使用上のご注意
ラバープロファイルにおける移動量/力
- 下記のグラフは、セーフティエッジセンサの移動量S(ラバープロファイルのつぶれ量)と、障害物に与える力F(N)の関係を示しています。但し、セーフティエッジセンサが100mm/sで移動中、ラバープロファイルが障害物により動作量Saまでつぶれたとき、安全出力がOFF(開)し、その後セーフティエッジセンサはブレーキがかかり、10mm/sにスローダウンしたと仮定します。
専用コントローラSE-400C使用時
移動量/力 | Sa(mm) | Fa(N) | Sa(mm) | Fa(N) | Sn(mm) | Fn(N) |
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セーフティエッジセンサ移動速度 | 100mm/s | 40mm/s | 10mm/s |
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SE-P40-□ | - | - | 9.7 | 88 | 24 | 250 |
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27 | 400 |
29 | 600 |
SE-P70-□ | 9.1 | 23 | - | - | 51 | 250 |
---|
53 | 400 |
54 | 600 |
専用コントローラSE-100C使用時
移動量/力 | Sa(mm) | Fa(N) | Sn(mm) | Fn(N) |
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セーフティエッジセンサ移動速度 | 100mm/s | 10mm/s |
---|
SE-P40-□ | 9 | 92 | 24 | 250 |
---|
27 | 400 |
29 | 600 |
SE-P70-□ | 8 | 22 | 51 | 250 |
---|
53 | 400 |
54 | 600 |
検出時
<セーフティエッジ移動速度
100mm/sまたは40mm/s>
動作量Sa : 障害物を検出するラバープロファイルのつぶれ量
動作力Fa : 障害物を検出したときの障害物に与える力
ブレーキ後
<セーフティエッジ移動速度
10mm/s>
動作量Sn : ブレーキ後、停止するまでのラバープロファイルの総つぶれ量
動作力Fn : 停止したときの障害物に与える力
有効感圧領域
- セーフティエッジセンサが検知可能な範囲“有効感圧領域”は、下記の通りです。不感帯を考慮して設置してください。
SE40タイプ
α : 2×45° (有効感圧角度)
β : 90° (ラバープロファイルの中心軸)
SE70タイプ
α : 2×45° (有効感圧角度)
β : 90° (ラバープロファイルの中心軸)
配線
- 接続する機器のリード線がより線の場合は、必ずフェルール(スリーブ)端子を装着して接続してください。より線を端子に直接接続しないでください。
- 配線用端子台に配線する際の締め付けトルクは、0.5N・mとしてください。
取り付けについて
- 専用コントローラのパネルへの取り付けは、35mm幅DINレールを使用します。
- 使用する長さにアルミプロファイルを切断し、断面のバリを取り除いてください。ラバーハサミSE-SC(別売)または鋭いナイフにて使用する長さにラバープロファイルを切断します。
- アルミプロファイルに固定するための穴をあけ、固定してください。
- アルミプロファイルにラバープロファイルを挿入するとき、市販の中性洗剤を潤滑剤として使用すると挿入し易くなります。
- ラバープロファイルの片側から両方のケーブルを出してください。ラバープロファイルの大きな穴を通してケーブルを片側より取り出します。
- ラバープロファイルに投光器(灰色)および受光器(黒色)を差し込んでください。
(注1) : 投光器と受光器は、ケーブルを片側へ出すために長さが異なります。 - 必要に応じてエンドキャップSE-T40/SE-T70(別売)を本製品に差し込んでください。
- ラバープロファイルを曲げて使用する場合、有効感圧長さが短くなります。詳細については、お問い合わせください。
- 本製品の取り付けは、作業および事故防止の安全に関して詳しい専門技術者により行なってください。安全方策に関して、VDEや、地域の規則などに記述がありますので注意してください。
その他
- 本製品は、SCHMERSAL社製品です。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 本カタログに記載された内容は、製品の改良などのために予告なく変更することがあります。
- 本製品は、EN ISO 13856-2、EN 60947-5-1に適合します。
- 本製品は、EN ISO 13849-1の制御カテゴリ4(SE-400C接続時)、制御カテゴリ1(SE-100C接続時)を満足しています。用途によって選択してください。
- 本製品はドアストッパとしては使用できません。ドアストッパは、別途設置してください。
各部の名称と機能
SE-400C
SE-100C