デジタルセンサ用上位通信ユニット SC-GU1-485
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使用上のご注意
基本情報

装置内外に点在したデジタルセンサ[FX-501(P)、FX-502(P)、LS-501(P)/403、DPS-401(P)/402(P)]およびアナログ入力ユニット(SC-A01/A02、SC-T1JA)の設定・入光量確認も、SC-GU1-485を使用することにより離れた場所から一括して行なえるため、装置の稼動管理や装置の立ち上げ・メンテナンス時の作業性が向上します。
(注1):出力信号をSC-GU1-485を経由してPLCなどに通信する場合に使用します。出力信号を直接PLCなどへ配線する場合はワンタッチケーブル[子ケーブル](CN-72-C□、CN-71-C□)をご使用ください。
上位機種(PLC)を選ばない高い汎用性

RS-485通信により、各社PLCなどに接続できる高い汎用性を実現しました。既存システムへの導入もPLCを変更することなく行なえます。
通信速度 57.6kbps
最速57.6kbpsの高速通信により、デジタルセンサの入光量や出力状態などを瞬時に確認できます。
最大31ノードまで直列接続可能
最大31ノードまで直列接続可能。センサを点在させたい場合やセンサを追加する際などにも柔軟に対応します。
省配線・省施工
デジタルセンサ最大16台(FX-500/LS-500シリーズを含む場合は12台)まで横連結可能。デジタルセンサの配線に省配線コネクタを使用することで、電源を一括で供給でき、出力信号をPLCなどへ通信することができますので、省配線・省施工が実現できます。[出力信号を直接PLCなどへ配線する場合はワンタッチケーブル(子ケーブル)をご使用ください。]
(省配線コネクタ使用時)

(ワンタッチケーブル使用時)

用途
PLC、パソコンを通じて、点在するデジタルセンサ[FX-501(P)、FX-502(P)、FX-301(P)/305(P)、LS-501(P)/403、DPS-401(P)/402(P)]およびアナログ入力ユニット(SC-A01/A02、SC-T1JA)の一括管理・設定が可能です。
種類・価格
システム構成
(注1) : FX-501(P)/502(P)、LS-501(P)のいずれかを含む場合は最大12台です。
(注2) : 出力信号をSC-GU1-485を経由してPLCなどに通信する場合に使用します。
(注3) : 出力信号を直接PLCなどへ配線する場合に使用します。
通信ユニット
種類 | 型式名 | 内容 | 標準価格 <税別> |
---|---|---|---|
メインユニット | SC-GU1-485 | RS-485通信により、PLCやパソコンを通じて、点在するデジタルセンサ[FX-501(P)/502(P)、LS-501(P)/403、DPS-401(P)/402(P)]およびアナログ入力ユニット(SC-A01/A02、SC-T1JA)の一括管理・設定が可能。1ユニットに最大16台までのデジタルセンサ/アナログ入力ユニットを連結できます。(注1) | 46,900円 |
(注) : FX-501(P)/502(P)、LS-501(P)のいずれかを含む場合は最大12台です。
エンドプレート
エンドプレートは、通信ユニットには付属されていません。必ず別売のエンドプレートをご購入ください。
形状 | 型式名 | 内容 | 標準価格 <税別> |
---|---|---|---|
![]() | MS-DIN-E | SC-GU1-485およびデジタルセンサ/アナログ入力ユニットをDINレール上で連結した後、両側からはさみ込むようにして固定します。必ずご使用ください。 | 560円 [2個セット] |
付属品を別途お求めになる場合の標準価格〈税別〉
SC-GU1-EU(エンドユニット): 4,900円
SC-GU1-CC02(リンクケーブル): 4,000円
CN-73-C2(ワンタッチケーブル): 1,600円
仕様
種類 | メインユニット | |
---|---|---|
型式名 | SC-GU1-485 | |
適合デジタルセンサ / 適合アナログ入力ユニット | FX-501(P)、FX-502(P)、LS-501(P)、LS-403、DPS-401(P)、DPS-402(P)、SC-A01、SC-A02、SC-T1JA | |
接続台数 | 1台のSC-GU1-485につき最大16台のデジタルセンサ/アナログ入力ユニット (注2) | |
ノード数 | 最大31ノード | |
電源電圧 | 24V DC±10% リップルP-P10%以下 | |
消費電流 | 45mA以下 (SC-GU1-EUは10mA以下) | |
通信方式 | 2線式半二重方式 | |
通信スピード | 57,600bps / 38,400bps / 19,200bps / 9,600bps ディップスイッチにて選択 | |
同期方式 | 調歩同期方式 | |
電気的特性 | EIA RS-485準拠 | |
総延長距離 | 通信ケーブル:SC-GU1-485 (終端)-PLC間100m以下 電源ケーブル:10m未満 | |
表 示 灯 | 電源(POWER) | 緑色LED (通電時点灯) |
通信(COMM) | 緑色LED (通信時点灯) | |
上位通信エラー(C.Err) | 赤色LED (PLC-マスタ間およびマスタ-スレーブ間の通信異常、コマンドエラー時点滅) | |
下位通信エラー(S.Err) | 赤色LED (メインユニット-センサ間の通信異常時点滅) | |
耐 環 境 性 | 使用周囲温度 | -10~+55℃ (連結台数4~7台時:-10~+50℃、連結台数8~16台時:-10~+45℃) (但し、結露および氷結しないこと)、 保存時:-20~+70℃ |
使用周囲湿度 | 35~85%RH、保存時:35~85%RH | |
耐電圧 | AC1,000V 1分間 充電部一括・ケース間 | |
絶縁抵抗 | DC250Vメガにて20MΩ以上 充電部一括・ケース間 | |
耐振動 | 耐久10~150Hz 複振幅0.75mmまたは最大加速度49m/s2 XYZ各方向2時間 | |
耐衝撃 | 耐久98m/s2 (約10G) XYZ各方向5回 | |
材質 | 本体ケース:耐熱ABS、コネクタキャップ:シリコーンゴム | |
質量 | 本体質量:約35g (SC-GU1-EUは約10g)、梱包質量:約120g | |
付属品 | SC-GU1-EU (エンドユニット):1台 CN-73-C2[ワンタッチケーブル (ケーブル長2m)]:1本 SC-GU1-CC02[リンクケーブル (ケーブル長0.2m)]:1本 |
(注1):指定のない測定条件は、使用周囲温度=+20℃です。
(注2):FX-501(P)/502(P)、LS-501(P)のいずれかを含む場合は最大12台です。
寸法図
単位mm
SC-GU1-485
メインユニット
SC-GU1-EU
エンドユニット(付属)
CN-73-C2
ワンタッチケーブル(付属)
SC-GU1-CC02
リンクケーブル(付属)
CN-701
省配線コネクタ(別売)
MS-DIN-E
エンドプレート(別売)
材質:ポリカーボネート
使用上のご注意
- 本製品は、人体保護用の装置には使用しないでください。
- 人体保護を目的とする装置には、OSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。
- デジタルセンサ用上位通信ユニットSC-GU1-485の通信コマンドなどの詳しい内容については、「製品仕様書」をご参照ください。
取り付け
- すべてのユニットを連結した後、必ず別売のエンドプレート(MS-DIN-E)で両端からはさみ込むようにして取り付けてください。
- デジタルセンサは、同一機種ごとにまとめて連結してください。
各部の名称と機能
メインユニット/SC-GU1-485
名称 | 機能 | ||||||||||||||||||||||||
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(1) | 電源表示灯(緑色) | 通電時点灯。 | |||||||||||||||||||||||
(2) | 通信表示灯(緑色) | 通信時点灯。 | |||||||||||||||||||||||
(3) | 上位通信エラー 表示灯(赤色)(注1) | PLC(デジタルセンサ)-マスタ間およびマスタ-ス レーブ間の通信異常、コマンドエラー時点滅。 | |||||||||||||||||||||||
(4) | 下位通信エラー 表示灯(赤色)(注1) | メインユニット-デジタルセンサ間の通信異常時点滅。 | |||||||||||||||||||||||
(5) | アドレス設定用 ディップスイッチ | ![]() (図は工場出荷状態)
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(6) | 通信設定用 ディップスイッチ | ![]() (図は工場出荷状態)
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(7) | リセットスイッチ | 設定の変更を有効にします。 | |||||||||||||||||||||||
(8) | 端子台コネクタ | 上位コントローラおよびメインユニット連結時に使用します。 |
(注1): 上位通信エラー表示灯(赤色)と下位通信エラー表示灯(赤色)が混在する場合は、各表示灯が交互に点滅します。
上位通信ケーブルの接続
- 配線は、必ず電源を切ってから行なってください。
- 通信ケーブルは、必ず指定のものをご使用ください。
- 通信距離は、仕様範囲内でご使用ください。
- メインユニット(SC-GU1-485)同士を連結する場合、最大31ノード接続することができます。下図のように、配線を行なってください。

- 電線加工寸法は、7mmにしてください。
- 端子台コネクタへ配線する電線の末端は、はんだメッキなどをしないでください。締め付けてあるビスが緩み配線が外れる場合があります。
- 電線固定用ビスの締め付けトルクは、0.5N・m以下としてください。
- 端子台コネクタが本体から抜けないようにフランジ部のビスも締め付けてください。そのときの締め付けトルクは、0.5N・m以下としてください。
- 通信ケーブルは、シールド付ツイストペアケーブルをご使用ください。
また、シールドはフレームグランド(F.G.)接続してください。
<推奨ケーブル>
住電日立ケーブル(株)製 JKPEV-S 1P×0.5SQ - フレームグランド(F.G.)端子は、ユニット内部に接続されていません。
- 終端ノードのメインユニットの通信設定用ディップスイッチ・終端切り換えは、必ずON側に設定してください。
終端ノード以外のメインユニットの通信設定用ディップスイッチ・終端切り換えは、必ずOFF側に設定してください。 - 終端のノードには、終端抵抗100Ωを設置してください。
(注1):メインユニットには、終端抵抗が内蔵されています。終端ノードのメインユニットは、必ず通信設定用ディップスイッチ・終端切り換えをON側へ設定してください。終端ノード以外のメインユニットは、必ず通信設定用ディップスイッチ・終端切り換えをOFF側へ設定してください。
配線
- 配線作業や増設作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
- 誤配線をすると、故障の原因となります。
- 電源入力はデジタルセンサを含め、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
- ユニット取り付け部周辺にノイズ発生源となる機器(スイッチングレギュレータ、インバータモータなど)をご使用の場合は、機器のフレームグランド(F.G.)端子を必ず接地してく ださい。
その他
- 電源投入時の過渡的状態(1s)を避けてご使用ください。
- 屋外で使用しないでください。
- 蒸気、ホコリなどの多い所での使用は避けてください。
- シンナーなどの有機溶剤や水、油、油脂が直接かからないようにご注意ください。
- 引火性、爆発性ガスの雰囲気中での使用はできません。
- 製品の分解・修理・改造などは、絶対にしないでください。