
B方向 9.8 N以下 {1 kgf以下}
C方向 9.8 N以下 {1 kgf以下}



*温度プロファイルは、プリント基板表面の端子はんだ付け部の温度を示します。 場合によっては、雰囲気温度が極端に高くなることがあります。実装条件での確認をお願いいたします。
| はんだごて | 30~60 W |
|---|---|
| こて先温度 | 350°C |
| はんだ時間 | 約3秒以内 |
上記以外のはんだ付け方法 (ホットエアー加熱、ホットプレート加熱、レーザー加熱、パルスヒータ加熱など) については、実装条件を確認の上使用してください。

* 特定商品とは、タクタイルスイッチ(ライトタッチスイッチ)、ディテクタスイッチ、プッシュスイッチ、エンコーダ、ロータリボリューム、ポジションセンサ、およびタッチパネルを指します。