マイクロ近接センサ[アンプ内蔵] GXL(終了品)

使用上のご注意

取り付け

GXL-8タイプ

• 締め付けトルクは、0.5N・m以下としてください。
• ナットを使用する取り付けの場合、取付穴はφ3.4mmとし、取付板の厚さにご注意ください。
  (付属取付ビス・ナットの場合、取付板の厚さは2.3mm以下としてください。)
• 付属取付ビス以外のビスを使用する場合、必ずM3のトラスビスをご用意ください。
  (サラビスやナベビスは使用しないでください。)

GXL-15タイプ

• 締め付けトルクは、1N・m以下としてください。
• MS-GXL15（別売センサ取付金具）またはナットを使用する場合の取付穴は、φ3.4mmとしてください。
• ビスやナット、座金は付属していませんので別途ご用意ください。
• 長距離タイプを磁性体（鉄など）に取り付ける場合は、付属のアルミシートまたはt0.3mm以上で大き さ30×39.5mm（GXL-15HLUタイプは30×30mm）以上のアルミ板をセンサと取付板の間に入れてご使用ください。非磁性金属（アルミなど）や絶縁体に取り付ける場合は必要ありません。
• MS-GXL15-2（別売センサ取付金具）を使用してセンサを取り付ける場合、検出部の近くに取付金具 を取り付けると、取付金具自体を検出してしまい、動作が不安定になります。必ず、センサの取付穴と取付金具の取付穴が横一直線になるように取り付けてください。

周囲金属の影響

• センサの近くに金属が接近している場合は、下記の値以上の間隔をあけてご使用ください。

フラットONタイプ

(注1):GXL-15FLUタイプは、絶縁体または非磁性金属に取り付けてください。磁性体（鉄など）に取り付ける場合は、付属のアルミシートを使用してください。

ヘッドONタイプ

(注1)GXL-15HLUタイプを絶縁体または非磁性金属に取り付けた場合、または付属のアルミシートを使用した場合、0mmとなります。

相互干渉について

• 複数の近接センサを並べて使用する場合は、干渉防止のため、以下に示す値以上の間隔をあけてください。

(注1):“I”タイプは異周波タイプです。

(注2):密着取り付けは、2台まで可能です。3台以上を等間隔で並べる場合、
“I”タイプと“I”の無いタイプを交互に並べ、Hの寸法は下記の値以上としてください。
GXL-8タイプ：5mm
GXL-15FU/15HUタイプ：7.5mm
GXL-15FLU/15HLUタイプ：30mm

検出距離について

• 仕様の検出距離は、標準検出物体に対する値です。非鉄金属を検出する場合には、下表の修正係数を乗じた値が検出距離となりますので、ご注意ください。
  また、検出物体が標準検出物体より小さい場合や、メッキされている場合も検出距離が変化しますので、ご注意ください。

  修正係数表

  	GXL-8タイプ	GXL-15FU タイプ	GXL-15HU GXL-15FLU GXL-15HLU タイプ
  鉄	1	1	1
  ステンレス （SUS304）	約0.82	約0.74	約0.75
  黄銅	約0.59	約0.53	約0.53
  アルミ	約0.57	約0.52	約0.51

その他

• 電源投入時の過渡的状態（50ms）を避けてご使用ください。

配線

• 電源への接続は、必ず負荷を介して行なってください。直接接続すると、短絡保護回路が働き、不動状態となります。
  （出力はOFF状態のまま、表示灯も点灯しません。）
  その場合、負荷を介して接続し直せば正常に動作します。また電源を逆接続した場合、負荷を介していないと破損しますのでご注意ください。
  

• 直列接続（AND回路）や並列接続（OR回路）にてご使用になる場合は、以下の点にご注意ください。
  

• センサの残留電圧は3Vです。負荷としてリレーを接続する場合は、リレーの感動電圧にご注意ください。
  （12Vリレーの場合、負荷として接続できないリレーがあります。）
  

CE適合のための使用条件

• 直線２線式タイプをCEマーキング適合品として使用する場合は、下記のような施工が必須となります。

  シールド（配管など）を電源0Vに接地してください。

  

  (注1):シールド（配管など）は、必ず絶縁処理を行なってください。