ミューティングユニット SRB202MSL(終了品)
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回路・接続
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使用上のご注意
受注終了
終了時期
2021年03月31日
代替商品のご案内や終了商品の詳細につきましては、下記をご覧ください。
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受注終了情報
------------------------------ Tab2 showing ------------------------------
仕様
種類 | 制御カテゴリ4 | ||
---|---|---|---|
型式名 | SRB202MSL | ||
規格 | EN ISO 13849-1(カテゴリ4、PLe)、IEC 61508(SIL3)、 IEC/EN 60204-1、IEC 60947-5-3 | ||
制御カテゴリ | 4に対応可能 | ||
電源電圧 | 24V DC+20-15% リップルP-P10%以下 | ||
消費電力 | 5.6W以下(センサやミューティングランプの消費電力は除く) | ||
ヒューズ定格 | 内蔵電子ヒューズ、遮断電流1.25A以上、1s後にリセット | ||
入 力 | ミューティングセンサ | ミューティング入力端子 ・ 半導体出力機器を接続する場合(注1) S12:PNPトランジスタ出力を接続 S22:NPNトランジスタ出力を接続 ・ 接点出力機器を接続する場合 S11-S12、S22-S23:NO接点を接続 | |
2個の入力の時間差 | 2.5秒以内 | ||
入力端子間の許容抵抗値 | 40Ω以下 | ||
セーフティセンサ | OSSD入力端子 X13、X23:PNPトランジスタ出力を接続 | ||
安全出力(注2) | NO接点×2(13-14、23-24) | ||
使用カテゴリ | DC-13(EN 60947-5-1) | ||
定格動作電流(Ie)/ 定格動作電圧(Ue) | 2A/24V DC 抵抗負荷にて (誘導負荷の場合は接点保護時)(注3) | ||
接点材質/接点 | 銀酸化すず(AgSnO)、銀ニッケル(AgNi)/セルフクリーニング、強制ガイド式 | ||
接点接触抵抗 | 100mΩ以下(初期値) | ||
接点保護ヒューズ定格 | 4A(スローブローヒューズ) | ||
機械的寿命 | 1,000万回 | ||
動作時間 | Type. 200ms以下 | ||
応答時間(復帰時間) | Typ. 17ms/20ms以下 | ||
補助出力 | PNPトランジスタ出力 ・L54:補助出力(ミューティング異常出力) ・L84:ミューティングランプ切れ出力 | ||
最大流出電流 | 50mA以下 | ||
短絡保護 | - | ||
ミューティングランプ出力 | ミューティングランプ用の出力(LA1-LA2) | ||
供給電流 | 150mA~0.5A/24V DC | ||
ランプ定格(1個あたり) | 1.2W~6W | ||
ヒューズ定格 | T 0.5A(F2、F3)(内蔵) | ||
ランプ切れモニタ | 装備 | ||
表 示 灯 | 電源表示灯(UB) | 緑色LED(電源投入時点灯) | |
電源表示灯(Ui) | 緑色LED(電源投入時かつ内蔵ヒューズ正常時点灯) | ||
リレー動作表示灯 (K1、K2、K3、K4、K5) | 緑色LED(K1、K2、K3、K4、K5リレー動作時点灯) | ||
ミューティング表示灯(LA) | ミューティング動作時点灯 | ||
過電圧カテゴリ | III[UL 840] | ||
空間距離/沿面距離 | 4kV/2[DIN VDE 0110-1(04.97)] | ||
汚損度 | 2 | ||
耐 環 境 性 | 保護構造 | ケース:IP40、端子部:IP20(EN 60529) | |
使用周囲温度 | -25~+60℃(注3)、保存時:-40~+85℃ | ||
耐振動 | 10~55Hz 複振幅0.35mm[EN 60068-2-6] | ||
ケース材質 | グラスファイバ強化熱可塑性樹脂 | ||
接続方式 | 着脱式セルフアップビス端子 | ||
配線ケーブル | 単線:0.25~2.5mm2 同径の線を2本接続する場合:0.25~1.5mm2 [より線またはフェルール(スリーブ)端子含む] | ||
取り付け | 35mm幅DINレールに適合(EN 50022) | ||
端子部表示 | DIN EN 50005/DIN 50013 | ||
PFHD | 5.0×10-9/h(年間最大36,500開閉サイクルと最大60%負荷時) | ||
使命時間 | 20年 | ||
質量 | 400g |
(注1):トランジスタ入力の場合、ミューティングセンサとSRB202MSLの電源を共通にしてください。
(注2):誘導負荷(例えばコンタクタ、リレーなど)を接続する際は、アークキラーなど適切な保護回路をご使用ください。
(注3):使用周囲温度が+45℃以上の環境下で使用する場合は、電流制限があるため「ディレーティング」の項をご参照ください。
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寸法図
- 単位mm
SRB202MSL
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回路・接続
接続例
[制御カテゴリ4まで対応可能]
ミューティングセンサ4台(リミットスイッチ等)と2チャンネルPNP半導体出力機器(セーフティライトカーテン等)の配線例
- ミューティングセンサ回路の断線と地絡を検知します。
- ミューティングセンサ回路の交差短絡を検知します。
- 接続例は、非通電状態を表しています。
- マスタリセット(Master-Reset)ボタンには、モーメンタリ式のスイッチをご使用ください。
- 監視対象のミューティングランプは、LA1とLA2の間に接続し、1個または 2個接続してください。ミューティングランプが接続されていないと動作しません。
- 端子X1-X2間は必ずジャンパしてください。
- 半導体出力のミューティングセンサを接続する場合は、S1・S3にPNP出力タイプ、S2・S4にNPN出力タイプを接続してください。
- 半導体出力のESPE(セーフティライトカーテンなど)を接続する場合は、PNP出力タイプをご使用ください。
タイムチャート
(注1):ミューティング終了時、ミューティングセンサ入力の立ち下がりのタイミングが同時の場合でもL54の補助出力が約50msの間ONします。詳細については、「使用上のご注意」ページ内“補助出力”をご参照ください。
耐圧防爆型セーフティライトカーテンBSF4-AH80およびミューティングセンサとの接続例(制御カテゴリ4)
ミューティングセンサ :
PNP出力タイプビームセンサ1台
NPN出力タイプビームセンサ1台
- ミューティングセンサ回路の断線と地絡を検知します。
- ミューティングセンサ回路の交差短絡を検知します。
(注1):2台のミューティングセンサの光軸が交わる点を、セーフティライトカーテンの光軸より危険領域側になるように設置します。
- 監視対象のミューティングランプは、LA1とLA2の間に1個または2個接続してください。ミューティングランプが接続されていないと動作しません。また、ミューティングランプの1個が故障した場合、電流を監視していますので、ランプ切れ出力L84で警告することができます。
- 半導体出力のミューティングセンサを接続する場合は、S1にPNP出力タイプ、S2にNPN出力タイプを接続してください。
- 半導体出力のESPE(セーフティライトカーテンなど)を接続する場合は、PNP出力タイプをご使用ください。
(注1):上図は手動リセットの場合です。自動リセットで使用する場合は、X2へ接続している配線をX3へ配線し直してください。この場合、リセット(RESET)ボタンは不要です。
(注2):リセット(RESET)ボタンには、モーメンタリ式のスイッチをご使用ください。
タイムチャート
- ミューティングセンサ :
PNP出力タイプビームセンサ2台
NPN出力タイプビームセンサ2台
タイムチャート
(注1):ミューティングセンサS1がOFFする前にミューティングセンサS3がONすること、かつ、ミューティングセンサS2がOFFする前にミューティングセンサS4がONすることが、ミューティング制御成立の条件です。
ミューティングセンサ : リミットスイッチ4台
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使用上のご注意
マスタリセット入力(オーバーライド機能)の配線例
- X1-MR端子間にマスタリセットボタンを接続します。
- マスタリセットボタンを使用することにより、安全機能を強制的に無効化(オーバーライド)することができます。立ち上がり信号で機能が有効になります。
- マスタリセットボタンには2個のモーメンタリスイッチ(両手操作)、もしくはキースイッチ(安全管理者によるオーバーライド機能の始動)などを接続し、安全を確保してください。
- マスタリセットボタンは危険領域の外側で、かつ対象とする危険領域が見渡せる位置に設置しなければなりません。
(注1):両手押ボタンスイッチまたはキースイッチ。
オーバーライド機能とは
- 本装置を任意的な外部入力により強制的にミューティング状態にします。通常のミューティング動作中に瞬時停電などによりラインが停止した場合に使用します。
以下の条件を満足したとき、オーバーライド機能が有効になります。- ミューティングランプが接続されていること。
- ミューティングセンサ入力S11-S12、S22-S23の両方に信号の入力があること。
- マスタリセット(Master-Reset)ボタンによりX1-MR間が短絡されていること。
タイムチャート
(注1):マスタリセットの入力は立ち上がりで動作します。
補助出力(ミューティング異常出力)(L54)
2個のミューティングセンサの入力が2.5秒以内に入力されず、ミューティング状態にならなかった場合に出力します。
タイムチャート
(注1):ミューティングセンサの入力がOFFになったときに、タイムチャートのようにL54にパルスが発生します。PLCなどに接続する場合は、ミューティング終了時のL54の出力を無視するなどの設定をしてください。
L54のパルス幅
・A=0ms 約50ms
・A>0ms 約(A+50)ms
A:2個のミューティングセンサ入力がOFFする時間差
ミューティングランプ切れ出力(L84)
接続された2個のミューティングランプの、片方の故障を知らせることができます。作業現場の都合の良い時(ライン停止時など)に故障したミューティングランプを交換できますので、単純な「ランプ切れ」によるライン停止を防ぐことができます。
タイムチャート
(注1):ミューティングランプ切れ出力は、使用するランプの定格による設定が必要です。下記「ミューティングランプ切れ出力(L84)の設定」を参照のうえ設定してください。
ミューティングランプ切れ出力(L84)の設定
・以下の手順により出力L84の電圧値を設定します。
- 本製品の前面カバーを開けます。カバー上下の凹み部分にマイナスドライバを挿入して少し持ち上げると開けることができます。
- 正しく配線されていることを確認したのち本製品に電源(A1、A2への24V DCのみ)を投入します。次にミューティングランプ(消費電流50mA以上、250mA以下)の1個目を出力LA1-LA2端子間に接続します。
- 本製品をミューティング状態にします。(2.5秒以内にS1、S2を操作します。)
- 接続したミューティングランプの点灯を確認します。
- L84-0V間の電圧を測定します。出力L84の電圧が24V DCから0Vに変化するまで内部のボリウムを回します。ボリウムを回し戻して24V DCになるように微調整し、もう少し回し戻します。
- 2個目のミューティングランプを1個目と並列に出力LA1-LA2端子間に接続します。両方のミューティングランプの点灯を確認します。出力L84の電圧が0Vであることを確認します。
ミューティングランプについて
- 本製品のミューティングランプの故障検出は、ミューティングランプに使用するランプの消費電力の監視により機能します。ミューティングランプに使用する「ランプ」は、消費電流が1個あたり50mA以上、250mA以下のフィラメントタイプの電球を選定してください。また本製品はミューティングランプを接続しないと動作しません。
- LEDやネオンランプは「非点灯かつ消費電流がある」故障モードを持つため、本製品により故障検出ができない場合があります。
- 2個のミューティングランプを接続し、併せてミューティングランプ切れ出力のご使用を推奨します。1個のみの接続の場合は、単なるランプ切れがラインの停止につながります。
- ミューティングランプはミューティングするESPE(セーフティライトカーテンなど)を取り付けた機械のオペレータが作業する場合、およびミューティングの調整が行なわれる所から用意に視認できるような場所に配置してください。
ミューティング機能
- 誤ったミューティング制御の使用は重大な事故につながります。ミューティング制御をよくご理解の上、正しくご使用ください。ミューティング制御については、以下のような国際規格に要求事項があります。
ISO 13849-1(EN ISO 13849-1/JIS B 9705-1)
IEC 61496-1(ANSI/UL 61496/JIS B 9704-1)
IEC 60204-1(JIS B 9960-1)
EN 415-4
ANSI B11.19
ANSI/RIA R15.06 - ミューティング制御はマシンサイクルの危険でない間にご使用ください。ミューティング制御中の安全性は他の方法で保持してください。
- ワークが通過するときにミューティング制御が有効になるアプリケーションの場合、ワークとともに、またはワークが通過していないときに、人の侵入によりミューティング制御の条件が成立しないようにミューティングセンサを配置してください。
- ミューティング制御は、メンテナンス時に危険領域内で人が作業する目的で使用することはできません。別途IEC60204-1(JIS B 9960-1)「機械の電気装置 : 第1部・一般要求事項」の9.2.4「安全防護の中断」に従う安全手段を備える必要があります。
- 本製品を設置する国や地域の法規、規格や規制に適合する人体保護のための製品(セーフティライトカーテン等)と組み合わせてご使用ください。適合しない製品(エリアセンサ等)との組み合わせではできません。
- ミューティングランプは、設定および調整を行なう作業者から常に見える位置に設置してください。
- ミューティング機能を使用する前に動作確認を必ず行なってください。また、ミューティングランプの状態(汚れや明るさなど)も確認してください。
表示灯の名称と機能
配線
- 配線用端子台へ配線する際の締め付けトルクは、0.6N・mとしてください。
ディレーティング
- 安全出力(13-14、23-24)のディレーティンググラフです。
その他
- 本製品は、SCHMERSAL社製品です。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 本カタログに記載された内容は、製品の改良などのために予告なく変更することがあります。
- ユニットのかん合部には、安全シールが貼付されています。このシールを剥がしたり、破損した場合には、ユニット自体が安全機器としては認められません。ご注意ください。
- EMC指令、低電圧指令に適合した電源ユニットをご使用ください。
(欧州で使用する場合) - CLASS2対応の電源ユニットをご使用ください。(北米で使用する場合)
- 電源投入時の過渡的状態(約2s)を避けてご使用ください。
- 使用電源にサージが発生する場合は、発生源にサージアブソーバを接続してサージを吸収してください。
- 蒸気、ホコリ等の多い所や水、薬品等がかかるところ、腐食性ガス等の雰囲気での使用は避けてください。
- シンナーなどの有機溶剤や、水、油脂などがかからないようにご注意ください。
- 制御盤内で使用し、屋外では使用しないでください。
- 密閉された制御盤内での使用は、本製品の発熱により使用周囲温度の定格を超える可能性があります。放熱を考慮した制御盤内で使用してください。