薄型イオナイザ[高周波AC方式] ER-VW
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基本情報
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用途
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種類・価格
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オプション
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仕様
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寸法図
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回路・接続
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除電特性
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使用上のご注意
基本情報
薄型フォルムに、パワフルな2つのノズルを採用
UL、CSA : TÜV SÜD America Inc.による認証取得
特長
ノズル角度調整機構
2つのノズルは先端部を回して緩めることで、約190°の範囲で角度調整が可能です。角度調整後、ノズル先端部を回して締めれば固定できます。これにより、ER-VW設置後のノズル角度調整が簡単に行なえます。

簡単に連結レイアウトが可能
連結セット(別売)を使用して、最大5台のER-VWを連結することができます。
エア供給はクイック継手、電源と入・出力信号は両端コネクタ付連結ケーブルによる接続ですので、簡単に連結可能です。複数のER-VWを連結して、装置に合わせた除電エリアをレイアウトすることが可能です。

最小エア消費 15ℓ/min.(ANR)
ER-VWは、エア流量最小15ℓ/min.から使用可能です。エア消費量が少ないため、エア供給設備への負担を少なくでき、高価なクリーンエアを大切に使用できます。
逆帯電による電子デバイスの破壊がない
68,000Hzの高周波ACコロナ放電を行ない、(+)イオン(-)イオンを交互に高速で放出。他方式のように急激なイオン放出がないため、局部的に異なって帯電している絶縁体の除電でも、部分的な逆帯電を助長することがなく、電子デバイスの破壊がありません。
優れたイオンバランス
高周波AC方式の採用により、安定したイオンバランスを実現しました。イオンバランスは、供給エア圧力や設置距離にほとんど影響を受けないため、設置後の面倒な調整は不要です。
優れた除電効果を実現する68,000Hzの高周波AC方式
高周波AC方式は従来の低周波方式・DC方式と異なり、(+)イオン(-)イオンを効率良く発生させ、イオン密度の高い安定した環境を迅速に作り上げることができます。これにより、設定距離に左右されない安定したイオンバランスと、優れた除電能力を実現しました。

コンパクト&薄型設計
本体の厚さは18.9mm。しかもノズルの角度が調整できますので、装置内部や、接近した複数のラインへの設置など、取り付けスペースに制約がある場合にも対応できます。
供給エア監視機能
供給エアが規定圧以下の場合、自動的に放電を停止する機能です。表示灯(AIR)の点灯と放電出力(DSC)のOFFでお知らせします。エア供給がされなかった場合の除電忘れを防止します。
確実な除電を支える機能
ER-VWは確実に除電できるように、供給エア監視機能のほか以下の機能を装備しています。
- 放電停止入力
外部入力により、強制的に放電を停止します。 - チェック機能
放電針の清掃・交換時期を表示灯(CHECK)と出力でお知らせします。 - 異常放電監視機能
異常放電があった場合、表示灯(ERROR)と出力でお知らせし、放電を停止します。リセット入力で解除。 - 放電出力
放電時に出力がONします。放電が行われているか確認できます。 - チェック出力
放電針が汚れると、出力がONします。 - エラー出力
異常放電時に出力がOFFします(正常時ON)。イオナイザへの電源供給も確認できます。

用途
ICトレイの除電
ダイシングテープからのピックアップ時の除電
接近したリードフレーム搬送ラインの除電
CD/DVDの表面除電
LCDモジュール圧接部の除電
セル生産での除電
種類・価格
イオナイザ本体
コネクタ付ケーブル(ケーブル長0.5m)、エンドコネクタ、F.G.結線用リード線が各1個付属されています。
| 種類 | 形状 | 除電時間 (±1,000V→±100V) | イオンバランス | 型式名 | 標準価格 <税別> |
|---|---|---|---|---|---|
| スポットタイプ | ![]() | 1秒以下(注1) | ±10V以下(注1) | ER-VW (注2) | 103,700円 |
(注1):電源電圧24V時、吹き出し部前部から100mm、印加圧力0.25MPaのときの代表例です。(湿度65%RH以下の環境で24時間以上放置されたサンプルにて測定)
(注2):PNP出力タイプ、シリコン放電針タイプおよび、ノズルのダブルナットタイプも用意しています。詳細については、お問い合わせください。
オプション
| 品名 | 型式名 | 内容 | 標準価格 <税別> | |
|---|---|---|---|---|
| コネクタ付 ケーブル (注1) | ER-VWCC2 | 長さ2m、本体質量約52g | 0.15mm2 8芯コネクタ付キャブタイヤケーブル ケーブル外径:ø4.2mm | 8,100円 |
| ER-VWCC5 | 長さ5m、本体質量約120g | 10,300円 | ||
| ER-VWCC9 | 長さ9m、本体質量約240g | 12,900円 | ||
| ミニライン フィルタ | ER-AF10 | 処理エア流量 40ℓ/min.(ANR) | 供給エア内の塵・ホコリなどの固形物を除去します。 • 捕集粒径:0.1μm • 捕集効率:99.9% | 6,100円 |
| ER-AF20 | 処理エア流量 80ℓ/min.(ANR) | 7,700円 | ||
| ACアダプタ | ER-VAPS1-W | IN:100~240V AC、50/60Hz、40VA OUT:24V DC、750mA ACアダプタ(コネクタ付):1本 (ACアダプタ本体・配線コネクタ) コネクタ用ターミナル:8本 ER-VW用変換コネクタ:1本 使用周囲温度:0~+40℃ | 9,600円 | |
| 放電針ユニット | ER-VWANT | 交換用タングステン針付ユニット:2個/セット | 13,600円 | |
| 連結セット | ER-VWAR80 | 連結用ケーブル(ケーブル長0.8m) エア導入継ぎ手:各1個 | 8,900円 | |
(注1):イオナイザ本体には、コネクタ付ケーブル(ケーブル長0.5m)1本が付属されています。
必要に応じてご購入ください。
コネクタ付ケーブル
ER-VWCC□

ミニラインフィルタ
ER-AF10, ER-AF20

※写真はER-AF10
ACアダプタ
ER-VAPS1-W

放電針ユニット
ER-VWANT

仕様
| 種類 | スポットタイプ | |
|---|---|---|
| 型式名 | ER-VW | |
| 除電時間間(±1,000V→±100V) | 1秒以下(注2) | |
| イオンバランス | ±10V以下(注2) | |
| オゾン発生量 | 0.05ppm以下(注3) | |
| 使用流体 | 空気(乾燥したクリーンエア)(注4) | |
| 供給エア流量 | 60ℓ/min.(ANR)以下 | |
| 耐圧力範囲 | 0.05~0.5MPa | |
| 電源電圧 | 24V DC±10% | |
| 消費電流 | 120mA以下 | |
| 放電方式 | 高周波AC方式 | |
| 放電出力電圧 | 約2,000V | |
| 出力 [チェック(CHECK) エラー(ERROR) 放電(DSC)(注5)] | NPNトランジスタ・オープンコレクタ ・最大流入電流:50mA ・印加電圧:30V DC以下(出力-0V間) ・残留電圧:1V以下(流入電流50mAにて) | |
| 出力動作 | チェック出力(CHECK):放電針の汚れ、磨耗などを検知したときON、正常時OFF エラー出力(ERROR):異常放電を検知したときOFF、正常時ON 放電出力(DSC)(注5):放電動作時ON、放電動作停止時OFF | |
| 短絡保護 | 装備 | |
| 放電停止入力 (DSC OFF)(注5) | 0Vと短絡:放電停止、開放:放電(動作開始) | |
| リセット入力(RESET) | ERROR検知により動作が停止している状態で、 電源の0Vとの短絡状態から開放することでERROR解除 | |
| 表 示 灯 | 電源(POWER) | 緑色LED(通電時点灯) |
| 放電(DSC)(注5) | 緑色LED(放電時点灯) | |
| エア監視(AIR)(注6) | 橙色LED(エアが供給されていないとき点灯) | |
| チェック(CHECK) | 橙色LED(放電針の汚れ、磨耗などを検知したとき点灯) | |
| エラー(ERROR) | 赤色LED(異常放電を検知したとき点灯) | |
| 使用周囲温度 | 0~+55℃(但し、結露しないこと)、保存時:-10~+65℃ | |
| 使用周囲湿度 | 35~65%RH(但し、結露しないこと)、保存時:35~65%RH | |
| I/O コネクタ | 電源/入・出力用:8ピンコネクタ、連結用:9ピンコネクタ | |
| 連結数 | 最大連結数:5台(自機含む) | |
| ケースアース方式 | C(コンデンサ)アース | |
| 材質 | ケース:ABS(ニッケルメッキ処理)、ノズル取付部:ステンレス、 ビス取付部:ステンレス、ノズル:ステンレス、放電針:タングステン | |
| 質量 | 本体質量:約110g、梱包質量:約180g | |
| 付属品 | 接続ケーブル:1本(ケーブル長0.5m)、エンドコネクタ(9ピン):1個、 F.G.結線用リード線:1本 | |
(注1):指定のない測定条件は、使用周囲温度=+20℃です。
(注2):電源電圧24V時、吹き出し部前部から100mm、印加圧力0.25MPaのときの代表例です。(湿度65%RH以下の環境で24時間以上、放置されたサンプルにて測定)
(注3):電源電圧24V時、吹き出し部前部から300mm、印加圧力0.25MPaのときの代表例です。
(注4):乾燥したクリーンエアは、エアドライヤ(露点=-20℃程度)、エアフィルタ(メッシュサイズ0.01μm程度)によって処理されたエアです。
(注5):「DSC」は、「DISCHARGE」の略式記号です。
(注6):点灯時は放電を停止します。
寸法図
単位mm
ER-VW
イオナイザ本体

ER-VAPS1-W
ACアダプタ本体(別売)

回路・接続
入・出力回路図

入力信号条件
(注1):「DSC OFF」入力による繰り返し制御は、1Hz以下としてください。
尚、チェック出力(CHECK)が安定して検出されるには、2秒以上の連続放電が必要です。
2秒以下の放電時間での繰り返し制御にてご使用になる場合には、メンテナンス時に2秒以上の連続放電にてチェック出力(CHECK)をご確認ください。

※ 1

コネクタ端子配列図

除電特性
(代表例)
ER-VW
□150mmCPM(チャージプレートモニタ)にて測定。(CPM中心位置にて)


使用上のご注意
- 本製品は、一般産業用に静電気除去を行なうもので、人命および身体の維持、管理等に関わる医療器具等への使用や人命や財産に影響を与える事故防止など安全確保のために使用しないでください。
- 発火物、引火物等の危険性が存在する場所では、使用しないでください。
- 長時間使用すると、放電針に塵やホコリが付着します。掃除を行なわないと除電能力が充分発揮できなくなり、事故や故障の原因にもなります。定期的(1週間を目安)に清掃を行なってください。
- 感電防止および確実な除電を行なうために、本体のF.G.端子を必ず接地してください。
- 放電針は高電圧が印加されており、感電のおそれがありますので、放電針には絶対に触らないでください。
- 密閉した場所で使用すると、発生したオゾンが有害となるおそれがあります。密閉した場所で使用する場合は、必ず換気を行なってください。
- エアには、オゾンが含まれているため、人体へ向けての使用はしないでください。
- エア吹き出し方向の調整やメンテナンスなどでノズルを緩める場合は、必ずエアを止めてください。エア圧力により放電針が飛び出すおそれがあります。また、作業後はノズルを本体ケースに突き当たるまで手でしっかりと締め付け、ノズルが動かないことをご確認ください。締め付けが不充分な場合、除電性能への影響やノズルの脱落を引き起こすおそれがあります。
- 放電針は先がとがっていますので、取り扱いには充分ご注意ください。ケガを負うおそれがあります。
取り付け
- 本製品を筐体に取り付ける場合、M4ナベビス(別途ご用意ください)を使用し、締め付けトルクは0.5N・m以下としてください。
- F.G.端子を必ず接地してください。接地が不充分な場合、除電性能が著しく低下します。(D種接地または電源コモン接地)
- 電源コモン接地は、付属のF.G.結線用リード線を用いて結線することもできます。
0V接地:エンドコネクタ(9ピン)のNo.2とNo.3をF.G.結線用リード線で接続。
+V接地:エンドコネクタ(9ピン)のNo.1とNo.3をF.G.結線用リード線で接続。
(接地の誤配線は事故や故障の原因となりますので、ご使用になる接地条件をご確認の上、電源短絡を生じないよう注意して配線してください。) - ACアダプタを使用する場合、F.G.端子は必ず電源コモン接地してください。詳しい配線方法については、ER-VW専用ACアダプタ(ER-VAPS1-W)に付属の取扱説明書をご参照ください。

エア吹き出し方向の調整
- ノズルを反時計方向へ回して緩めた後、除電対象物の方向へ向けてください。位置調整後は本体ケースに当たるまでノズルを手でしっかりと締め付け、ノズルが動かないことをご確認ください。締め付けが不充分な場合、除電性能への影響やノズルの脱落を引き起こすおそれがあります。
- ノズルの吹き出し方向の調整範囲は、右図の通りです。

配管
- 本製品のエア入口部に取り付けるチューブは、外径φ6mm/内径φ4mmのものをご使用ください。
- 本製品には、乾燥したクリーンエア(エアドライヤ:露点=-20℃程度、エアフィルタ:メッシュサイズ0.01μm程度で処理)を供給してください。
- エア供給源からのエア配管長さや空圧部品(ニードルバル ブ、スピコン、ミニフィルタなど)の追加により圧力降下が発生するため、製品への供給圧力が不足しないようご注意ください。(製品への印加圧力は、各製品のエア導入口直近でご確認ください。)また、供給エア流量にあった空圧部品を選定してください。
連結
- 連結時は別売の連結セット(ER-VWAR80)(1台の連結ごとに1セット必要)をご使用ください。最大連結台数は5台(自機含む)です。
連結してご使用になる場合は、最後尾の製品の連結用コネクタに付属のエンドコネクタを装着してください。また、連結しない場合も連結用コネクタに付属のエンドコネクタを装着してください。 - エア導入継手(連結セットに同梱)の締め付けトルクは、0.5N・m以下としてください。締め付け過ぎにより、製品が破損するおそれがあります。
- 連結時には、各製品ごとのエア導入口直近でご使用条件に合った圧力値になっていることをご確認ください。

保守・メンテナンス
- 点検清掃、保守などの各作業は、必ず電源およびエアを切った状態で行なってください。
- メンテナンスなどでノズルを外す場合は、必ずエアを止めてください。エア圧力により放電針が飛び出すおそれがあります。
- 放電針の先端に汚れが付着すると、除電効果が低下しますので定期的に清掃を行なってください。
- メンテナンスは使用する環境によって異なりますが、目安として1週間に1度行なってください。
- 放電針は寿命部品です。10,000時間を目安に交換することをお勧めします。交換は、放電針ユニット(ER-VWANT)ごと取り換えてください。
清掃手順および放電針ユニット交換手順
- 電源が切れていることを確認します。
- エアが供給されていないことを確認します。
- ノズルを反時計方向に回して取り外します。
- 放電針ユニットを交換するか、またはアルコールを染み込ませた綿棒などで、
放電針やその周辺の汚れを取り除きます。
放電針ユニットは本体側開口部のガイド溝に沿って着脱してください。 - 清掃後、ノズルを時計方向に回して取り付けます。
ノズルは本体ケースに突き当たるまで手でしっかりと締め付け、
ノズルが動かないことをご確認ください。締め付けが不充分な場合、
除電性能への影響やノズルの脱落を引き起こすおそれがあります。

その他
- 本製品を接続する直流電源には、必ず絶縁トランスなどで絶縁されたものをご使用ください。オートトランス(単巻トランス)などをご使用になると、短絡して本体や電源が破損するおそれがあります。
- 本製品は、工業環境での使用を目的として開発・製造されています。
- 本製品の仕様範囲外では、使用しないでください。事故や故障の原因となります。また、本製品の寿命を著しく低下させるおそれがあります。
- 本製品の分解・修理・改造は、絶対に行なわないでください。事故や故障の原因となります。
- 本製品を火中に投じないでください。製品が破裂したり、有毒ガスが発生するおそれがあります。
- 大気中でオゾンが発生しますので、オゾン臭を感じたら換気を行なってください。オゾンが長期間滞留した場合、金属などが酸化・腐食するおそれがあります。また、ノズル出口付近に顔を近づけてオゾン臭を確認しないでください。鼻、喉などを痛めるおそれがあります。
- 蒸気、ホコリなどの多い所や、水、油や溶接時のスパッタが直接かかる所での使用は避けてください。
- 配線や点検作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。事故、感電または故障の原因となります。
- 電源投入時の過渡的状態(0.5s)を避けてご使用ください。
- 電源入力は、定格を超えないように電源変動をご確認ください。
- 電源を切った後、すぐに電源を投入すると異常出力が出ることがあります。再度電源を投入する場合は1秒以上の間隔をあけてください。
- 電源に市販のスイッチングレギュレータを使用する場合には、必ず電源のフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
- 使用電源にサージが発生する場合、発生源にサージアブソーバを接続してください。
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
- 電源やエアを供給する前には、配線や配管の状態を確認してください。誤った配線や配管は、事故や故障の原因になります。
- 使用する流体は、空気(乾燥したクリーンエア)を使用してください。空気(乾燥したクリーンエア)以外の流体や腐食性ガスなどを含む場合、事故や故障の原因となります。
- カーボン粉、塵などの異物や水、油を含んだエアは使用しないでください。感電や故障の原因となりますので、エアドライヤやエアフィルタの設置などの適切な処置を行なってください。
- 本製品を除電以外の目的で使用しないでください。
- エア吹き出し口を塞がないでください。オゾンが充満し、事故や故障の原因となります。(エア監視機能は、製品へのエア印加圧力低下によって検知を行ないますので、エア吹き出し口を塞いだ場合は、検知による放電停止は作動しません。)
- 本製品は、EMC指令/EMC規則に対応したCE/UKCA適合製品です。本製品に適用しているイミュニティに関する適合規格は、EN 61000-6-2ですが、この規格に適合するためには、電源、入/出力線などすべての配線長をそれぞれ10m未満とする必要があります。
- 本製品が使用不能または不要になった場合は、産業廃棄物として適切な廃棄処理を行なってください。



