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基本情報
機械安全および安全方策における課題は
キー付セーフティドアスイッチで解決!
UL/C-UL,CE,TUV,UKCAを取得しています。
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制御カテゴリ:制御カテゴリ4まで対応可能
(制御カテゴリは、外部回路の構成と配線により異なります。)
特長
機械安全および安全方策における課題は
キー付セーフティドアスイッチで解決!
キー付セーフティドアスイッチSG-B2シリーズは、キーでドアを施錠・解錠します。
危険区域内にキーを持ち込んでいる間はセーフティドアスイッチがロックせず、装置も停止状態なので、危険区域内の閉じ込め防止や、装置の起動を防止し、作業者の安全を確保します。
ホステージ制御※
装置やロボットは防護扉(ガード)により危険源が隔離されています。
作業者はキーでドアロックを解除、装置を起動不可の状態とした後、そのキーを抜いて危険区域に持込み作業します。
作業者が扉の外に出てキーでロック状態にしない限り装置も停止状態なので、キーを持っている作業者は危険区域内でも安全に作業できます。
※ホステージ制御 :上記のような使い方をすることから、このキーを「ホステージ(hostage:人質)キー」と呼び、ホステージキーを使った作業者の安全確保の方法を「ホステージ制御」と呼んでいます。
省エネ・電源不要
扉の施錠・開錠はキー操作で行ないますので、セーフティドアスイッチへの電源供給は不要です。
操作ヘッド部外れ検出機能装備
操作ヘッド部の取付方向変更時など操作ヘッド部を外している時に、モニタ回路(41-42)がOFFとなる"操作ヘッド部外れ検出機能"を搭載しました。
通常のキー操作では同じ動作となるモニタ回路(41-42)とモニタ回路(51-52)が操作ヘッド部を外すと、不一致(41-42:OFF、51-52:ON)となります。
この接点の不一致状態を利用することで操作ヘッド部の外れを検出することができます。
(注1):操作ヘッド部外れ検出機能は直接回路動作機能ではありません。
キーはセキュリティ性の高い ピンタンブラー構造を採用
裏面ロック解除ボタン付タイプを用意
裏面ロック解除ボタンタイプは、万が一危険区域内に作業者が残された場合でも扉のロックを解除できます。
全機種ケーブル引き出しタイプ
アース配線不要の二重絶縁構造
機械安全のための組み合わせ例
セーフティコントローラは、ISO 13849-1のPLeに対応した安全回路ロジックを内蔵し、様々な装置に対応する安全回路がプログラム作成不要で、簡単に構築できます。
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種類・価格
キー付セーフティドアスイッチ
アクチュエータは、ドアスイッチ本体には付属されていません。必ず別売のアクチュエータをご購入ください。
裏面ロック 解除ボタン | 接点構成 (注1) | ケーブル長 | キー抜け仕様 | 型式名 (注2) | 標準価格 <税別> |
---|---|---|---|---|---|
なし | 5m | A 全抜け | SG-B2-K2AC-5 | 各 22,000円 | |
B UNLOCK時抜け | SG-B2-K2BC-5 | ||||
C LOCK時抜け | SG-B2-K2CC-5 | ||||
5m | A 全抜け | SG-B2-K2AD-5※ | 各 22,000円 | ||
B UNLOCK時抜け | SG-B2-K2BD-5※ | ||||
C LOCK時抜け | SG-B2-K2CD-5※ | ||||
あり | 5m | A 全抜け | SG-B2-K2AD-L5※ | 各 25,700円 | |
B UNLOCK時抜け | SG-B2-K2BD-L5※ | ||||
C LOCK時抜け | SG-B2-K2CD-L5※ |
(注1):接点構成は、アクチュエータが挿入され、ロックがかかった状態を示します。
キー操作によるLOCK、UNLOCK位置は下図のとおりです。
(注2):型式名から"-"を取って、頭に"U"を付けるとご注文品番となります。
※印の機種の納期については、お問い合わせください。
アクチュエータ
アクチュエータは、ドアスイッチ本体には付属されていません。必ず別売のアクチュエータをご購入ください。
品名 | 内容 | 型式名 (注1) | 標準価格 <税別> |
---|---|---|---|
ストレートタイプ | 本製品使用時のアクチュエータ引張強度は、1,400Nです。 | SG-K21 | 460円 |
ストレートタイプ (クッションゴム付) | SG-K21A | 720円 | |
スライドタイプ | SG-K21S | 11,100円 | |
Lタイプ | SG-K22 | 460円 | |
Lタイプ(クッションゴム付) | SG-K22A | 720円 | |
水平/垂直可動タイプ | 本製品使用時のアクチュエータ引張強度は、500Nです。 | SG-K24 | 1,500円 |
(注1):型式名から"-"を取って、頭に"U"を付けるとご注文品番となります。
(注2):キー付セーフティドアスイッチSG-B2シリーズを開き扉に使用する場合、使用可能な扉の最小半径については、使用上のご注意をご参照ください。
SG-K21
SG-K21A
SG-K21S
SG-K22
SG-K22A
SG-K24
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オプション
品名 | 型式名 (注1) | 標準価格 <税別> |
---|---|---|
パドロックハスプ (注2) | SG-PH2 | 3,500円 |
取付プレート(アルミフレーム取付用) | MS-SG-21 | 5,800円 |
フレーム用裏面手動ロック解除ボタンキット (注3) | MS-SG-22※ | 6,500円 |
MS-SG-23※ | 6,400円 |
(注1):型式名から"-"を取って、頭に"U"を付けるとご注文品番となります。
※印の機種の納期については、お問い合わせください。
(注2):適合する南京錠のシャックル径は、ø5.5~ø7.5mmです。
(注3):フレーム用裏面手動ロック解除ボタンキットの選定は、下表をご参照ください。
型式名 | 取付部※の厚み X |
---|---|
裏面ロック解除ボタン付タイプ SG-B2-K2□D-L5を 直接取り付ける場合 | |
MS-SG-22 | 33 < X ≦ 43 |
MS-SG-23 | 23 < X ≦ 33 |
※取付部とは、製品を取り付けるフレームまたはパネルです。
パドロックハスプ
SG-PH2
取付プレート(アルミフレーム取付用)
MS-SG-21
フレーム用裏面手動ロック解除ボタンキット
MS-SG-22
MS-SG-23
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仕様
品名 | キー付セーフティドアスイッチ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | SG-B2シリーズ | ||||||
適用規格 | EN 60947-5-1、GS-ET-19 | ||||||
用途規格 | IEC 60204-1 / EN 60204-1、ISO 14119、EN ISO 14119、IEC 60947-5-1、 UL 508、CSA C22.2 No.14 | ||||||
適合規制 | CEマーキング〔機械指令(2006/42/EC)、RoHS指令〕、UKCAマーキング〔機械規則(2008 No.1597)、RoHS規則〕 | ||||||
標 準 使 用 状 態 | 使用周囲温度 | -25~+70℃(但し、結露および氷結しないこと)、 保存時:-40~+80℃ | |||||
使用周囲湿度 | 45~85%RH | ||||||
汚損度 | 3(内部2) | ||||||
標高 | 2,000m以下 | ||||||
インパルス耐電圧(Uimp) | 2.5kV | ||||||
定格絶縁電圧(Ui) | 250V(注1) | ||||||
定格通電電流(Ith) | 2.5A | ||||||
使用周囲温度: -25℃以上60℃未満 2.5A以下 60℃以上65℃未満 1.5A以下 65℃以上70℃以下 1.0A以下 | |||||||
定格使用電圧(Ue)/ 定格使用電流(Ie) | Ue | ||||||
30V | 125V | 250V | |||||
Ie | 交流 | 抵抗負荷(AC-12) | - | 2.5A | 1.5A | ||
誘導負荷(ACー15) | - | 1.5A | 0.75A | ||||
直流 | 抵抗負荷(DC-12) | 2.5A | 1.1A | 0.55A | |||
誘導負荷(DC-13) | 2.3A | 0.55A | 0.27A | ||||
操作頻度 | 900回/時 | ||||||
アクチュエータ操作速度 | 0.05~1.0m/s | ||||||
B10D | 200万 (ISO 13849-1、JIS B 9705-1 付属書C 表C.1による) | ||||||
機械的耐久性 | 100万回以上(GS-ET-19) 裏面ロック解除ボタン:3,000回以上(SG-B2-□-L5の場合) | ||||||
電気的耐久性 | 10万回以上(AC-12 250V 1A) 100万回以上(AC/DC24V 100mA) (操作頻度900回/時) | ||||||
感電保護クラス | Class II(IEC 61140)(注2)、2重絶縁 | ||||||
ロック時引き抜き強度 | 1,400N以上(GS-ET-19)(注3) (但し、SG-K24使用時は500N以上) | ||||||
直接開路動作ストローク | 11mm以上(アクチュエータ:SG-K21) 12mm以上(アクチュエータ:上記以外) | ||||||
直接開路動作力 | 80N以上 | ||||||
接触抵抗 | 700mΩ以下(ケーブル長5m、初期値) | ||||||
保護構造 | IP65(IEC 60529) | ||||||
耐衝撃 | 誤動作:100m/s2、 耐久1,000m/s2 | ||||||
耐振動 | 誤動作:10~55Hz、片振幅:0.35mm 耐 久:30Hz、片振幅:1.5mm | ||||||
条件付短絡電流 | 50A(250V) | ||||||
短絡保護装置 | 250V 10A 速断形ヒューズをお使いください。 | ||||||
材質 | ケース:PA66 | ||||||
ケーブル | UL style 2464、No.22 AWG 12芯 | ||||||
キー部 | 動作仕様 | 2ノッチ各位置停止 | |||||
機械的耐久性 | 10万回以上 | ||||||
挿抜耐久性 | 1万回以上 | ||||||
操作部強度 | 1.0N・m以上 | ||||||
直接開路動作力 | 0.6N・m以上 | ||||||
直接開路動作角度 | 60°以上 | ||||||
本体質量 | SG-B2-□-5:約680g、SG-B2-□-L5:約700g |
(注1):UL 認証定格:125V
(注2):SG-B2シリーズの内部回路間は基礎絶縁を確保しています。
それぞれの回路に安全超低電圧(略号:SELV)あるいは保護超低電圧(略号:PELV)の回路とそれ以外の回路(例えばAC230V回路)を両方同時に使用すると、SELVやPELVの要求仕様を満たさなくなります。
(注3):SG-B2シリーズのロック強度仕様は静荷重で1,400Nです。上記ロック強度仕様値を超える荷重が加わらないようにしてください。万一、SG-B2シリーズにロック強度仕様値を超える負荷が予想される場合は、別のロックなしセーフティスイッチ(SG-A1シリーズなど)やセンサなどによって扉の開放を検出して機械が停止するシステムを追加してください。
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寸法図
単位mm
SG-B2-K2□-5
ドアスイッチ
水平方向取付/ストレートタイプアクチュエータ(SG-K21)使用時
垂直方向取付/Lタイプアクチュエータ(SG-K22)使用時
(注1):2方向のアクチュエータ挿入口のうち、使用しない方の挿入口は、付属の角プラグで塞いでください。
(注2):セーフティスイッチの取り付けは、必ず取付穴寸法に従い、4点ねじ止め固定を行なってください。
SG-B2-K2□-L5
ドアスイッチ(裏面ロック解除ボタン付タイプ)
水平方向取付/ストレートタイプアクチュエータ(SG-K21)使用時
・取付部※の厚み(X):1~6mm
6 < X < 23mmの場合:ご使用できません。
23≦X≦43mmの場合: フレーム用裏面手動ロック解除ボタンキットをご使用ください。
※取付部とは、製品を取り付けるフレームまたはパネルです。
・裏面ロック解除用穴は、固定時にセーフティスイッチが横ズレしても、穴と連結リンクが接触しない穴径を記載しています。
(注1): 2方向のアクチュエータ挿入口のうち、使用しない方の挿入口は、付属の角プラグで塞いでください。
アクチュエータ取付基準
セーフティスイッチにアクチュエータを挿入したときの取付基準は、下図の ようにアクチュエータに取り付けた樹脂ストッパがセーフティスイッチ側面に軽くあたる位置です。
※ 樹脂ストッパは、アクチュエータ位置決めのための部品であり、固定した後は外してください。
SG-K21
アクチュエータ
ストレートタイプ
(注1): 樹脂ストッパは、アクチュエータ位置決めのための部品であり、固定した後は外してください。
SG-K22
アクチュエータ
Lタイプ
(注1): 樹脂ストッパは、アクチュエータ位置決めのための部品であり、固定した後は外してください。
SG-K21A
アクチュエータ
ストレートタイプ(クッションゴム付)
(注1): 樹脂ストッパは、アクチュエータ位置決めのための部品であり、固定した後は外してください。
※ 出荷時の取付ピッチは12mmです。
取付ピッチを20mmで使用される場合、クッションゴムを外側へずらしてご使用ください。
※ アクチュエータは(B)方向に自由度があります。
SG-K22A
アクチュエータ
Lタイプ(クッションゴム付)
(注1): 樹脂ストッパは、アクチュエータ位置決めのための部品であり、固定した後は外してください。
※ 取付ピッチ:12mm(出荷時)の場合、アクチュエータは(A)および(B)方向に自由度があります。
※ 取付ピッチ:20mmの場合、クッションゴムを外側へずらしてご使用ください。
この場合、アクチュエータは(B)方向に自由度があります。
SG-K21S
アクチュエータ
スライドタイプ
SG-K24
アクチュエータ
水平/垂直可動タイプ
(注1): 樹脂ストッパは、アクチュエータ位置決めのための部品であり、固定した後は外してください。
水平/垂直可動タイプアクチュエータの可動方向変更について
裏面の結合部品(白い樹脂部品)の取付位置により、アクチュエータの可動方向(水平可動/垂直可動)が決定されます。
可動方向に応じて結合部品を取り付けてください。
なお、結合部品の紛失にはご注意ください。結合部品がないと正しく動作しなくなります。
SG-PH2
パドロックハスプ(別売)
MS-SG-21
取付プレート(別売)
材質:A6063 アルマイト処理
質量:約180g
(注1):裏面ロック解除用穴は、固定時にセーフティスイッチが横ズレしても、穴と連結リンクが接触しない穴径を記載しています。
MS-SG-22
MS-SG-23
フレーム用裏面手動ロック解除ボタンキット(別売)
(注1):裏面ロック解除用穴は、固定時にセーフティスイッチが横ズレしても、穴と連結リンクが接触しない穴径を記載しています。
例: 上記取付プレートMS-SG-21を用いて□30mmフレームに取り付ける場合の取付部の厚み(X)は、X=10+30=40となりますのでMS-SG-22をご使用ください。
フレーム用裏面手動ロック解除ボタンキットの選定は、下表をご参照ください。
型式名 | 取付部※の厚み X |
---|---|
裏面ロック解除ボタン付タイプ SG-B2-K2□D-L5を 直接取り付ける場合 | |
MS-SG-22 | 33 < X ≦ 43 |
MS-SG-23 | 23 < X ≦ 33 |
※取付部とは、製品を取り付けるフレームまたはパネルです。
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使用上のご注意
- このWebサイトは製品を選定していただくためのガイドであり、ご使用にあたっては必ず製品に付属の取扱説明書をお読みください。
- 取り付け、取り外し、配線作業および保守・点検は必ず電源を切って行なってください。感電および火災の危険があります。
- セーフティスイッチと危険な動作をともなう負荷の間にリ レーを介在させる場合は、危険度合に応じてセーフティリレーなどを使用してリレーの二重化を行なってください(リスク査定の結果、要求される安全カテゴリに応じた安全回路の構築)。通常のリレーの場合には接点の溶着により安全の確保が損なわれる場合があります。
- セーフティスイッチと危険な動作をともなう負荷の間にプログラマブルコントローラ(PLC)を介在させないでください。PLCの誤動作により安全の確保が損なわれる場合があります。
- 分解、改造ならびにセーフティスイッチの機能を故意に停止させるようなことは絶対に行なわないでください。故障や事故の原因となります。
- アクチュエータは扉開閉時に身体へ接触しない箇所へ取り付けてください。傷害のおそれがあります。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 扉の種類に関わらず、セーフティスイッチを扉のストッパとして使用しな いでください。扉の終端部には機械的なドアストッパを設け、セーフティスイッチに過剰な力が掛からないようにしてください。
- 乱暴な扉の開閉などにより、セーフティスイッチに過剰な衝撃を与えない でください。セーフティスイッチに1,000m/s2以上の衝撃が加わると故障の原因となります。
- 異物・ホコリなどの多い場所でセーフティスイッチをお使いになられる場 合は、保護カバーを設けるなどにより、異物、ホコリなどがアクチュエータ挿入口からセーフティスイッチ内に入らないようにしてください。セーフティスイッチ内に多量の異物・ホコリなどが入ると、機械部分に影響を与える可能性があり、故障の原因となります。
- 使用しないアクチュエータ挿入口は、セーフティスイッチ付属の角プラグ で挿入口をふさいでください。
- ホコリ・湿気の多い場所、有機ガスが存在している場所、直射日光の当たる場所でのセーフティスイッチの保管は避けてください。
- 規定のアクチュエータ以外は使用しないでください。セーフティスイッチ 破損の原因となります。
- アクチュエータは切断、切削などの改造を行わないでください。故障の 原因となります。
- セーフティスイッチのふたは開けないでください。不必要に他のねじを 外しますとセーフティスイッチの故障につながります。
- セーフティスイッチのロック強度仕様は静荷重で1,400Nです。ロック強 度仕様値を超える荷重が加わらないようにしてください。万一、セーフティスイッチにロック強度仕様値を超える負荷が予想される場合は、別のロックなしセーフティスイッチやセンサなどによって扉の解放を検出し、機械が停止するシステムを追加してください。
- 扉の種類に関わらず、セーフティスイッチを扉のロック装置として使用し ないでください。ロック装置はフック金具を使った方法などにより別途設けてください。
- SG-K21A/SG-K22Aアクチュエータは、扉のガタツキなどにより、アクチュエータがセーフティスイッチ本体挿入口への誘い込み部に当たった場合の衝撃を軽減しますが、過度の衝撃は与えないでください。過度の衝撃は、故障の原因となります。また、クッションゴムは使用環境や使用条件により劣化するおそれがあります。変形やひび割れなどが発生した場合は、速やかに交換してください。
- 下図のようにキーが下方になるように取り付けないでください。衝撃などにより、キーが抜け落ちるおそれがあります。
ケーブルの取り扱い
- セーフティスイッチのケーブル締め付けコンジットを増締めしたり、ゆるめたりしないでください。
- ケーブルを曲げて配線する場合は、ケーブルの曲げ半径を30mm以上としてください。
- 配線時ケーブル末端部から水、油などが浸入しないようにしてください。
- ふたは開けないでください。不必要にねじをゆるめるとセーフティスイッチの故障につながります。
開き扉の最小半径
セーフティスイッチを開き扉に使用する場合、使用可能な扉の最小半径は下図のようになります。特に回転半径の小さい扉には水平/垂直可動タイプアクチュエータ(SG-K24)をご使用ください。
(注1):実際の開き扉においては、がたつきや中心位置のずれが考えられますので、ご使用前に必ず実機取り付けにて動作をご確認ください。
Lタイプアクチュエータ(SG-K22)使用時
<開き扉の中心をアクチュエータ取付面基準とした場合>
<開き扉の中心をセーフティスイッチ接触面基準とした場合>
Lタイプ(クッションゴム付)アクチュエータ(SG-K22A)使用時
<開き扉の中心をアクチュエータ取付面基準とした場合>
<開き扉の中心をセーフティスイッチ接触面基準とした場合>
水平/垂直可動タイプアクチュエータの角度調整について
- 角度調整ねじ(M3六角穴付止めねじ)の設定により、アクチュエータ角度の調整が可能です。
調整角度範囲:0〜20° - アクチュエータ角度が大きいほど開き扉の対応可能半径は小さくなります。アクチュエータを取り付けた後、一旦扉を開いて、アクチュエータの先端がセーフティスイッチのアクチュエータ挿入口に入るようにアクチュエータの角度を調整してください。
- アクチュエータ角度調整後は、角度調整ねじにねじロックなどの緩み止め処理を施してください。
水平/垂直可動タイプアクチュエータ(SG-K24)使用時
- 開き扉の中心をアクチュエータ取付面基準とした場合:70mm
- 開き扉の中心をセーフティスイッチ接触面基準とした場合:50mm
<開き扉の中心をアクチュエータ取付面基準とした場合>
<開き扉の中心をセーフティスイッチ接触面基準とした場合>
取り付け
- セーフティスイッチを固定された機械設備本体やガードへ、アクチュエータを可動扉に取り付けてください。
セーフティスイッチおよびアクチュエータの両方を可動扉に取り付ける使い方は避けてください。故障の原因になります。取り付けは下図を参考にしてください。
取付ねじ推奨締付トルク
・各ねじ部の推奨締付トルク
推奨締付トルク | |
---|---|
セーフティスイッチ本体取り付け(M4ねじ)(注1) | 1.8~2.2N・m |
アクチュエータ取り付け (SG-K21:M4ねじ2本)(注1) (SG-K21A/SG-K22A:M4ねじ2本(注1)(注2) (SG-K21S:M5ねじ)(注1) (SG-K22:M4十字穴付皿ねじ2本) (SG-K24:M4ねじ2本)(注1) | 1.8~2.2N・m 1.0~1.5N・m 4.5~5.5N・m 0.8~1.2N・m 1.0~1.5N・m |
ヘッド部取付ねじ(M3) | 0.9~1.1N・m |
裏面ロック解除ボタン取付ねじ(M3座金組込ねじ) | 0.5~0.7N・m |
(注1):左記の取付ねじ推奨締付トルクは、六角穴付ボルトにて確認した値です。他のねじを使用して推奨締付トルク値に満たない場合は、取り付け後の緩みなどについて充分ご確認ください。
(注2):SG-K21A/SG-K22Aアクチュエータは下図のように可動扉に添付のワッシャを使用し、2本のM4ねじで確実に固定してください。