非接触式セーフティドアスイッチ SG-P
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基本情報
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用途
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種類・価格
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仕様
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寸法図
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回路・接続
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検出特性
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使用上のご注意
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基本情報
設備全体の扉の開閉状態がひと目でわかる
UL,CE,CSA,TUV,UKCAを取得しています。
UL、CSA : TÜV SÜD America Inc.による認証取得
本製品は検出原理に微弱電波を使用しております。
無線規制に関しては、【SG-Pシリーズに関するご注意】をご参照ください。
RE指令(EU法)及びRE規則(英国法)に関する適合宣言書
適合宣言書を以下よりダウンロード頂けます。
>>https://www.ptc.panasonic.eu/compliance-documents(外部サイトへリンク)
特長
大きく明るい表示灯が、設備全体の扉の開閉状態をお知らせ
フラッシング機能により、直列接続したセーフティスイッチのうち、どれか一か所でも非検出状態になると、他のセーフティスイッチの表示灯が緑色点滅してオペレータにお知らせします。
閉じている扉は点滅で非安全状態をお知らせ
選べる2タイプ
アルミフレームありの扉には
ビジブルタイプ
アルミフレーム無しの扉には
コンパクトタイプ
フラッシング機能で非安全状態をお知らせ
開放している扉のセーフティスイッチは赤色に変わり、それ以外は緑色で点滅します。
オペレータは設備の状態と、開放している扉をすぐに認識することが可能です。
BEFORE 従来方式
一か所だけ扉が開いた状態でも、連結するセーフティスイッチが消灯してしまうため、どこの扉が開いているのか、一か所ずつ確認が必要でした。
また、扉の内側に取り付けた場合、装置の外からはスイッチの表示灯が見えない場合がありました。
[業界初※]AFTER SG-Pシリーズ
※2020年9月時点、当社調べ。
開放している扉のセーフティスイッチは赤色に変わり、それ以外は緑色でフラッシング(点滅)します。
オペレータは設備の状態と、開放している扉をすぐに認識することが可能です。
業界初※「表示灯透過方式」をアクチュエータに採用
ビジブルタイプのアクチュエータは、スイッチ本体の表示灯の光を透過させて、アクチュエータ側の表示灯として点灯します。
これにより、アルミフレームがある扉などでも、視認性の高いセーフティスイッチとしてお使いいただけます。
※2020年10月時点 セーフティドアスイッチにおいて、当社調べ。
親子構造(スタンダード・サブ)で省配線を実現
専用コントローラ不要、最大30台の直列接続可能
SG-Pシリーズは親機となるスタンダードタイプから一括で安全出力が可能(OSSD1/OSSD2)。
子機のサブタイプにはカスケード接続時に余分な配線はありません。また、専用のコントローラは不要でご使用のセーフティコントローラ/安全回路に直接接続が可能です。最大30台接続可能で、設備の省配線に貢献します。
取り付け前のペアリングは作業不要
※ハイコード(SG-P20□-M-□/SG-P20□-S)のみ
初回設定時は、任意のスイッチ本体とアクチュエータを近づけ、電源を投入して3秒間アクチュエータを検出させるだけで簡単にペアリングができます。
カスケード接続時でも、電源投入で一括ペアリングができ、立ち上げ工数削減に貢献します。
※ローコード(SG-P10□-M-□/SG-P10□-S)はペアリング不要です。
故意の無効化対策をサポート
安全機能の無効化を最小限にする設計を行なうことが、ISO 14119:2013※では求められています。
設備の輸出時などにはこの要件を求められることがあります。SG-Pシリーズではコード化レベル「Hi(ハイコード)」「Lo(ローコード)」の2機種をラインアップ。ハイコードタイプではISO 14119:2013※コード化レベル(High Level Coded Actuator)に対応し、故意の無効化を防止します。
※ISO 14119:2013・・・機械類の安全性-ガードと共同するインターロック装置-設計及び選択のための原則
保守・メンテナンス作業に役立つ
メンテナンスアクチュエータ(別売)を用意
ワンタッチ装着で制御モードを切り換えるための信号を生成
メンテナンスアクチュエータをSG-Pシリーズ本体に装着することで、制御モードを切り換えるための信号を生成します。その信号は機械を動作制限するきっかけとして利用できます。
メンテナンスアクチュエータには、『全体メンテナンスタイプ(SG-PK-M1)』と『個別メンテナンスタイプ(SG-PK-M2)』の2タイプを用意しています。
ワンタッチ装着
市販のタグキーホルダなどにメンテナンスアクチュエータを所有している部署、担当者の名前などを明記して、使用者の管理ができます。
※コンパクトタイプへの個別メンテナンスタイプ(SG-PK-M2)装着例です。
[全体メンテナンスタイプ(SG-PK-M1)使用時]
ひとつの危険領域内の危険源へすべてのドアからアクセスできます。どのドアを開けてもOSSD1はONを維持します。
※ 制御出力の評価を正しく行なってください。
※ SG-Pシリーズのスタンダードのスイッチ本体にのみ使用することができます。
※ 直列接続されたスイッチ本体すべてがメンテナンスモードになります。
※ 直列接続されたスイッチ本体の表示灯色が変わります。
※ 直列接続されたスイッチ本体のすべての扉が開閉可能となります。作業者以外の不用意な扉の開閉にご注意ください。
[個別メンテナンスタイプ(SG-PK-M2)使用時]
ひとつの危険領域内の危険源へ特定されたドアからアクセスできます。その他のドアを開けるとOSSD2もOFFします。
※ 制御出力の評価を正しく行なってください。
※ SG-Pシリーズのスタンダードおよびサブのスイッチ本体に使用することができます。
※ 複数のスイッチ本体に同時に装着し使用することができます。
※ 装着されたスイッチ本体のみ個別にメンテナンスモードになります。
※ 直列接続されたスイッチ本体の表示灯色が変わります。
明るい大型表示灯で作業者にメンテナンスモード状態をお知らせ
SG-Pシリーズ本体にメンテナンスアクチュエータを装着すると、大型表示灯が【黄色】に点灯します。
作業者にメンテナンス状態であることをお知らせします。
※コンパクトタイプでの例です。
【SG-Pシリーズに関するご注意】
※2024年12月2日現在
- この商品は検出原理に微弱電波を使用しております。
そのため使用可能な国・地域は、日本・中国・欧州・米国・カナダ・シンガポール・タイ・韓国・インド・フィリピン・インドネシア・マレーシア・ベトナムに限られます。 - 欧州RE指令および機械指令に適合した商品です。
取扱説明書は、日、英、中(簡)、独、仏、タイ、韓、スペインの8言語を用意しております。
商品を輸出または使用する国の法規要求事項にご留意のうえ、適切な言語の取扱説明書をご使用ください。
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用途
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種類・価格
型式名について
(注1):スタンダードSG-P□□-Mのみ装備しています。
種類について
扉の開き方や設置方法から、コンパクトタイプ、ビジブルタイプのいずれかを選択してください。
本製品のスイッチ本体を機械設備本体やガードへ、アクチュエータを可動側の扉に取り付けます。
コンパクトタイプ
[スタンダード]
・SG-P1010-M-P
・SG-P1010-M-N
・SG-P2010-M-P
・SG-P2010-M-N
[サブ]
・SG-P1010-S
・SG-P2010-S
ビジブルタイプ
[スタンダード]
・SG-P1020-M-P
・SG-P1020-M-N
・SG-P2020-M-P
・SG-P2020-M-N
[サブ]
・SG-P1020-S
・SG-P2020-S
(注1):サブのみでは使用できません。1台で使用する場合はスタンダードをご使用ください。また、複数台を直列接続で使用する場合は、スタンダードとサブを組み合わせてご使用ください。
(注2):スイッチ本体は、電源ユニットおよびセーフティコントローラなどの安全機器への接続が必要になります。電源ユニットおよびセーフティコントローラは、別途ご用意ください。
種類と価格
コード化レベル | 種類(注1) | 型式名(注2) | 制御出力 (OSSD1、OSSD2) | ケーブル長 | 標準価格 <税別> | |
---|---|---|---|---|---|---|
ローコード | コンパクトタイプ | スタンダード | SG-P1010-M-P | PNPトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 5m | 18,300円 |
SG-P1010-M-N | NPNトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 18,300円 | ||||
サブ | SG-P1010-S | - | 3m | 15,900円 | ||
ビジブルタイプ | スタンダード | SG-P1020-M-P | PNPトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 5m | 18,300円 | |
SG-P1020-M-N | NPNトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 18,300円 | ||||
サブ | SG-P1020-S | - | 3m | 15,900円 | ||
ハイコード | コンパクトタイプ | スタンダード | SG-P2010-M-P | PNPトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 5m | 18,300円 |
SG-P2010-M-N | NPNトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 18,300円 | ||||
サブ | SG-P2010-S | - | 3m | 15,900円 | ||
ビジブルタイプ | スタンダード | SG-P2020-M-P | PNPトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 5m | 18,300円 | |
SG-P2020-M-N | NPNトランジスタ・オープンコレクタ2出力 | 18,300円 | ||||
サブ | SG-P2020-S | - | 3m | 15,900円 |
(注1) :サブのみでは使用できません。1台で使用する場合はスタンダードをご使用ください。また、複数台を直列接続で使用する場合は、スタンダードとサブを組み合わせてご使用ください。
(注2) :型式名から"-"を取って、頭に"U"を付けるとご注文品番となります。
オプション(別売)
メンテナンスアクチュエータ
・SG-PK-M1
・SG-PK-M2
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仕様
種類(注2) | スタンダード・PNP出力 | スタンダード・NPN出力 | サブ | ||
---|---|---|---|---|---|
型式名 | SG-P□-M-P | SG-P□-M-N | SG-P□-S | ||
適 合 規 格 | 国際規格 | ISO 13849-1:2015(カテゴリ4、PLe)、IEC 61508-1~3(SIL3)、IEC 62061(SIL3)、IEC 60947-5-3、ISO 14119 | |||
日本 | JIS B 9705-1、JIS C 0508-1~3(SIL3)、JIS B 9961、JIS C 8201-5-2、JIS B 9710 | ||||
欧州 | EN ISO 13849-1:2015(カテゴリ4、PLe)、EN ISO 14119、EN 60947-5-3、EN 300 330、EN IEC 63000、EN 301 489-1 | ||||
北米 | CAN/CSA C22.2 No.14、UL508 | ||||
適合規制および認証 | CEマーキング(機械指令、RE指令、RoHS指令)、UKCAマーキング(機械規則、RE規則、RoHS規則)、TÜV SÜD認証、TÜV SÜD認証(米国・カナダ)、米国無線規則(FCC規則)(注5)、カナダ無線規則(ICES-003、RSS-310)(注5)、シンガポール無線規則(IMDA登録)(注5)、タイ無線規則(NBTC登録)(注5)、フィリピン無線規則(NTC認証)(注5)、韓国無線規則(KC適合登録)(注5)、イン ド無線規則(WPC認証)(注5)、インドネシア無線規則(SDPPI認証)(注5)(注6)、マレーシア無線規則(SIRIM認証)(注5)(注6)、ベトナム無線規則(ICT認証)(注5)(注7) | ||||
動作距離 | 正面/側面 | Sao(OFF → ON):5mm、Sar(ON → OFF):15mm | |||
電源電圧 | 24V DC+10-20% リップルP-P10%以下 | ||||
消費電流 | 30mA以下 | 20mA以下 | |||
制御出力 (OSSD1、OSSD2)(注3) | PNPトランジスタ・オープンコレクタ2出力 ・最大流出電流:100mA | NPNトランジスタ・オープンコレクタ2出力 ・最大流入電流:100mA | — | ||
・印加電圧:電源電圧と同一(PNP出力:制御出力‐+V間、NPN出力:制御出力‐0V間) ・残留電圧:2V以下(流出電流、流入電流100mA)(ケーブルによる電圧降下を除く) ・漏れ電流:0.2mA以下(電源OFF時を含む) ・最大負荷容量:0.47μF ・負荷配線抵抗:3Ω以下 | — | ||||
動作モード (出力動作) | ・アクチュエータ検出時(安全時):ON ・アクチュエータ非検出時(非安全時、ロックアウト時):OFF ・スイッチ本体(サブ)がアクチュエータ非検出時(複数台直列接続時):OFF | — | |||
保護回路(短絡保護) | 装備 | — | |||
応答時間 | ・単体時:ON → OFF 100ms以下、OFF → ON 100ms以下 ・複数台直列接続時:単体時+5ms×(接続台数-1) | ||||
チェック入出力 | スイッチ本体(スタンダード)とスイッチ本体(サブ)の専用通信線(注4) ※外部入出力用ではありません。(電圧範囲0~5V DC) | ||||
直列接続台数 | 最大30台(スタンダード1台、サブ29台) | ||||
汚損度 | 3 | ||||
PFHD | 2.30 × 10−10 | 1.00 × 10−10 | |||
DCavg | 99% | 99% | |||
耐 環 境 性 | 保護構造 | IP65(IEC) | |||
使用周囲温度 | -10~+55℃(但し、結露および氷結しないこと)、保存時:-25~+65℃ | ||||
使用周囲湿度 | 30~85%RH、保存時:30~95%RH | ||||
耐電圧 | AC1,000V 1分間 充電部一括・ケース間 | ||||
絶縁抵抗 | DC500Vメガにて20MΩ以上 充電部一括・ケース間 | ||||
耐振動 | 耐久10~55Hz 複振幅1mm XYZ各方向2時間 | ||||
耐衝撃 | 耐久300m/s2(約30G) XYZ各方向3回 | ||||
材質 | スイッチ本体:PBT、PC、ステンレス、EPDM アクチュエータ:PBT、PC(ビジブルタイプのみ) | ||||
ケーブル | 6芯キャブタイヤケーブル5m付 | 4芯キャブタイヤケーブル3m付 | |||
接続時ケーブル長 | ・1台使用時:スイッチ本体-電源ユニット間は最大ケーブル長20m以下 ・複数台直列接続時:総ケーブル長100m以下、隣接するスイッチ本体間は最大ケーブル長20m以下 | ||||
本体質量 | ・コンパクトタイプ…スイッチ本体(スタンダード):約180g、スイッチ本体(サブ):約110g、アクチュエータ:約10g ・ビジブルタイプ…スイッチ本体(スタンダード):約180g、スイッチ本体(サブ):約120g、アクチュエータ:約20g | ||||
梱包質量 | ・コンパクトタイプ…SG-P□10-M-□:約260g、SG-P□10-S:約190g ・ビジブルタイプ…SG-P□20-M-□:約270g、SG-P□20-S:約210g |
(注1) :指定のない測定条件は、使用周囲温度=+23℃です。
(注2) :サブのみでは使用できません。1台で使用する場合はスタンダードをご使用ください。また、複数台を直列接続で使用する場合は、スタンダードとサブを組み合わせてご使用ください。
(注3) :スタンダードのみ装備しています。
(注4) :1台で使用する場合は、チェック入力とチェック出力を接続してください。
(注5) :本製品は、検出原理に微弱電波を使用しています。各国の法令をご確認ください。
(注6) :4機種限定(SG-P2020-M-P、SG-P2020-S、SG-P2010-M-P、SG-P2010-S)です。
(注7) :7機種限定(SG-P2020-M-P、SG-P2020-S、SG-P2010-M-P、SG-P2010-S、SG-P2010-M-N、SG-P1010-M-N、SG-P1010-S)です。
■ トランスポンダ仕様
動作周波数:125 kHz
最大送信出力:3.33 μW
------------------------------ Tab5 showing ------------------------------
寸法図
単位mm
SG-P□10-M-□ SG-P□10-S
コンパクトタイプ
スイッチ本体
アクチュエータ(付属)
SG-P□20-M-□ SG-P□20-S
ビジブルタイプ
スイッチ本体
アクチュエータ(付属)
SG-PK-M1 SG-PK-M2
メンテナンスアクチュエータ(別売)
------------------------------ Tab6 showing ------------------------------
回路・接続
1台で使用する場合
※サブSG-P□-Sのみでは使用できません。
<PNP出力タイプ / SG-P□-M-P>
<NPN出力タイプ / SG-P□-M-N>
(注1) :「(桃)チェック入力」と「(灰)チェック出力」を結線してください。
(注2) :スイッチ本体は、電源ユニットおよびセーフティコントローラなどの安全機器への接続が必要になります。電源ユニットおよびセーフティコントローラは、別途ご用意ください。
・最大ケーブル長
スイッチ本体-電源ユニット間は、最大ケーブル長20m以下でご使用ください。
複数台を直列接続で使用する場合
1台のスタンダード(SG-P□-M-P / SG-P□-M-N)に対して、サブSG-P□-Sを最大29台まで直列接続にて動作させることが可能です。
<PNP出力タイプ / SG-P□-M-P>
<NPN出力タイプ / SG-P□-M-N>
(注1) :複数台を直列接続する場合、「(灰)チェック出力」を次に接続しているサブSG-P□-Sの「(桃)チェック入力」に結線してください。
最後尾に接続したサブSG-P□-Sの「(灰)チェック出力」は、先頭のスタンダード(SG-P□-M-P / SG-P□-M-N)の「(桃)チェック入力」と結線してください。
(注2) :スイッチ本体は、電源ユニットおよびセーフティコントローラなどの安全機器への接続が必要になります。電源ユニットおよびセーフティコントローラは、別途ご用意ください。
・チェック入力 / チェック出力の総ケーブル長、最大ケーブル長
スタンダードSG-P□-M-□から、最後尾に接続したサブSG-P□-Sまでの総ケーブル長は、100m以下でご使用ください。また、隣接するスイッチ本体間の最大ケーブル長は、20m以下でご使用ください。
・電源 / OSSDの総ケーブル長、最大ケーブル長
スイッチ本体-電源ユニット間、およびスイッチ本体-セーフティコントロールユニット間の総ケーブル長は、100m以下でご使用ください。また、隣接するスイッチ本体間の最大ケーブル長は、20m以下でご使用ください。
------------------------------ Tab7 showing ------------------------------
検出特性
※各グラフは代表例です。
※必ず、実際の設置環境にて、問題ないかをご確認ください。
SG-P□10-M-□ SG-P□10-S
コンパクトタイプ
検出領域特性
SG-P□20-M-□ SG-P□20-S
ビジブルタイプ
検出領域特性
------------------------------ Tab8 showing ------------------------------
使用上のご注意
- このWebサイトは製品を選定していただくためのガイドであり、ご使用にあたっては必ず製品の取扱説明書をお読みください。
- システム全体の安全性、および設置される国・地域の規格の適合については、お客様の責任において対応をしてください。
機械設計者・設置責任者・使用責任者および機械使用者について
- 機械設計者・設置責任者・使用責任者および機械使用者は、本製品の設置や使用に関する法令を遵守し、また、取扱説明書に含まれる設置および保守点検指示事項に従ってください。
- 本製品が当社の意図された通りに機能し、本製品を含むシステム装置が安全基準に準拠するかどうかは本製品の適切なアプリケーション・設置・保守点検および操作方法に依存します。機械設計者・設置責任者・使用責任者および機械使用者は、これらの項目について責任があります。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 屋外で使用しないでください。
- 本製品は非常に低電力の無線製品です。日本のラジオ法に基づきます。本製品を日本で使用する場合、ラジオ局の免許を取得する必要はありません。
- 本製品の近くで、強い電磁波を出す機器を使用しないでください。
- 本製品に使用する電源を他の機器が共用した場合、機器から発生したノイズの影響などを本製品が受ける場合があります。本製品に使用する電源は、他の機器と共用しないでください。
- 本製品のスイッチ本体は、電源ユニットおよびセーフティコントローラなどの安全機器への接続が必要になります。
電源ユニットおよびセーフティコントローラは、別途ご用意ください。 - 本製品に使用する電源ユニットは、以下に示す項目を満足させてください。
- 使用する地域で認定されている電源ユニット
- 定格出力電圧が24V DC+10-20%、リップルP-P10%以下の電源ユニット
- RE指令に適合したSELV(安全特別低電圧) / PELV(保護特別低電圧)の電源ユニット(CEマーキング適合が必要な場合)
- UL508で定義されるクラス2対応、または制限電圧電流回路の出力特性要求を満たす電源ユニット
- 1次回路と2次回路の間で、強化絶縁または二重絶縁を適用している電源ユニット
- 市販のスイッチングレギュレータを使用するときは、フレームグランド(F.G.)端子を接地する
- 出力保持時間が20ms以上の電源ユニット
- サージが発生するときは、発生源にサージアブソーバを接続するなどの対策をとる
相互干渉
本製品を複数台隣接して使用する場合、相互干渉によって誤動作する場合があります。隣接して使用する場合は、下記のように間隔をあけてご使用ください。
スイッチ本体
アクチュエータ
取り付け
- 本製品のスイッチ本体を、可動扉に設置しないでください。
- スイッチ本体が、可動扉にぶつからないよう設置してください。
- スイッチ本体は、無効化されにくい場所(手の届かない場所、隠れた場所など)に設置してください。または、一般工具で取り外すことのできない取り付けを行なってください。
正しい取り付け方向
誤った取り付け方向
各部の名称と機能
スイッチ本体
No. | 名称 | 機能 | |
---|---|---|---|
① | 表示灯 | 緑色点灯 | アクチュエータ検出時 |
赤色点灯 | アクチュエータ非検出時 | ||
赤色点滅 | • ロックアウト時、エラー発生時 • ティーチングの手順を誤った時 (ハイコードSG-P20□-□のみ) | ||
緑色点滅 | 複数台直列接続時に、他のスイッチ本体(スタンダード、サブ)がアクチュエータ非検出時 / エラー発生時 | ||
黄色点灯 (緑色、赤色同時点灯)(注1) | 電源投入後、自己診断中 | ||
赤色↔黄色 交互点滅 (赤色点灯、緑色点滅)(注1) | ペアリングしていないアクチュエータ検出時(ハイコードSG-P20□-□のみ) | ||
② | アクチュエータ検出面 | アクチュエータを近接させることで、スイッチ本体はアクチュエータを検出します。 | |
③ | 取付穴 | M4ビス(長さ20mm以上)・平座金・ばね座金(別途ご用意ください)を使用し、スイッチ本体を機械設備本体やガードへ締め付けトルク1.2N・mにて取り付けます。 |
(注1) :ビジブルタイプのアクチュエータを通してLED点灯を確認すると、角度により緑色と赤色に分離して見える場合があります。
アクチュエータ
No. | 名称 | 機能 |
---|---|---|
① | スイッチ本体検出面 | スイッチ本体に近接させることで、スイッチ本体はアクチュエータを検出します。 |
② | 取付穴 | M4ビス(長さ20mm以上)・平座金・ばね座金(別途ご用意ください)を使用し、アクチュエータを可動扉へ締め付けトルク1.2N・mにて取り付けます。 |
③ | 透過部 | 表示灯の光を透過します。 |
メンテナンスアクチュエータ(別売)について
- 誤ったメンテナンスアクチュエータの使用は事故につながります。メンテナンスアクチュエータを用いた場合の動作をよくご理解の上、正しくご使用ください。
扉の開放時にメンテナンスアクチュエータをスイッチ本体に直接装着することで、扉の異常開放状態との区別をすることが可能になります。
メンテナンスアクチュエータには、全体メンテナンスタイプ(SG-PK-M1)と個別メンテナンスタイプ[SG-PK-M2(注1)]があります。
(注1):個別メンテナンスタイプSG-PK-M2は、複数台同時に設置することができます。
種類 | 全体メンテナンスタイプ | 個別メンテナンスタイプ |
---|---|---|
型式名 | SG-PK-M1 | SG-PK-M2 |
使用周囲温度 | 0~+40℃(但し、結露しないこと)、 保存時:−25~+65℃ | |
使用周囲湿度 | 35~85% RH、保存時:35~85% RH | |
耐振動 | 耐久10~55Hz 複振幅1mm XYZ各方向2時間 | |
耐衝撃 | 耐久300m/s2(約30G) XYZ各方向3回 | |
材質 | POM(ポリアセタール) | |
本体質量 | 約7g |
- 全体メンテナンスタイプ(SG-PK-M1)は、スタンダードのスイッチ本体にのみ使用できます。
- 個別メンテナンスタイプ(SG-PK-M2)は、スタンダードおよびサブのスイッチ本体に使用することができます。
- メンテナンスアクチュエータを使用時は、安全コントローラなどによるSG-PシリーズOSSD1とOSSD2の2重化入力監視(デュアルチャネル監視)は使用できません。
- メンテナンスアクチュエータ使用時は、同時に通常アクチュエータが検出されることがないようご注意ください。
- システムにより通常モードとメンテナンスモードを判断しご利用ください。
装着
コンパクトタイプに装着する場合
ビジブルタイプに装着する場合
出力動作と表示灯動作
動作は、全体メンテナンスタイプ(SG-PK-M1)と個別メンテナンスタイプ(SG-PK-M2)で異なります。各メンテナンスアクチュエータ使用時のスイッチ本体の出力動作および表示灯動作は、下記のようになります。
全体メンテナンスタイプ(SG-PK-M1)使用時
SG-PK-M1は、スタンダードのスイッチ本体にのみ使用することができます。
(注1) :全体メンテナンスタイプ使用時は、個別メンテナンスタイプ(SG-PK-M2)を使用することはできません。
タイプ | スタンダード | サブ1 | サブ2 | OSSD1 | OSSD2 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アクチュエータ | 検出状態 | 表示灯 | アクチュエータ | 検出状態 | 表示灯 | アクチュエータ | 検出状態 | 表示灯 | ||||
全体メンテナンス | メンテナンス | 検出 | 黄色 | 通常 | 検出 | 黄色 | 通常 | 検出 | 黄色 | ON | OFF | |
検出 | 黄色 | 検出 | 黄色 | 未検出 | 赤色 | ON | OFF | |||||
検出 | 黄色 | 未検出 | 赤色 | 検出 | 黄色 | ON | OFF | |||||
未検出 | 赤色 | 検出 | 緑色点滅 | 検出 | 緑色点滅 | OFF | OFF | |||||
12時間後 (注1) | 検出 | 黄/赤色点滅 | 検出 | 黄/赤色点滅 | 検出 | 黄/赤色点滅 | OFF | OFF |
(注1) :メンテナンスアクチュエータの有効期間は最大連続12時間までです。12時間後はOSSD1がOFFになり、スイッチ本体の表示灯が黄/赤色に点滅します。再度利用する場合はメンテナンスアクチュエータを取り外し、もう一度取り付けてください。
(注2) :スイッチ本体の表示灯の黄/赤色点滅には2つモードがあります。詳細については、「SG-Pシリーズ取扱説明書」をご参照ください。
個別メンテナンスタイプ(SG-PK-M2)使用時
SG-PK-M2は、スタンダードおよびサブのスイッチ本体に使用することができます。
タイプ | スタンダード | サブ1 | サブ2 | OSSD1 | OSSD2 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アクチュエータ | 検出状態 | 表示灯 | アクチュエータ | 検出状態 | 表示灯 | アクチュエータ | 検出状態 | 表示灯 | ||||
個別メンテナンス | 通常 | 検出 | 黄色 | メンテナンス | 検出 | 黄色 | 通常 | 検出 | 黄色 | OFF | ON | |
未検出 | 赤色 | 検出 | 黄/赤色点滅 | 検出 | 黄/赤色点滅 | OFF | OFF | |||||
検出 | 緑色点滅 | 未検出 | 赤色 | 検出 | 緑色点滅 | OFF | OFF | |||||
12時間後 (注1) | 検出 | 黄/赤色点滅 | 検出 | 黄/赤色点滅 | 検出 | 黄/赤色点滅 | OFF | OFF |
(注1) :メンテナンスアクチュエータの有効期間は最大連続12時間までです。12時間後はOSSD2がOFFになり、スイッチ本体の表示灯が黄/赤色に点滅します。再度利用する場合はメンテナンスアクチュエータを取り外し、もう一度取り付けてください。