高速・高精度渦電流式デジタル変位センサ GP-X
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基本情報
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用途
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種類・価格
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オプション
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仕様
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寸法図
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回路・接続
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使用上のご注意
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基本情報

超高速サンプリング25μs
高分解能0.02%F.S.
さらに多彩なデータ収集・処理を新提案
Korean KC : GP-XC□(-P)のみ
特長
直線性±0.3%F.S.をステンレス・鉄で実現

直線性は、±0.3%F.S.を実現。しかも、ステンレスと鉄に対応していますので、ワークの材質に影響されない正確な測定が可能です。
また各材質(ステンレス・鉄・アルミ)に対応した特性をコントローラに入力済みですので、各材質に最適な設定を、切り換えてご使用いただけます。
25μs(40,000回/秒)の超高速サンプリングを実現
25μsの超高速サンプリングでワークの高速な変位も見逃しません。
0.07%F.S./℃の温度特性で温度変化に強い
センサヘッドとコントローラの組み合わせで、0.07%F.S./℃を実現。周囲温度の変化に強い、安定した微小変位測定が可能です。
分解能0.02%F.S.の高精度測定を実現
高分解能0.02%F.S.で、微小変位を高精度に測定します。
特に、0.8mm検出用センサヘッドGP-X3Sでは、0.16μmという超微小変位を判別することができます。(64回平均にて)
IP67Gのセンサヘッドバリエーション
超小型ø3.8mmの円柱型センサヘッドから、長距離検出用ø22mmセンサヘッドまで全6機種をラインアップ。しかもすべてのセンサヘッドは、IP67Gの耐油形です。
※ご使用の切削油に対する耐性につきましては、事前のご確認をお願いします。

施工性、メンテナンス性に優れたセンサヘッド

視認性に優れた、5桁2段の2色デジタル表示

測定値が設定範囲内(GO)の場合、下段に緑色でデジタル表示されます。設定範囲外の場合(HI、LO)は、上段に橙色でデジタル表示されます。表示部と表示色を変えることで、一瞬の判定表示も確実に視認することができます。
設定が簡単なデジタル入力表示

デジタル2段表示の採用により、各モードは設定項目を確認しながら数値設定ができます。また検出している状態でも、主な項目の設定を確認することができます。
20kHzの高速データ出力

出力測定データを高速でPLCに取り込むことができます。(サンプリング周期:20kHz)
※BCD出力ユニットGP-XBCDを使用する場合、コントローラのアナログ電圧出力は使用できません。
4種類のメモリ切換機能
測定時の設定データを、4種類メモリできます。ワークが変わる場合や段取り替え、多段階の検査などもスムーズに行なえます。
4種類の測定モードを用意
よく使用されるアプリケーションに対応した、測定モードを用意しました。このため、設定値の入力がとてもスムーズに行なえます。ご使用になるアプリケーションに合わせて選択してください。
相互干渉防止機能

最大8台のコントローラを、干渉防止出力線でリンクして発振タイミングをずらすことで、センサヘッドの干渉を防止することができます。センサヘッドを密集して使用する場合でも、正確な測定ができます。
着脱式の端子台

着脱式のヨーロピアン端子台を装備。機械の分離・組立時やメンテナンス時に便利です。逆差し防止機構も装備しています。
RS-232C通信用コネクタを標準装備
パソコンへの測定データの取り込み、コントローラの各種設定入力やメモリの呼び出しなど、多彩な制御が可能です。
センサ間のデータリンクが可能
コントローラ間通信ユニットGP-XCOM(オプション)は、最大8台のコントローラをリンクし、各コントローラの設定/測定データを1本のRS-232Cケーブルでパソコンに取り込むことができます。
測定データの収集・分析に最適なインテリジェントモニタ(GP-XAiM)を用意
※Webサイトより無償ダウンロード。
※別途PC接続ケーブル : ANM81103が必要です。
各種測定条件の設定や測定値の波形表示のモニタリングが可能なインテリジェントモニタを用意しました。従来オシロスコープでしかできなかった波形のモニタリングや各種条件設定・機能設定のセーブ/ロードがパソコンで簡単に行なえます。
センサ間のデータ比較/演算が可能
リンクされた2台のコントローラ間での、測定データの和差演算、および演算結果に対する3値判定出力が可能です。演算機能装備により、デジタルパネルコントローラが不要となります。
------------------------------ Tab2 showing ------------------------------
用途



------------------------------ Tab3 showing ------------------------------
種類・価格
種類 | 形状(mm) | 検出距離 | セット型式名 (センサヘッド型式名) | 比較出力 | 標準価格 <税別> | |
---|---|---|---|---|---|---|
センサヘッド | コントローラ | |||||
円 柱 型 セ ン サ ヘ ッ ド | ![]() | ![]() | 0~0.8mm | GP-XC3S (GP-X3S)(注1) | NPNトランジスタ オープンコレクタ | オープン |
GP-XC3SE (GP-X3SE)(注2) | ||||||
GP-XC3S-P (GP-X3S)(注1) | PNPトランジスタ オープンコレクタ | |||||
GP-XC3SE-P (GP-X3SE)(注2) | ||||||
![]() | 0~1mm | GP-XC5S (GP-X5S)(注1) | NPNトランジスタ オープンコレクタ | |||
GP-XC5SE (GP-X5SE)(注2) | ||||||
GP-XC5S-P (GP-X5S)(注1) | PNPトランジスタ オープンコレクタ | |||||
GP-XC5SE-P (GP-X5SE)(注2) | ||||||
![]() | 0~2mm | GP-XC8S (GP-X8S) | NPNトランジスタ オープンコレクタ | |||
GP-XC8S-P (GP-X8S) | PNPトランジスタ オープンコレクタ | |||||
ネ ジ 型 セ ン サ ヘ ッ ド | ![]() | 0~2mm | GP-XC10M (GP-X10M) | NPNトランジスタ オープンコレクタ | ||
GP-XC10M-P (GP-X10M) | PNPトランジスタ オープンコレクタ | |||||
![]() | 0~5mm | GP-XC12ML (GP-X12ML) | NPNトランジスタ オープンコレクタ | |||
GP-XC12ML-P (GP-X12ML) | PNPトランジスタ オープンコレクタ | |||||
![]() | 0~10mm | GP-XC22KL (GP-X22KL) | NPNトランジスタ オープンコレクタ | |||
GP-XC22KL-P (GP-X22KL) | PNPトランジスタ オープンコレクタ |
(注1):セット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)およびセンサヘッドGP-X3S、GP-X5Sは、輸出貿易管理令(輸出令)別表第1 2項(12)2に該当します。
またセット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)は、コントローラの内蔵プログラムが外国為替令(外為令)別表 2項(1)に該当します。
よって、本システムを日本国外へ輸出または持ち出す場合は、外国為替および外国貿易法(外為法)の規定により経済産業大臣の許可が必要です。
(注2):輸出貿易管理令(輸出令)別表第1 2項(12)2に該当しない製品です。
・コントローラのみの販売は、ありません。
・センサヘッドの交換は、セット型式名と同一のセンサヘッドのみ可能です。異なるセンサヘッドとの使用はできません。
------------------------------ Tab4 showing ------------------------------
オプション
品名 | 型式名 | 内容 | 標準価格 <税別> | |
---|---|---|---|---|
BCD 出力ユニット | GP-XBCD | 測定値を、BCDデータで高速出力するユニットです。 ・サンプリング周波数:20kHz | オープン | |
BCD 出力ユニット用 片側コネクタ付 ケーブル | GP-XBCC3 | 長さ3m | BCDデータ出力ユニット用ケーブルです。 ・26芯片側コネクタ付ケーブル | |
コントローラ間 通信ユニット | GP-XCOM | 最大8台のコントローラをリンクすることができます。 | ||
コントローラ間 通信ユニット用 リンクケーブル | SL-F150 | 長さ150mm | コントローラ間通信ユニットをリンクするケーブルです。配線長をご確認の上、お選びください。 | 500円 |
SL-F250 | 長さ250mm | 500円 | ||
SL-F1000 | 長さ1,000mm | 800円 | ||
センサヘッド用 延長ケーブル | GP-XCCJ7 | 長さ7m | センサヘッドとコントローラ間を延長するコネクタ付ケーブルです。 | オープン |
センサヘッド 取付具 | MS-SS3 | GP-X3S用取付具 | 各180円 | |
MS-SS5 | GP-X5S用取付具 | |||
MS-SS8 | GP-X8S用取付具 | |||
PC接続ケーブル | ANM81103 | COMポートとPC(D-SUB:9ピン) 接続用 インテリジェントモニタ GP-XAiM使用時に必要です。 | オープン |
|
|
|
| ||||||
------------------------------ Tab5 showing ------------------------------
仕様
センサヘッド
種類 | 円柱型センサヘッド | ネジ型センサヘッド | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
0.8mm検出用 | 1mm検出用 | 2mm検出用 | 2mm検出用 | 5mm検出用 | 10mm検出用 | ||
型式名 | GP-X3S(E) | GP-X5S(E) | GP-X8S | GP-X10M | GP-X12ML | GP-X22KL | |
適合規制 | CEマーキング(EMC指令、RoHS指令)、UKCAマーキング(EMC規則、RoHS規則) | ||||||
検出範囲(注2) | 0~0.8mm | 0~1mm | 0~2mm | 0~2mm | 0~5mm | 0~10mm | |
標準検出物体 | SUS304/鉄(SPCC) 60×60×t1mm | ||||||
温度特性(注3) | 0.07%F.S./℃以下 | ||||||
耐 環 境 性 | 保護構造 | IP67(IEC)、IP67G(注6)、防浸形 | |||||
使用周囲温度 | -10~+55℃、保存時:-20~+70℃ | ||||||
使用周囲湿度 | 35~85%RH、保存時:35~85%RH | ||||||
耐電圧 | AC250V 1分間 充電部一括・ケース間 | ||||||
絶縁抵抗 | DC250Vメガにて20MΩ以上 充電部一括・ケース間 | ||||||
耐振動 | 耐久10~150Hz 複振幅0.75mm XYZ各方向2時間 | ||||||
耐衝撃 | 耐久500m/s2(約50G) XYZ各方向5回 | ||||||
材 質 | ケース | SUS303 | 黄銅(ニッケルメッキ) | ||||
ケーブル プロテクタ | - | PP | |||||
検出部 | ABS | PAR | ABS | PA | |||
ケーブル | コネクタ付高周波同軸ケーブル3m付(注4) | ||||||
ケーブル延長 | 別売の延長ケーブルにて全長10mまで延長可能 | ||||||
質量(注5) | 本体質量: 約40g | 本体質量: 約40g | 本体質量: 約40g | 本体質量: 約50g | 本体質量: 約45g | 本体質量: 約80g | |
付属品 | - | ナット:2個、歯付座金:1枚 |
(注1):指定のない測定条件は、使用周囲温度=+20℃です。
(注2):検出範囲は、標準検出物体に対する値です。
(注3):センサヘッドとコントローラを組み合わせたときの最大検出距離の20~60%の範囲における値です。
(注4):耐屈曲ケーブルタイプについては、お問い合わせください。
(注5):ネジ型センサヘッドの質量は、ナット・歯付座金を含んだ値です。
(注6):切削油の飛沫がかかる環境で使用される場合は、油に含まれる添加物等により劣化するおそれがあります。ご使用の切削油に対する耐性につきましては事前のご確認をお願いします。
製品の輸出について
セット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)およびセンサヘッドGP-X3S、GP-X5Sは、輸出貿易管理令(輸出令)別表第1 2項(12)2に該当します。
また、セット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)は、コントローラの内蔵プログラムが外国為替令(外為令)別表 2項(1)に該当します。
よって、本システムを日本国外へ輸出または持ち出す場合には、外国為替および外国貿易法(外為法)の規定により経済産業大臣の許可が必要です。
コントローラ
種類 | NPN出力 | PNP出力 | |
---|---|---|---|
セット型式名 | GP-XC□ | GP-XC□-P | |
適合規制および認証 | CEマーキング(EMC指令、RoHS指令)(注6)、UKCAマーキング(EMC規則、RoHS規則)(注6)、韓国無線規則(電波法KC) | ||
電源電圧 | 24V DC±10% リップルP-P 10%以下 | ||
消費電流 | 150mA以下 | ||
分解能(注2) | 0.02%F.S.(64回平均処理) [GP-XC3SE(-P)およびGP-XC5SE(-P)は0.04%F.S.(64回平均処理)] | ||
サンプリング周波数 | 40kHz(25μs) | ||
直線性(注2) | ±0.3%F.S.以内 | ||
温度特性(注3) | 0.07%F.S./℃以下 | ||
アナログ電圧出力(注4) | 出力電圧:-5~+5V(注5)、出力インピーダンス:約100Ω | ||
応答時間 | 75μs(最速) | ||
比較出力 (HI、GO、LO) | NPNトランジスタ・オープンコレクタ ・最大流入電流:100mA ・印加電圧:30V DC以下(比較出力-0V間) ・残留電圧: 1.6V以下(流入電流100mAにて) 0.4V以下(流入電流16mAにて) | PNPトランジスタ・オープンコレクタ ・最大流出電流:100mA ・印加電圧:30V DC以下(比較出力-+V間) ・残留電圧: 1.6V以下(流出電流100mAにて) 0.4V以下(流出電流16mAにて) | |
出力数 | HI/GO/LO 3値出力 | ||
出力動作 | HI:測定値>上限設定値でON、GO:上限設定値≧測定値≧下限設定値でON、 LO:下限設定値>測定値でON | ||
短絡保護 | 装備 | ||
外部入力 | フォトカプラ入力 ・入力電流:9mA以下 ・動作電圧:ON電圧17V以上(+24V-入力間) OFF電圧4V以下(+24V-入力間) ・入力インピーダンス:約5kΩ | フォトカプラ入力 ・入力電流:9mA以下 ・動作電圧:ON電圧17V以上(0V-入力間) OFF電圧4V以下(0V-入力間) ・入力インピーダンス:約5kΩ | |
シリアル入・出力 | RS-232C | ||
ゼロセット設定方式 | 押ボタン設定/外部入力設定 | ||
表 示 灯 | MODE | 橙色LED(モード状態にて点灯) | |
HI | 橙色LED(上限設定値を超えると点灯) | ||
GO | 緑色LED(上・下限範囲内にて点灯) | ||
LO | 橙色LED(下限設定値未満にて点灯) | ||
タイミング(TIMING) | 緑色LED(外部トリガまたは内部トリガのタイミングにて点灯) | ||
上段デジタル表示部 | 5桁橙色LED(上・下限範囲外にて数値表示) | ||
下段デジタル表示部 | 5桁緑色LED(上・下限範囲内にて数値表示) | ||
耐 環 境 性 | 使用周囲温度 | 0~+50℃(但し、結露しないこと)、保存時:0~+50℃ | |
使用周囲湿度 | 35~85%、保存時:35~85%RH | ||
耐振動 | 耐久10~55Hz 複振幅0.75mm XYZ各方向2時間 | ||
耐衝撃 | 耐久100m/s2(約10G) XYZ各方向5回 | ||
材質 | ケース:ポリカーボネート | ||
質量 | 本体質量:約120g | ||
付属品 | ATA4811(コントローラ取付枠):1セット |
(注1):指定のない測定条件は、使用周囲温度=+20℃です。
(注2):+25℃一定における値です。
(注3):センサヘッドとコントローラを組み合わせたときの最大検出距離の20~60%の範囲における値です。
(注4):BCD出力ユニットGP-XBCDを使用する場合、アナログ電圧出力は使用できません。
(注5):出荷時は、0~+5Vに調整されています。
(注6):EMC指令(2014/30/EU)/EMC規制(2016/1091)適合品として使用になる場合は、以下の対応を実施ください。
・コントローラは、電源から10m未満にしてください。
・コントローラに接続する信号線は、30m未満にしてください。
BCD出力ユニット
型式名 | GP-XBCD |
---|---|
消費電流 | 20mA以下 |
出力 (5桁BCD、極性、VALID) | Nチャネル-MOSFETオープンドレイン ・最大流入電流:50mA ・印加電圧:30V DC以下(出力-GND間) ・残留電圧:1V以下(流入電流50mAにて) |
ホールド入力 | 無電圧接点またはNPNトランジスタ・オープンコレクタ入力 ・Low:0~1V ・High:開放 |
材質 | ケース:ABS |
質量 | 本体質量:約30g |
付属品 | 取付金具(SUS304):1個 |
(注1):別売のBCD出力ユニット用片側コネクタ付ケーブル(GP-XBCC3:ケーブル長3m)で、制御機器と接続します。
(注2):BCD出力ユニット用片側コネクタ付ケーブル(GP-XBCC3)には、フェライトクランプをコネクタ付け根から10mmの位置にとりつけてください。
コントローラ間通信ユニット
型式名 | GP-XCOM |
---|---|
消費電流 | 5mA以下 |
材質 | ケース:ABS |
質量 | 本体質量:約20g |
付属品 | 取付金具(SUS304):1個 |
(注1):別売のコントローラ間通信ユニット用リンクケーブル(SL-F□)で、各GP-XCOMを接続します。
ソフトバージョンが異なるコントローラ間(Ver1.06以前とVer2.00以降)では通信できません。
正しい組み合わせでご使用ください。
------------------------------ Tab6 showing ------------------------------
寸法図
単位mm
GP-X3S
GP-X3SE
センサヘッド
GP-X5S
GP-X5SE
センサヘッド
GP-X8S
センサヘッド
GP-X10M
センサヘッド
GP-X12ML
センサヘッド
GP-X22KL
センサヘッド
コントローラ
パネルカット寸法
<BCD出力ユニット/コントローラ間通信ユニット非装着時>
(注1):パネルの厚さは1~5mmとしてください。
<BCD出力ユニット/コントローラ間通信ユニット装着時>
(注2): パネルの厚さは1~2.5mmとしてください。
GP-XBCD
BCD出力ユニット(別売)
コントローラ装着図
GP-XCOM
コントローラ間通信ユニット(別売)
コントローラ装着図
MS-SS3
MS-SS5
MS-SS8
センサヘッド取付具(別売)
材質 : 66ナイロン
記号 | MS-SS3 | MS-SS5 | MS-SS8 |
---|---|---|---|
A | 16 | 18 | 20 |
B | 9 | 10 | 11 |
C | 6.3 | 8.3 | 10.3 |
D | 4.9 | 6.1 | 6.5 |
適用センサヘッド型式名 | GP-X3S(E) | GP-X5S(E) | GP-X8S |
------------------------------ Tab7 showing ------------------------------
回路・接続
NPN出力タイプコントローラ
入・出力回路図
(注1):アナログ電圧出力に接続する機器は、入力インピーダンス1MΩ以上としてください。
※ 1
※ 2
メモリ切換入力
メモリNo. | メモリ切換1 | メモリ切換2 |
---|---|---|
0 | High | High |
1 | Low | High |
2 | High | Low |
3 | Low | Low |
PNP出力タイプコントローラ
入・出力回路図
(注1):アナログ電圧出力に接続する機器は、入力インピーダンス1MΩ以上としてください。
※ 1
※ 2
メモリ切換入力
メモリNo. | メモリ切換1 | メモリ切換2 |
---|---|---|
0 | Low | Low |
1 | High | Low |
2 | Low | High |
3 | High | High |
コントローラ共通
端子配列
端子No. | 名称 |
---|---|
(1) | 比較出力LO |
(2) | 比較出力GO |
(3) | 比較出力HI |
(4) | 出力COM. |
(5) | アラーム出力 |
(6) | ストローブ出力 |
(7) | 干渉防止出力 |
(8) | アナログ電圧出力用GND |
(9) | アナログ電圧出力 |
端子No. | 名称 |
---|---|
(10) | ゼロセット入力 |
(11) | メモリ切換入力1 |
(12) | メモリ切換入力2 |
(13) | 入力COM. |
(14) | タイミング入力 |
(15) | リセット入力 |
(16) | 干渉防止入力 |
(17) | 0V |
(18) | +V |
BCD出力ユニット
コネクタピン配置およびケーブル色
コネクタ ピンNo. | ケーブル | 名称 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
外被色 | 識別マーク | |||||
(1) | 橙 | 赤1個 | A0 | 1× | 測定値100桁 | 測定値のBCD出力 |
(2) | 橙 | 黒1個 | B0 | 2× | ||
(3) | 灰 | 赤1個 | C0 | 4× | ||
(4) | 灰 | 黒1個 | D0 | 8× | ||
(5) | 白 | 赤1個 | A1 | 1× | 測定値101桁 | |
(6) | 白 | 黒1個 | B1 | 2× | ||
(7) | 黄 | 赤1個 | C1 | 4× | ||
(8) | 黄 | 黒1個 | D1 | 8× | ||
(9) | 桃 | 赤1個 | A2 | 1× | 測定値102桁 | |
(10) | 桃 | 黒1個 | B2 | 2× | ||
(11) | 橙 | 赤2個 | C2 | 4× | ||
(12) | 橙 | 黒2個 | D2 | 8× | ||
(13) | 灰 | 赤2個 | A3 | 1× | 測定値103桁 | |
(14) | 灰 | 黒2個 | B3 | 2× | ||
(15) | 白 | 赤2個 | C3 | 4× | ||
(16) | 白 | 黒2個 | D3 | 8× | ||
(17) | 黄 | 赤2個 | A4 | 1× | 測定値104桁 | |
(18) | 黄 | 黒2個 | B4 | 2× | ||
(19) | 桃 | 赤2個 | C4 | 4× | ||
(20) | 桃 | 黒2個 | D4 | 8× | ||
(21) | 橙 | 赤3個 | POLE | 極性信号出力 | High(OFF):+、Low(ON):- | |
(22) | 橙 | 黒3個 | VALID | VALID出力 | データ出力が有効の場合にLow(ON)となります。 | |
(23) | 灰 | 赤3個 | HOLD | ホールド入力 | データ出力を外部から保持するための入力です。Low(ON)の持されます。 | |
(24) | 灰 | 黒3個 | GND | グランド | - | |
(25) | 白 | 赤3個 | GND | グランド | - | |
- | 白 | 黒3個 | - | 無接続 | 使用しません。 |
(注1):シールド線は、内部で0Vに接続されています。
------------------------------ Tab8 showing ------------------------------
使用上のご注意
- 本製品は、人体保護用の検出装置としては使用しないでください。
- 人体保護を目的とする検出にはOSHA、ANSI、およびIEC等の各国の人体保護用に関する法律および規格に適合する製品をご使用ください。
- センサヘッドとコントローラは、出荷時に仕様の直線性を満たすように調整してあります。
- センサヘッドを交換した場合は、センサヘッドの特性コードを入力し、3点補正(キャリブレーション)を行なってください。
- 延長ケーブルを使用する場合は、コントローラ背面のセンサヘッドケーブル長切換スイッチを「3m+7m」側に切り換えてから電源を再投入した後、3点補正(キャリブレーション)を行なってください。
製品の輸出について
- セット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)およびセンサヘッドGP-X3S、GP-X5Sは、輸出貿易管理令(輸出令)別表第12項(12)2に該当します。
またセット型式名GP-XC3S(-P)、GP-XC5S(-P)は、コントローラの内蔵プログラムが外国為替令(外為令)別表2項(1)に該当します。
よって、本システムを日本国外へ輸出または持ち出す場合は、外国為替および外国貿易法(外為法)の規定により経済産業大臣の許可が必要です。
CE/UKCA適合のための使用条件
- 本製品は、EMC指令/EMC規則に対応したCE/UKCA適合製品です。本製品に適用しているイミュニティに関する整合規格は、EN 61000-6-2ですが、この規格への適合として下記条件が必須となります。
条件
- コントローラに接続する電源線は、10m未満としてください。
- コントローラに接続する信号線は、30m未満としてください。
- BCD出力ユニット用片側コネクタ付ケーブルGP-XBCC3には、フェライトクランプをコネクタ付け根から10mm以内に取り付けてください。
円板径および円柱径に対する直線性特性について
- 検出物体が円板および円柱の場合、直線性は検出物体の大きさにより変化します。検出物体が下表に示すサイズ以上であれば、スケーリング機能を用いて密着時のゼロ調整とスパン調整を行なうことにより、直線性の仕様(±0.3%F.S.以内)を満足することができます。


センサヘッド | 円板径φ(mm) | 円柱径φ(mm) |
---|---|---|
GP-X3S(E) | 6 | 16 |
GP-X5S(E) | 8 | 16 |
GP-X8S | 12 | 50 |
GP-X10M | 12 | 50 |
GP-X12ML | 25 | 55 |
GP-X22KL | 30 | 165 |
センサヘッドの取り付け
- 取り付け時の締め付けトルクは、下記の値以下としてください。
セットビスによる取り付け
- セットビスは、必ずM3以下のクボミ先を使用してください。
型 式 名 | A(mm) | 締め付けトルク |
---|---|---|
GP-X3S(E) | 4~16 | 0.10N・m以下 |
GP-X5S(E) | 5~16 | 0.44N・m以下 |
GP-X8S | 0.58N・m以下 |
ナットによる取り付け
|
|
| |||||||||
型 式 名 | B(mm) | 締め付けトルク |
---|---|---|
GP-X10M | 7以上 | 9.8N・m以下 |
GP-X12ML | 14以上 | 20N・m以下 |
GP-X22KL | 20以上(注1) | 20N・m以下 |
(注1):ナットなしの場合です。ナットを取り付けた場合は、23.5mm以上となります。
(注2):ナットがネジ部よりはみ出さないように取り付けてください。
周囲金属との間隔
- センサヘッドの周囲にある金属が検出に影響を及ぼす場合がありますので、下記事項にご注意ください。
<金属内への埋め込み>
- 金属の種類にもよりますが、センサヘッドを完全に埋め込んでしまうと、アナログ出力が変化する場合がありますので、以下に示す値以上の空間をあけてください。
センサヘッド | C(mm) | D(mm) |
---|---|---|
GP-X3S(E) | φ10 | 3 |
GP-X5S(E) | ||
GP-X8S | φ18 | |
GP-X10M | φ14 | |
GP-X12ML | φ50 | 14 |
GP-X22KL | φ50 | 20 |
相互干渉について
- 複数のセンサヘッドを並べて使用する場合は、仕様を満足できなくなる場合がありますので、干渉防止機能を有効にしてご使用ください。
干渉防止機能は、センサの発振を交互に行なうことでセンサ間の干渉を防止します。タイムチャート等詳細については別途お問い合わせください。
干渉防止機能を使用しない場合は、以下に示す値以上の間隔をあけてください。


センサヘッド | E(mm) | F(mm) |
---|---|---|
GP-X3S(E) | 15 | 9 |
GP-X5S(E) | 30 | 11 |
GP-X8S | 40 | 15 |
GP-X10M | 40 | 15 |
GP-X12ML | 170 | 50 |
GP-X22KL | 200 | 200 |
検出距離について
- 仕様の検出距離は、標準検出物体[SUS304/鉄(SPCC)、60×60×t1mm]に対する値です。標準検出物体以外の金属を検出する場合には、下表の修正係数を乗じた値を目安としてください。ご使用になる際には、実機でご確認ください。
GP-X3S(E) GP-X5S(E) GP-X8S GP-X10M GP-X12ML GP-X22KL | |
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SUS304、鉄 | 1 |
アルミ | 約0.5 |
センサヘッドとコントローラの接続
- 電源を切った状態でセンサヘッドをコントローラに接続してください。
接続
- センサヘッドのコネクタ外周リングを持って、コントローラのセンサヘッド接続用コネクタに"カチッ"と音がするまで差し込んでください。
取り外し
- 取り外す場合は、コネクタ外周リングを持って、まっすぐ引っ張ってください。
センサヘッドケーブル延長
- センサヘッド用延長ケーブルを使用してケーブルを延長する場合は、電源を切った状態でコントローラのセンサヘッド用コネクタ横のセンサヘッドケーブル長切換スイッチを「3m+7m」側に切り換えてください。切り換えた後に電源を再投入してください。
- 延長ケーブルの同軸コネクタは、電源の0Vに接続されています。金属板などに取り付ける場合、コネクタ部を周囲金属と絶縁してください。
その他
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 本製品は、電源投入後15分[GP-XC3S(E)(-P)、GP-XC5S(E)(-P)は20分]以上経過してからご使用ください。電源投入直後は電源回路が安定していませんので、測定値がばらつくことがあります。また、約2秒間のミューティング時間がありますのでご注意ください。
- 屋外で使用しないでください。
- 蒸気、ホコリなどの多い所での使用は避けてください。
- シンナーなどの有機溶剤や水、油、油脂が直接かからないようにご注意ください。
コントローラの取り付け
- 付属のコントローラ取付枠(ATA4811)を使用し、コントローラ取付枠のビスを締めてパネル取り付けしてください。
- パネルカット寸法は、寸法図をご参照ください。
- 取り付け可能なパネルの厚さは、1~5mmです。但し、コントローラ間通信ユニットまたはBCD出力ユニットを使用する場合は、パネルの厚さは1~2.5mmとしてください。
配線
- 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
- 誤配線をすると、故障の原因となります。
- 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
- 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ず電源のフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
- センサヘッドおよびコントローラ取り付け部周辺にノイズ発生源となる機器(スイッチングレギュレータ、インバータモータなど)をご使用の場合は、機器のフレームグランド(F.G.)端子を必ず接地してください。
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
- 直流電源には、必ず絶縁トランスをご使用ください。オートトランス(単巻トランス)をご使用になると、本体や電源を破損することがあります。
- 使用電源にサージが発生する場合は、発生源にサージアブソーバを接続してサージを吸収してください。
- アナログ電圧出力には、短絡保護回路が装備されていません。電源あるいは容量負荷を直接接続しないでください。
- ケーブルの引き出し部に無理な曲げ、引っ張りなどのストレスが加わらないようにしてください。
- 複数のコントローラに対して別電源を使用する場合には、電源の+Vまたは0Vを共通にしてください。