使用上のご注意
DCファンモータ
- 短時間定格電圧を逆に接続しても異常ありませんが、ファンが回転しないため逆接続にご注意ください。
- ファンの電源をパルス的にON/OFFして運転/停止を行う場合は、必ず+電源側にスイッチを設けてください。回路破壊の原因になりますのでご注意ください。
DCファンモータ&ACファンモータ
- 弊社ファンモータには、精密ボールベアリングが使用されていますので、衝撃などを与えないよう取扱いには充分ご注意ください。
- 軸受部の構造上、ファンの運転時間経過とともに騒音レベルは上昇します。温度の高い場所やゴミの多い場所でのご使用は避けてください。
- ファン本体樹脂部にオイル、グリスなどが付着しないようご注意ください。オイル、グリスなどの中には高温雰囲気中で分解変質し、ファンに付着しますと悪影響をおよぼすものがありますので、ご使用に際しては十分なご配慮をお願いいたします。
- 取扱いは内部部品に不要な力が加わらないように注意してください。また、ファンを単品落下されました場合は、ご使用しないでください。
- 取付けについて
下記図の通りお取付けください。
- ファンの寿命については、常温、湿度15~45%RHでのものです。ファンの寿命は使用頻度、使用時間、周囲雰囲気などで異なりますので実機にてご確認ください。
- 輸送、保管における注意事項
輸送・保管可能な温・湿度は下図に示す範囲です。
●-20℃~0℃で氷結のないこと。
●0℃~+70℃では上図の範囲で結露のないこと。 - 結露について
高温多湿下で温度が急変するときなどに発生します。ファンの絶縁劣化などが発生することがありますのでご注意ください。 - 氷結について
0℃以下では、結露などの水分が凍りつき、ファンの可動部の固着や、動作遅延などの支障をきたすことがありますのでご注意ください。 - 低温低湿雰囲気について
低温・低湿中に長時間さらされるとプラスチックがもろくなることがありますのでご注意ください。 - 保管の際、高温多湿の場所および腐食性ガス中は避けてください。
- 保管は6ヶ月以内に留めていただきますようご配慮ください。
DCファンセンサの機能について
異常検出用回路で、外部よりの強制拘束によりファンが異常停止した場合、異常を知らせる信号を発生し、この信号により外部警報回路を制御し機器を過熱から保護します。
このセンサの検出方法にはいろいろな種類がありますが、当社ではロジック回路で検出する方法を採用しています。
1.ロックセンサ仕様
出力波形
※電源投入時約0.5s出力がHighとなることがあります。
※ファン停止時(ロック時)出力波形が連続Hiのタイプが標準です。
出力波形がLo/Hiタイプ、およびファン回転中に回転数に応じた出力波形のタイプも受注対応いたします。
詳細につきましてはお問合せください。
2.センサ出力回路
※1 センサ回路への電流(1c)は、5mA以下になるように抵抗値(R)を決めてください。
※2 TTLレベルで使用するときは、1c=2mA位にしてください。
※上記の値を超えますとICの破壊につながりますのでご注意ください。