パルスAC方式 エリアイオナイザ ER-X
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ヘルプ
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基本情報
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用途
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種類・価格
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オプション
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仕様
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寸法図
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回路・接続
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除電特性
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使用上のご注意
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基本情報

大量イオンによる高速の除電で、『時短』に貢献
「エアレス(無風)」や「微風」の除電にも対応した多機能タイプ。
UL、CSA : TÜV SÜD America Inc.による認証取得
特長
『無風(エアレス)』『微風』『高速』のあらゆる除電で、多様なアプリケーションに対応。
ER-Xシリーズでは、圧縮エアを用いた『微風』、『高速』の除電はもちろん、圧縮エアを必要としない『エアレス(無風)』の除電にも対応。
さらに、2ヘッド接続も可能ですので様々なアプリケーションの除電にご使用になれます。
エア+大量イオンの放出で除電時間を短縮!
イオンを大量に放出することで、除電時間を短縮することができます。電子ペーパーや薄膜系太陽電池など、除電スピードがタクトタイムの生産性向上に直結するアプリケーションに最適です。
ラミネートフィルムのバタツキ、微小部品の飛散の心配なし!
従来機種ではできなかった0.05MPa未満のエアでも除電が可能です。エアによるホコリの拡散がほとんどなく、ワークのバタツキや飛びの心配もないため、ラミネートフィルム、微小部品、クリーン度の高さが要求されるFPD(モバイルパネル)といったアプリケーションの除電に最適です。
パルスAC方式で高速の除電を実現
1本の放電針に"+"と"-"の電圧を交互に加えるパルスAC方式を採用。イオン生成量が多く、大量のイオンを放出できるため、短時間での除電を可能にします。
パルス周波数は、近距離・移動ワーク除電用の100Hzから、長距離や空間を除電する1Hzまで、アプリケーションに合わせて8段階で設定することができます。
イオンバランス自動制御機能を装備
環境の変化により変動するイオン発生量をセンシングし、その変化量をフィードバックすることで設定されたイオンバランスを保つように自動制御します。
バータイプヘッド
大量イオンによる高速の除電で、『時短』に貢献
耐熱・耐寒タイプも用意
ER-X□HC
使用周囲温度:-60~+200℃のバータイプヘッドを用意しています。
超小型スリムヘッド
放電部の構造を徹底的に見直すことで、高速の除電※1と省メンテナンス性※2を両立させた超小型スリムヘッドを実現しました。
これまでスペースがなくて静電気対策ができなかった装置への組み込みや、後付けでの設置が可能です。
※1:パルスAC方式、エア配管内蔵(最大圧0.5MPa)
※2:放電針エアバリア構造、一括清掃・交換構造
前面フラット形状で清掃がラク
前面フラット形状のため、ミゾに沿ってブラッシングするだけで、放電針やエア吹出口の清掃を一括で行なうことができます。
放電針エアバリア構造で汚れを低減
クリーンエアで放電針をバリアすることで、ゴミ付着による性能劣化を防ぎます。また、エアを放電針バリア用とイオン搬送用に分けることにより、圧力集中による放電不安定化を防ぎ、効率よくイオンを生成・搬送します。
ヘッド材質への配慮で異物混入を防止
二次電池などの製造工程に配慮し、銅の使用やメッキ処理はしていません。異物混入の不安を最小限に抑えました。
ユニット化で放電針の交換が簡単
放電針をユニット化(針4本セット)したことで、交換作業が 大幅に簡略化されました。ユニットの矢印に合わせて両側 へスライドさせることで、簡単に取り外しができます。
スポットタイプヘッド
最速の除電時間を誇る※スポットタイプヘッド
※2023年12月現在、当社調べ
パルスAC方式のスポットタイプイオナイザ※1で最速! 除電時間0.3秒以下※2を実現
パルスAC方式採用で、イオン生成量が多く、大量のイオンを放出できるため、短時間での除電が可能。しかも、ø15mm以下のスポットタイプイオナイザとしては業界最速の除電時間0.3秒以下※2(±1,000V→±100V)を実現しています。
※1:スポット径ø15mm以下
※2:2023年12月現在、当社調べ
『エアレス(無風)』『微風』の除電に対応し、微小ワークを吹き飛ばさずに除電が可能
柔軟性のあるエアチューブ内蔵ケーブルにより、自在なヘッド設置が可能
エア供給口の角度調整が可能
■ER-X001の高電圧ユニット部
コントローラ
除電エリアとレイアウトの拡張性を高める2ヘッド接続
- 異なるヘッドバリエーションとの組み合わせが可能
※新タイプのコントローラER-XC02は、バータイプヘッドとスポットタイプヘッドとの同時接続も可能 - ワークを挟み込んだヘッドレイアウトでの除電が可能
- 2台のヘッドを同期させて除電効率アップが可能
帯電機能を装備
紙や部品などを帯電させて吸着搬送する場合に便利な機能です。
(注1):ヘッド2は通常の除電動作を行ないます。
(注2):ER-X001は帯電機能を使用できません。(放電停止します。)
最適な除電を行なうためのさまざまな機能を搭載したオールインワンモデル
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用途
除電機能
TAB保護用フィルム剥離時の除電・除塵

樹脂成形品搬送中の除電

デジタルカメラケース搬送時の除電・除塵

メータパネル組み付け時の除塵

食品カップ搬送時の除塵

金型への成形品付着防止

パーツフィーダの詰まり防止

FPCの高速の除電

ポンディング時の静電気破壊防止

テーピングマシンでの高速な除電

微小部品搬送中のエアレス除電

帯電機能


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種類・価格
商品構成
イオナイザ本体(ヘッド部)
ヘッド接続ケーブルは、イオナイザ本体には付属されていませんのでご購入ください。
種類 | 形状 | 除電時間 (±1,000V→ ±100V) | イオン バランス | 有効除電幅 | 型式名 | 標準価格 <税別> | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
スポット タイプ | ![]() | 0.3秒以下 (注1)、 0.5秒以下 (注2) | ±30V以下 (注2) (注3) | 約50mm | ER-X001 (注4) | 85,200円 | |
バー タイプ | ![]() | 1秒以下 (注2) | 約80mm | ER-X008 (注4) | 85,200円 | ||
耐熱・ 耐寒 | ER-X008HC (注5) | オープン | |||||
![]() | 約160mm | ER-X016 | 90,200円 | ||||
耐熱・ 耐寒 | ER-X016HC (注5) | オープン | |||||
![]() | 約320mm | ER-X032 | 97,600円 | ||||
耐熱・ 耐寒 | ER-X032HC (注5) | オープン | |||||
![]() | 約480mm | ER-X048 | 105,200円 | ||||
耐熱・ 耐寒 | ER-X048HC (注5) | オープン | |||||
![]() | 約640mm | ER-X064 | 112,800円 | ||||
耐熱・ 耐寒 | ER-X064HC (注5) | オープン |
(注1) 除電距離50mm、製品中央、放電周波数50Hz、エア60ℓ/min.(0.3MPa)の条件での代表例です。
(注2) 除電距離100mm(ER-X001は除電距離50mm)、製品中央、放電周波数50Hz(耐熱・耐寒タイプER-X□HCは放電周波数30Hz)、エア供給なしの条件での代表例です。
(注3) イオンバランスはプラスとマイナスの平均値です。また仕様値は、周囲温度変化が±10℃の環境下で、放電開始から30分経過後にイオンバランスを設定し、イオンバランス制御機能をONにして使用したときの代表例です。
(注4) ER-X001およびER-X008は、必ず新タイプのコントローラER-XC02(2014年4月以降生産分)と組み合わせてご使用ください。
新旧コントローラの見分け方については"使用上のご注意"をご参照ください。
>>使用上のご注意ページへ
(注5) :耐熱・耐寒タイプER-X□HCは、使用周囲温度:-60~+200℃です。また、必ず新タイプのコントローラER-XC02(2016年4月以降生産分)と組み合わせてご使用ください。
新旧コントローラの見分け方については"使用上のご注意"をご参照ください。
>>使用上のご注意ページへ
ヘッド接続ケーブル
ヘッド接続ケーブルは、イオナイザ本体には付属されていませんので、必ずご購入ください。
形状 | 型式名 | 内容 | 標準価格 <税別> | |
---|---|---|---|---|
![]() | ER-XCCJ2H | 長さ2m、本体質量:約120g | 両側コネクタ付 キャブタイヤケーブル | 8,200円 |
ER-XCCJ5H | 長さ5m、本体質量:約290g | 10,100円 | ||
ER-XCCJ10H (注1) | 長さ10m、本体質量:約560g | 19,300円 |
(注1):耐熱・耐寒タイプER-X□HCには、使用できません。
コントローラ
電源ケーブルまたはACアダプタを別途ご購入ください。
種類 | 形状 | 型式名 | ヘッド 接続台数 | 出力 | 標準価格 <税別> |
---|---|---|---|---|---|
標準タイプ | ![]() | ER-XC02 | 最大2台 | フォトモスリレー出力 | 41,400円 |
電源ケーブル・ACアダプタ
イオナイザ本体には、電源ケーブル・ACアダプタは付属されていません。
DC24Vで使用する場合は電源ケーブル、AC100Vで使用する場合はACアダプタをご購入ください。
なお、お客様で電源ケーブルを作製される場合は、付属の配線コネクタをご使用ください。
------------------------------ Tab4 showing ------------------------------
オプション
品名 | 型式名 | 内容 | 標準価格 <税別> | |
---|---|---|---|---|
電源ケーブル | ER-XCC2 | 長さ2m、本体質量約80g | 0.15mm2 10芯コネクタ付キャブタイヤケーブル ケーブル外径:ø5.3mm | 8,200円 |
ER-XCC5 | 長さ5m、本体質量約190g | 10,100円 | ||
ACアダプタ | ![]() ER-XAPS-J3 | IN:100-240V AC、50/60Hz OUT:24V DC、1.5A 使用周囲温度:0~+40℃ 本体コネクタ-ACアダプタ間ケーブル長:1.8m F.G.線長:3.7m ACケーブル:1本、長さ1.83m、定格125V AC(注1) 中継ケーブル:1本、長さ0.5m | 19,800円 | |
放電針 ユニット | ER-XANT | ER-X016/X032/X048/X064用。(注2) 交換用タングステン針付ユニット:1個 | 各7,500円 | |
ER-XANT1 | ER-X001用。 交換用タングステン針付ユニット:1個 | |||
ER-XANT2 | ER-X008用。(注2) 交換用タングステン針付ユニット:1個 | |||
ER-XANTHC | ER-X016HC/X032HC/X048HC/X064HC用。 交換用タングステン針付ユニット:1個 | オープン | ||
ER-XANT2HC | ER-X008HC用。 交換用タングステン針付ユニット:1個 | オープン | ||
放電部 保護カバー | ER-XACVR | ER-X016/X032/X048/X064用。(注2) ヘッドに装着することで、放電針からの感電を防止することができます。2枚1セット。(注3) 材質:ポリカーボネート、質量:約20g(1セット) ※ 放電部保護カバー取り付けによるヘッドの除電性能への影響はありません。 | 1,600円 |
(注1):ACケーブルの定格は125V ACとなっています。125V ACを上回る電圧でご使用の場合は、別途適切なACケーブルをご用意ください。
(注2):耐熱・耐寒タイプER-X□HCには、使用できません。
(注3):ヘッドの機種により、必要セット数が異なります。
ヘッド型式名 | ER-X016 | ER-X032 | ER-X048 | ER-X064 |
---|---|---|---|---|
必要セット数 (2枚1セット) | 1セット | 2セット | 3セット | 4セット |
電源ケーブル
ER-XCC□
ACアダプタ
ER-XAPS-J3
放電針ユニット
ER-XANT
ER-XANTHC
ER-XANT1
ER-XANT2
ER-XANT2HC
放電部保護カバー
ER-XACVR
------------------------------ Tab5 showing ------------------------------
仕様
ヘッド
種類 | スポット タイプ | バータイプ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
型式名 | ER-X001 | ER-X008 | ER-X016 | ER-X032 | ER-X048 | ER-X064 |
適合規制および認証 | CEマーキング(EMC指令、RoHS指令)、UKCAマーキング(EMC規則、RoHS規則)、TÜV SÜD認証(米国・カナダ) | |||||
有効除電幅 | 約50mm | 約80mm | 約160mm | 約320mm | 約480mm | 約640mm |
除電時間 (±1,000V→±100V) | 0.3秒以下(注1)、 0.5秒以下(注2) | 1秒以下(注2) | ||||
イオンバランス | ±30V以下(注2)(注3) | |||||
放電方式 | パルスAC方式 | |||||
放電周波数 | 50Hz/20Hz | 50Hz/30Hz/20Hz /10Hz/5Hz/1Hz | 100Hz/70Hz/50Hz/30Hz/20Hz/ 10Hz/5Hz/1Hz | |||
放電出力電圧 | 約±7,000V | |||||
オゾン発生量 | 0.01ppm以下(注2) | |||||
最大エア圧力 | 0.5MPa | |||||
使用流体 | 空気(乾燥したクリーンエア)(注4) | |||||
使用標高 | 2,000m以下(注5) | |||||
使用周囲温度 | 0~+50℃(ER-X001は0~+40℃)(但し、結露しないこと)、保存時:-10~+65℃ | |||||
使用周囲湿度 | 35~65%RH、保存時:35~85%RH | |||||
耐振動 | 耐久10~55Hz(ER-X001は耐久10~150Hz) 複振幅0.75mm(最大加速度 50m/s2) XYZ各方向2時間 | |||||
耐衝撃 | 耐久100m/s2(約10G) XYZ各方向3回 | |||||
ケースアース方式 | フローティング | |||||
材質 | ヘッド本体ケース:SUS、 ヘッド取付金具:SUS、 放電針ユニット:PFAおよびタングステン | ヘッド本体ケース:PPSおよびSUS、ヘッド取付金具:SUS、 放電針ユニット:PC、PPSおよびタングステン | ||||
高電圧ケーブル長 | 1.2m | 0.5m | 0.5m | |||
質量 | 本体質量: 約370g | 本体質量: 約330g | 本体質量: 約410g | 本体質量: 約530g | 本体質量: 約650g | 本体質量: 約780g |
付属品 | ヘッド取付金具(出荷時に装着済み) |
種類 | 耐熱・耐寒タイプ | ||||
---|---|---|---|---|---|
型式名 | ER-X008HC | ER-X016HC | ER-X032HC | ER-X048HC | ER-X064HC |
適合規制および認証 | CEマーキング(EMC指令、RoHS指令)、UKCAマーキング(EMC規則、RoHS規則)、TÜV SÜD認証(米国・カナダ) | ||||
有効除電幅 | 約80mm | 約160mm | 約320mm | 約480mm | 約640mm |
除電時間 (±1,000V→±100V) | 1秒以下(注2) | ||||
イオンバランス | ±30V以下(注2)(注3) | ||||
放電方式 | パルスAC方式 | ||||
放電周波数 | 30Hz(注6) | ||||
放電出力電圧 | 約±7,000V | ||||
オゾン発生量 | 0.01ppm以下(注2) | ||||
最大エア圧力 | 0.1MPa | ||||
使用流体 | 空気(乾燥したクリーンエア)(注4) | ||||
使用標高 | 2,000m以下(注5) | ||||
使用周囲温度 | ヘッド:-60~+200℃(但し、結露および氷結しないこと)(注7)、保存時:-10~+65℃、 高電圧ユニット:0~+50℃(但し結露しないこと)、保存時:-10~+65℃ | ||||
使用周囲湿度 | 35~65%RH、保存時:35~85%RH | ||||
耐振動 | 耐久10~55Hz 複振幅0.75mm(最大加速度 50m/s2) XYZ各方向2時間 | ||||
耐衝撃 | 耐久100m/s2(約10G) XYZ各方向3回 | ||||
ケースアース方式 | フローティング | ||||
材質 | ヘッド本体ケース:PPSおよびSUS、ヘッド取付金具:SUS、放電針ユニット:PPSおよびタングステン、 高電圧ユニット本体ケース:ABS | ||||
高電圧ケーブル長 | 耐熱シールドケーブル1.8m | ||||
質量 | 本体質量: 約420g | 本体質量: 約490g | 本体質量: 約620g | 本体質量: 約760g | 本体質量: 約900g |
付属品 | ø6-4エアチューブ用継手:1個、シールキャップ:1個、ヘッド取付金具(出荷時に装着済み) |
(注1):除電距離50mm、製品中央、放電周波数50Hz、エア60ℓ/min.(0.3MPa)の条件での代表例です。
(注2):除電距離100mm(ER-X001は除電距離50mm)、製品中央、放電周波数50Hz(耐熱・耐寒タイプER-X□HCは放電周波数30Hz)、エア供給なしの条件 での代表例です。
(注3):イオンバランスはプラスとマイナスの平均値です。また仕様値は、周囲温度変化が±10℃の環境下で、放電開始から30分経過後にイオンバランスを設定し、イオンバランス制御機能をONにして使用したときの代表例です。
(注4):乾燥したクリーンエアは、エアドライヤ(露点=-20℃程度)、エアフィルタ(メッシュサイズ0.01μm程度)を通したエアです。
(注5):標高0mの大気圧以上に加圧した環境で使用または保存を行なわないでください。
(注6):放電周波数は、30Hzに設定してご使用ください。他の周波数は、使用しないでください。
(注7):高温使用時はヘッドが変色することがありますが、除電性能に影響はありません。
耐熱・耐寒タイプER-X□HCの使用周囲温度および設置について
高電圧ユニットを保護するため、下図のように500mm以上常温域に出して設置してください。
(注1):耐熱・耐寒タイプER-X□HCは、ヘッド接続ケーブルER-XCCJ10H(長さ10m)を使用できません。
コントローラ
種類 | コントローラ | |
---|---|---|
型式名 | ER-XC02 | |
適合規制および認証 | CEマーキング(EMC指令、RoHS指令)、UKCAマーキング(EMC規則、RoHS規則)、TÜV SÜD認証(米国・カナダ) | |
ヘッド接続台数 | 最大2台 | |
電源電圧 | 24V DC±10% | |
消費電流 | ヘッド1台接続時:450mA以下、ヘッド2台接続時:800mA以下 | |
表示灯 | ヘッド1、ヘッド2の状態を表示 | |
放電(DSC) | 緑色LED(放電時に点灯) | |
チェック(CHECK) | 橙色LED(放電針の汚れ、磨耗などを検知したときに点灯) | |
エラー(ERROR) | 赤色LED(異常放電を検知したときに点灯) | |
レベルメータ | 緑色LED(5段階。帯電量またはイオン発生量に合わせて点灯、スイッチにて切り換え) | |
出力 [アラーム(ALARM) エラー(ERROR) コモン(COM)] | フォトモスリレー出力 • 最大負荷電流:100mA • 印加電圧:30V DC以下(出力-出力コモン間) • 残留電圧:1.5V以下(負荷電流100mAにて) | |
出力動作 | アラーム(ALARM):放電針の汚れ、磨耗を検知したときにON、正常時OFF エラー(ERROR):異常放電を検知したときにOFF、正常時ON | |
短絡保護 | 装備(自動復帰式) | |
放電制御入力 (DSC OFF) | 放電許可:開放、放電停止:24Vまたは0V短絡時 | |
汚損度 | 2 | |
過電圧カテゴリ | I | |
使用標高 | 2,000m以下(注1) | |
使用周囲温度 | 0~+50℃(但し、結露しないこと)、保存時:-10~+65℃ | |
使用周囲湿度 | 35~65%RH、保存時:35~85%RH | |
耐電圧 | AC1,000V 1分間 充電部一括・ケース間 AC500V 1分間 充電部・F.G.間 | |
絶縁抵抗 | DC250Vメガにて20MΩ以上 充電部一括・ケース間 | |
耐振動 | 耐久10~150Hz 複振幅0.75mm(最大加速度50m/s2) XYZ各方向2時間 | |
耐衝撃 | 耐久100m/s2(約10G) XYZ各方向3回 | |
ケースアース方式 | フローティング | |
材質 | ケース:ABS | |
質量 | 本体質量:約130g | |
付属品 | 電源・入出力接続用コネクタ:1セット(ハウジング5557-10R、ターミナル5556TL[日本モレックス製]) アース線(約3.7m):1本 |
(注1):標高0mの大気圧以上に加圧した環境で使用または保存を行なわないでください。
------------------------------ Tab6 showing ------------------------------
寸法図
単位mm
ER-X008/X016/X032/X048/X064
ヘッド
型式名 | A | B | C | D | (E) |
---|---|---|---|---|---|
ER-X008 | 40 | 106 | 138 | 150 | 163 |
ER-X016 | 120 | 194 | 226 | 238 | 251 |
ER-X032 | 280 | 354 | 386 | 398 | 411 |
ER-X048 | 440 | 514 | 546 | 558 | 571 |
ER-X064 | 600 | 674 | 706 | 718 | 731 |
ヘッド取付金具部詳細
放電部保護カバーER-XACVR装着図
型式名 | (F) |
---|---|
ER-X016 | 159.6 |
ER-X032 | 319.6 |
ER-X048 | 479.6 |
ER-X064 | 639.6 |
(注1):放電部保護カバーER-XACVRは、ER-X008および耐熱・耐寒タイプER-X□HCに使用できません。
ER-X008HC/X016HC/X032HC/X048HC/X064HC
ヘッド
ヘッド取付金具部詳細
型式名 | A | B | C | D | (E) |
---|---|---|---|---|---|
ER-X008HC | 40 | 106 | 138 | 150 | 163 |
ER-X016HC | 120 | 194 | 226 | 238 | 251 |
ER-X032HC | 280 | 354 | 386 | 398 | 411 |
ER-X048HC | 440 | 514 | 546 | 558 | 571 |
ER-X064HC | 600 | 674 | 706 | 718 | 731 |
ER-X001
ヘッド
ER-XC02
コントローラ
ER-XCCJ□H
ヘッド接続ケーブル
・長さL
型式名 | 長さL |
---|---|
ER-XCCJ2H | 2,000 |
ER-XCCJ5H | 5,000 |
ER-XCCJ10H | 10,000 |
ER-XCC□
電源ケーブル(別売)
・長さL
型式名 | 長さL |
---|---|
ER-XCC2 | 2,000 |
ER-XCC5 | 5,000 |
ER-XAPS-J3
ACアダプタ(別売)
ER-XAPS(受注終了品)
ACアダプタ(別売)
※2021年5月生産分より、形状が変更になっています。
旧製品(2021年4月以前生産分)の形状
------------------------------ Tab7 showing ------------------------------
回路・接続
新タイプのコントローラ(2014年4月以降生産分)
ご注意:2014年4月生産分~2016年3月生産分は、耐熱・耐寒タイプヘッドER-X008HCに使用できません。
新旧タイプのコントローラの見分け方/ヘッドとの組み合わせについてをご参照ください。
電源コネクタピン配列
ハウジング:5569-10A
[日本モレックス製]
端子No. | 端子名 | リード線色 |
---|---|---|
1 | 0V | 青 |
2 | COM(-) | - |
3 | 放電制御入力 | 桃 |
4 | COM(OUT) | 紫 |
5 | F.G.端子 | 緑/黄 |
6 | 24V | 茶 |
7 | COM(+) | - |
8 | COM(IN) | 白 |
9 | アラーム出力 | 橙 |
10 | エラー出力 | 黒 |
(注1):リード線色は、オプション(別売)の電源ケーブルの色です。
出力をマイナスコモン接続とする場合
※1
出力をプラスコモン接続とする場合
※2
(注1):感電防止と正しい除電を行なうために、F.G.端子を必ず接地してください。
尚、ER-X001のヘッド取付金具とコントローラのF.G.端子は内部で接続されています。
(注2):放電を停止する場合は、放電制御入力を20ms以上ONにしてください。放電を開始する場合は、放電制御入力をOFF(開放)にしてください。20ms後に放電を開始します。
旧タイプのコントローラ(2014年3月以前生産分)
- ご注意:
ヘッドER-X001、ER-X008および耐熱・耐寒タイプヘッドER-X□HCには使用できません。
新旧タイプのコントローラの見分け方/ヘッドとの組み合わせについてをご参照ください。
電源コネクタピン配列
ハウジング:5569-10A
[日本モレックス製]
端子No. | 端子名 | リード線色 |
---|---|---|
1 | 0V | 青 |
2 | COM(-) | - |
3 | 放電制御入力 | 桃 |
4 | COM(OUT) | 紫 |
5 | F.G.端子 | 緑/黄 |
6 | 24V | 茶 |
7 | COM(+) | - |
8 | - | 白 |
9 | アラーム出力 | 橙 |
10 | エラー出力 | 黒 |
(注1):リード線色は、オプション(別売)の電源ケーブルの色です。
出力をマイナスコモン接続とする場合
※1
出力をプラスコモン接続とする場合
※2
(注1):感電防止と正しい除電を行なうために、F.G.端子を必ず接地してください。
(注2):放電を停止する場合は、放電制御入力を20ms以上ONにしてください。放電を開始する場合は、放電制御入力をOFF(開放)にしてください。20ms後に放電を開始します。
------------------------------ Tab8 showing ------------------------------
------------------------------ Tab9 showing ------------------------------
使用上のご注意
- 本製品は、人体保護用の装置には使用しないでください。
- 人体保護を目的とする装置には、OSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。
- 本製品は、高電圧を発生する製品です。
- 発火物、引火物等の危険性が存在する場所では、使用しないでください。
- 感電防止と正しい除電を行なうために、必ずコントローラのフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
- 放電針に手を近づけると感電するおそれがありますので、放電針には手を近づけないでください。
- 放電針は先がとがっていますので、取り扱いには充分ご注意ください。ケガをするおそれがあります。
- ヘッドと高電圧ユニット間の高電圧ケーブルの最小曲げ半径はR30mmです。曲げ半径R30mm未満での使用や、可動部での使用は、高電圧ケーブルの破損・火災等の原因となります。
- 清掃を行なわないと除電能力が充分発揮できなくなり、事故や故障の原因にもなります。約1週間を目安に定期的に清掃を行なってください。
- 密閉した場所で使用する場合は、発生したオゾンが有害となるおそれがありますので、必ず換気を行なってください。
- イオンエアを顔に向けないでください。オゾンにより鼻、喉などを痛めるおそれがあります。
- 高低温使用時は、直接素手で本製品に触れないでください。火傷やけがの原因となります。また、高温環境で使用した直後は、本製品が大変熱くなっています。メンテナンスなどで本製品に触れる場合は、充分冷ましてください。
- CSA規格およびUL規格適合品として使用する場合は、CLASS 2対応のCSA/UL認定電源、またはCAN/CSA-C22.2 No.60950-1/UL 60950-1に規定されるLimited Power Sourceとして評価されたCSA/UL認定電源をご使用ください。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 本製品を除電以外の目的で使用しないでください。
- 本製品の仕様範囲外では、使用しないでください。事故や故障の原因となります。また、本製品の寿命を著しく低下させるおそれがあります。
- 本製品は精密機器です。落下などの衝撃を加えないでください。事故や故障の原因となります。
- 本製品の分解・修理・改造は、絶対に行なわないでください。事故や故障の原因となります。
- 本製品を火中に投じないでください。製品が破裂したり、有毒ガスが発生するおそれがあります。
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
- 電源入力は、定格を超えないように電源変動をご確認ください。
- スイッチングレギュレータをご使用になる場合は、必ずフレームグランド端子を接地してください。
- ヘッドの接続/取り外し、配線、点検作業を行なう際は、必ず電源を切った状態で行なってください。事故、感電または故障の原因となります。
- 配線後、電源を投入する前に結線状態を確認してください。誤った配線は、事故や故障の原因となります。
- 破損箇所(亀裂、ヒビ)があるケーブルは使用しないでください。事故や故障の原因となります。
- 蒸気、ホコリなどの多い所や、水、油や溶接時のスパッタが直接かかる所での使用は避けてください。
- 放電針を工具などの硬いもので触らないようにしてください。放電針が破損すると除電能力を充分に発揮できなくなり、また事故や故障の原因となります。
- 設置時は製品本体を確実に固定してください。固定が不充分な場合や継続的に振動・衝撃が加わる場合、事故や故障の原因となります。
- 電源ケーブルは導体面積0.15mm2以上のケーブルにて全長30m未満としてください。尚、ノイズを避けるため、配線はできる限り短くしてください。
- 本製品を廃棄するときは、産業廃棄物として適切な処理をしてください。
- 放電開始後、除電性能が安定するまでに約30分かかります。イオンバランスの調整は30分経過後に行なってください。
- ヘッドと放電針ユニット、およびコントローラは、正しい組み合わせでご使用ください。
新旧タイプのコントローラの見分け方/ヘッドとの組み合わせ
組み合わせ使用 | 新タイプのコントローラ (注1) | 旧タイプのコントローラ (注1) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
2016年4月以降生産分 | 2014年4月生産分~ 2016年3月生産分 | 2014年3月以前生産分 | ||||
![]() | ![]() | |||||
![]() | ![]() | ![]() | ||||
ヘ ッ ド | スポットタイプ | ER-X001 | 可 | 可 | 使用不可 | |
バータイプ | ER-X008 | 可 | 可 | 使用不可 | ||
ER-X016 | 可 | |||||
ER-X032 | ||||||
ER-X048 | ||||||
ER-X064 | ||||||
耐熱・ 耐寒 | ER-X008HC | 可 | 使用不可 | 使用不可 | ||
ER-X016HC | 可 | |||||
ER-X032HC | ||||||
ER-X048HC | ||||||
ER-X064HC |
(注1):新旧タイプのコントローラは、電源コネクタピン配列が異なります。詳細については、回路・接続をご参照ください。
取り付け
ヘッドの設置
- M4ビス2本またはM6ビス1本を使用し、ヘッドを装置筐体に取り付けます。振動が多い場合は、スプリングワッシャなどのゆるみ止め対策を施してください。
- 角度調整用ビスを緩めてヘッドの角度を調整し固定します。
その際の締め付けトルクは0.5N・m以下としてください。 - ER-X001のヘッド取付金具の位置は、ヘッド先端から20mm以上としてください。ヘッド固定用ビスの締め付けトルクは0.5N・m以下としてください。
- ヘッド設置後、適切な除電を行なうために、「取扱説明書」記載の手順に従ってコントローラの設定を行なってください。
(注1):ヘッドを取り付ける装置筐体は必ず接地してください。
(注2):ヘッドと除電対象物の距離は30mm以上としてください。除電対象物の帯電量が30kV以上の場合、設置距離は50mm以上としてください。
(注3):ヘッドの周辺およびヘッドから除電対象物までの間に金属が存在すると イオンが吸収され、適切な除電を行なうことができません。以下の設置条件を参照して、ヘッドを取り付けてください。
(注4):側面設置する場合は、放電周波数を10Hz以上としてください。
(注5):ヘッドを2本以上並べて取り付ける場合、周波数を同じにして下記のとおり間隔をあけてください。異なる周波数で使用する場合、対向設置、平行設置ともに400mm以上の間隔をあけてください。
対向設置する場合、各ヘッドが単独でワーク片面を除電できる距離に設置してください。
高電圧ユニットの設置
- M4ビス2本またはM6ビス2本を使用して固定します。その際の締め付けトルクは、下記のとおりです。
- M4ビス使用時:1.2N・m
- M6ビス使用時:2.5N・m
(注1): 高電圧ユニットの上に物を置かないでください。
(注2): 複数台のヘッドを使用する場合、高電圧ユニットは10mm以上離して取り付けてください。
(注3): M6ビスを使用して高電圧ユニットを固定する場合は、ヘッド接続ケーブルを接続する前に行なってください。
(注4): ER-X001の高電圧ユニットはM6ビスを使用して固定してください。
(注5): 高電圧ケーブルの最小曲げ半径はR30mmです。
コントローラの設置
- コントローラは35mm幅DINレールに取り付けるか、M4ビスを使用して取り付けます。
〈DINレールに取り付ける場合〉
- ロック解除レバーを引くと、DINレールから本製品を取り外すことができます。
〈M4ビスで取り付ける場合〉
- 締め付けトルクは、1.2N・m以下としてください。
配管
- 本製品はエアを供給することにより、放電針の汚れを低減させ除電速度を向上させることができます。
- 本製品のエア入口部に取り付けるチューブは、外径ø6mmとしてください。
- 本製品には乾燥したクリーンエア(水、油またはホコリなどを含まないエア)を供給してください。
- 元圧からのエア配管長さや空圧部品(ニードルバルブ、スピコン、ミニフィルタなど)の追加により圧力降下が発生するため、イオナイザへの供給圧力が不足しないようご注意ください。また、供給エア流量にあった空圧部品を選定してください。
ER-X008/X016/X032/X048/X064
<ヘッド部に配管>
ER-X008HC/X016HC/X032HC/X048HC/X064HC
<ヘッド部に配管>
ER-X001
<高電圧ユニットに配管>
(注1):本製品の継手にチューブを差し込む際、必ずチューブが突き当たるところまで差し込み、チューブがしっかりと差し込まれていることをご確認ください。チューブの差し込みが不充分な場合、エア漏れの原因となります。