受注終了情報

定格・性能概要
無線仕様
項目 | 仕様 |
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無線の種類 | スペクトル拡散 直接拡散方式(DS-SS) |
通信距離 | 100m(見通しの良い直線距離にて) |
電波出力 | 1mW |
使用周波数 | 2405~2480MHz |
チャンネル数 | 16ch(オートスキャン機能により、自動で空きチャンネル選択可能) |
無線通信速度 | 250kbps |
通信形態 | 1:N通信 自動ルーティング方式(N:最大249台) |
中継機能 | 中継段数 8段(親機と目的の子機間)※1 |
※ 中継の設定はありませんので、実際の中継段数についてはControl KW Network Monitorによりご確認ください。
計測項目 [AKW1131(B)のみ]
計測項目 | 単位 | データ表示範囲 | |
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瞬時電力(有効) | kW | 0.00 ~ 9999.99 | |
積算電力量(有効) | kWh/ MWh | 0.00 ~ 9999.99MWh 9桁表示時:0.00 ~ 9999999.99kWh | |
電流 | R電流 | A | 0.0 ~ 6000.0 |
S電流 | A | 0.0 ~ 6000.0 | |
T電流 | A | 0.0 ~ 6000.0 | |
電圧 | R(RS)電圧 | V | 0.0 ~ 9999.9 |
S(RT)電圧 | V | 0.0 ~ 9999.9 | |
T(TS)電圧 | V | 0.0 ~ 9999.9 | |
電気料金 ※ | 0.00 ~ 999999 | ||
二酸化炭素換算値 | kg-CO2 | 0.00 ~ 999999 | |
力率 | 0.00~1.00(進み(-)、遅れの認識あり (ただし、位相角 θ=-90 ~ +90度の範囲のみ) | ||
周波数 | 47.5 ~ 63.0Hz | ||
アワーメータ | ON 時間 | h(Hour) | 0.0 ~ 99999.9 |
OFF 時間 | h(Hour) | 0.0 ~ 99999.9 | |
パルスカウンタ | 0 ~ 999999 |
※省エネ目的の自主管理用商品のため、課金目的には利用できません。
定格および性能
本体仕様
項目 | 仕様 | ||
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定格操作電圧 | 100-240V AC | ||
定格周波数 | 50/ 60Hz共用 | ||
定格消費電力 | 5VA(AKW1000), 8VA(AKW1131(B))(AC240V 25℃にて) | ||
許容操作電圧範囲 | 85-264V AC(定格操作電圧の85 ~ 110%) | ||
許容瞬時停電時間 | 10ms | ||
使用周囲温度 | -10℃ ~ +50℃(保存温度は、-25 ~ +70℃) | ||
使用周囲湿度 | 30 ~ 85%RH(20℃にて 結露なきこと) | ||
耐電圧(初期値) | 絶縁されている回路間:2000V/1min | 外殻 ⇔ 端子一括 | |
絶縁抵抗(初期値) | 耐電圧計測箇所と同じ:100MΩ以上 (DC500Vメガーにて) | ||
耐久振動 | 10 ~ 55Hz(周期1分間)片振幅:0.375mm(上下、左右、前後各方向: 1時間) | ||
耐久衝撃 | 294m/s2以上(上下、左右、前後各方向5回) | ||
表示方式 | バックライト付きLCD 上段:緑 4桁16セグメント 文字高さ:6.5mm 下段:アンバー 6桁7セグメント 文字高さ:7.5mm | ||
停電記憶方式 | AKW1000 | FROM(書き換え回数10万回以上) | |
AKW1131(B) | EEPROM(書き換え回数10万回以上) | ||
外形 | 75x90x50mm | ||
質量 | 約160g(AKW1000)/約170g(AKW1131(B)) *アンテナ、電池含まず |
(子機)No.3~6
単相2線式の場合:
(5)(6)端子は内部でアナログ入力回路に接続されていますので渡り配線などには使用しないでください。
単相3線式/三相3線式の場合:
(6)端子は内部でアナログ入力回路に接続されていますので渡り配線などには使用しないでください。
停電記憶
AKW1000の場合
各種設定値を変更する毎に設定値をFROMに記憶し、停電しても停電前のデータを保持しています。頻繁に設定変更するとFROM の寿命が早くなりますので、そのような環境でのご使用はお避けください。
AKW1131(B)の場合
エコパワーメータは電源OFFした時点(停電記憶)までの積算電力量、アワーメータの値、パルスカウント値、動作状態をEEPROMに記憶します。また各種設定を変更する毎に設定値をEEPROMに記憶します。そのため頻繁に電源をON/OFFまたは、頻繁に設定変更するとEEPROM の寿命が早くなりますので、そのような環境でのご使用はお避けください。
※特に通信による書込み時はご注意ください。
入力仕様
電力入力仕様 [AKW1131(B)のみ]
項目 | 仕様 | |||
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相および線式 | 単相2線、単相3線、三相3線、三相4線(共用) | |||
入力電圧 | 定格 | 単相2線 | 0-440V AC (線間電圧) | |
単相3線 | 0-220V AC (相電圧) | |||
三相3線 | 0-440V AC (線間電圧) | |||
三相4線 | 0-254V AC (相電圧) | |||
許容計測電圧 | 単相2線 | 0-528V AC (線間電圧) | 定格入力電圧の120%まで | |
単相3線 | 0-264V AC (相電圧) | |||
三相3線 | 0-528V AC (線間電圧) | |||
三相4線 | 0-300V AC (相電圧) | |||
VT比 | 1.00 ~ 99.99 (設定モードで設定可) ※440VAC(許容計測電圧)を超える負荷の計測時は計器用変成器(VT)が外部に必ず必要です。2次側定格110VのVTをお使いください。 | |||
入力電流 | 1次側定格 | 専用CTを使用する場合 | ||
特殊機能 | カットオフ電流 | 1.0 ~ 50.0%F.S (設定モードで設定可) | ||
カットオフ電圧 | 定格電圧の5%未満 (定格電圧x0.05xVT 比により求められる電圧値未満)(固定) | |||
アワーメータしきい値 | 10.0~100.0%F.S. | |||
精度 (CT・VTの 誤差は含まず) | 指示精度 | 瞬時電力 積算電力量 電気料金 二酸化炭素換算値 | ±(2.0% F.S.+1デジット)以内 ただし5ACTモードでは±(2.5%F.S.+1デジット)以内 (20℃にて、定格入力、定格周波数、力率1) *精度保証範囲:定格電流の5~100% | |
電流 | ±(1.0% F.S.+1デジット)以内 ただし5ACTモードでは±(2.5%F.S.+1デジット)以内 (20℃にて、定格入力、定格周波数、力率1) *精度保証範囲:定格電流の5~100% | |||
電圧 | ±(1.0% F.S.+1デジット)以内(20℃にて、定格入力、定格周波数、力率1) | |||
アワーメータ | ±(0.01%+1デジット)(20℃にて) 月差:±260秒(参考) (電源スタート、電流通電スタートの場合は、 ±(0.01%+1S+1デジット)(20℃にて) | |||
温度特性 | ±(1.0% F.S.+1デジット)以内 ただし5ACTモードでは±(1.5%F.S.+1デジット)以内 (-10~50℃の範囲、定格入力、力率1) | |||
周波数特性 | ±(1.0% F.S.+1デジット)以内 ただし5ACTモードでは±(1.5%F.S.+1デジット)以内 (定格周波数基準で周波数±5%変化、定格入力、力率1) |
パルス入力仕様 [AKW1131(B)のみ]
項目 | 仕様 | |
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入力モード | 加算(固定) | |
最高計数速度 | 2kHz /30Hz (設定モードで選択可) | |
パルス入力(最小入力信号幅) | 0.25ms(2kHz 選択時) /16.7ms(30Hz 選択時) ON:OFF 比= 1 : 1 | |
入力信号 | 接点/無接点(オープンコレクタ) ・短絡時インピーダンス:1kΩ以下 ・短絡時残留電圧:2V 以下 ・開放時インピーダンス:100kΩ以上 | |
モード | HOLD (オーバカウント) | |
プリスケール設定 | 小数点 | 小数点以下3 桁まで設定可能 |
範囲 | 0.001 ~ 100.000 (設定モードで設定可) |
出力仕様
パルス出力(トランジスタ出力)仕様 [AKW1131(B)のみ]
項目 | 仕様 |
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出力点数 | 1点 |
絶縁方式 | フォトカプラ |
出力形式 | オープンコレクタ |
出力容量 | 100mA 30V DC |
パルス幅(積算電力量パルス出力時) | 約100ms |
ON時最大電圧降下 | 1.5V以下 |
OFF時漏洩電流 | 100µA以下 |
パルス出力単位 | 0.001/0.01/0.1/1/10/100kWh/電力警報(AL-P)/ 電流警報(AL-C)/ 待機電力警報(AL-S) /カウンタ出力(Cnt) |
計測可能な最小のパルス出力単位は、出力するパルスが1秒間に4パルス未満となるような設定を推奨いたします。
計算方法(パルス出力単位:PL-Pの値)>( 最大計測電力[kW])/(3600[s]×4[パルス/s])
1秒間に4パルス以上で出力するようなパルス出力単位を設定すると、誤カウントするおそれがあります。
パルス出力単位でOFF時間が短いと接続されるカウンタ、PLCによっては、誤カウントするおそれが あります。
通信仕様
RS232C通信 [AKW1000のみ]
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
電気的仕様 | RS232Cに準拠 | |
通信プロトコル | MEWTOCOL・MODBUS(RTU) (AKW1000の1:1通信では、プロトコルを選ばず通信できます。(AKW1000同士の通信時のみ)) | |
伝送距離 | 15m | |
伝送速度 | 115200/57600/38400/19200/9600/4800/2400/1200 bps(設定モードで選択可) | |
伝送 フォーマット | データ長 | 8ビット / 7ビット(設定モードで選択可) |
パリティ | なし/奇数/偶数(設定モードで選択可) | |
ストップビット | 1ビット(固定) | |
通信方式 | 半二重方式 | |
同期方式 | 調歩同期式 | |
フロー制御 | あり/なし(設定モードで選択可)※1 | |
データバッファ(1回に送受信できる最大データ量) | MEWTOCOLの場合:2048byte MODBUS(RTU)の場合:256byte |
※1 フロー制御を行う場合は、相手側機器も対応している必要があります。
RS485 通信
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
電気的仕様 | RS485に準拠 | |
通信プロトコル | MEWTOCOL/MODBUS(RTU)(設定モードで選択可)※5 ※6 | |
絶縁タイプ | 内部回路と絶縁 | |
接続台数 | 99台(最大)※2 ※3 | |
伝送距離 | 1,200m ※1 | |
伝送速度 | AKW1000 | 115200/57600/38400/19200/9600/4800/2400/1200bps (設定モードで選択可) |
AKW1131(B) | 38400/19200/9600/4800/2400bps(設定モードで選択可) | |
伝送 フォーマット | データ長 | 8bit / 7bit (設定モードで選択可) ※4 |
パリティ | なし/奇数/偶数 (設定モードで選択可) | |
ストップビット | 1bit (固定) | |
通信方式 | 半二重方式 | |
同期方式 | 調歩同期式 | |
終端抵抗 | 約120Ω(内蔵) | |
データバッファ(1回に送受信できる最大データ量) | MEWTOCOLの場合:2048byte ※7 MODBUS(RTU)の場合:256byte ※7 |
※1 RS485のインターフェイスを持つ市販機器を接続する場合は、実機による確認をお願いします。
また、接続台数、伝送距離、通信速度は接続する機器や伝送路により変わることがあります。
※2 パソコン側のRS485機器としては(株)ラインアイ社製のSI-35、SI-35USBを推奨いたします。
※3 SI-35、SI-35USB、当社製PLC(99台接続可能機種)使用時は最大接続台数99台まで使用できます。
それ以外の機器が混在する場合、最大接続数は31台に制限されます。
※4 MODBUS(RTU)プロトコルでは、データ長8bitのみ動作します。
※5 AKW1000の1:1通信では、プロトコルを選ばず通信できます。(AKW1000同士の通信時のみ)
※6 AKW1131(B)を、RS485からのデータ通信する場合は有線/無線切替設定モードで「WIRED(有線)」を選択してください。「WIRELESS(無線)」を選択すると、誤動作の原因となります。
※7 AKW1131(B)の場合、自局に対するコマンド送受信は読み出し個数最大:26点(57byte)、書込み個数最大:23点(55byte)です。
RS485通信 推奨ケーブル
ケーブル | 導体 | 絶縁体 | ケーブル直径 | 相当品ケーブル例 | ||
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サイズ | 抵抗値(at20℃) | 材質 | 厚み | |||
シールド付 ツイストペア | 1.25mm2(AWG16)以上 | 最大16.8Ω/km | ポリエチレン | 最大0.5mm | 約8.5mm | 日立電線KPEV-S1.25mm2×1P Belden社9860 |
0.5mm2(AWG20)以上 | 最大33.4Ω/km | ポリエチレン | 最大0.5mm | 約7.8mm | 日立電線KPEV-S0.5mm2×1P Belden社9207 | |
VCTF | 0.75mm2(AWG18)以上 | 最大25.1Ω/km | ポリ塩化ビニル | 最大0.6mm | 約6.6mm | VCTF0.75mm2×2C(JIS) |
ケーブル | シールド付ツイストペア | VCTF |
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断面図 | ![]() | ![]() |
※1 ツイストペアケーブルはシールドタイプをご使用ください。
※2 伝送ケーブルは1種類のみを使用してください。2種類以上の伝送ケーブルを混在させないでください。
※3 ノイズ環境の悪いところでは、シールド付ツイストペアケーブルをご使用ください。
カレンダタイマ仕様 [AKW1000のみ]
項目 | 仕様 |
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カレンダタイマ機能 | 時計精度 月差 ±240秒(-10℃にて) 月差 ±70秒(25℃にて) 月差 ±240秒(50℃にて) |
電池バックアップ内容 | 時間計測 |
電池寿命※1 | 約2年(使用周囲温度25℃にて)(無通電時) |
※1 電池残量が少なくなると“BATT”表示が点滅します。電池交換手順にしたがって交換してください。また本体を高温状況下でご使用の場合は、寿命が短くなります。
寸法図
単位mm
※受注終了品の端子配列・結線図は、推奨代替品の端子配列・結線図と同じです。
KW1M-R
AKW1000/AKW1131B
専用電流センサCT
(専用電流センサCT 分割型 5A/50A 用)AKW4801B
(専用電流センサCT 分割型 100A 用)AKW4802B
(専用電流センサCT 分割型 250A 用)AKW4803B
(専用電流センサCT 分割型 400A 用)AKW4804B
(専用電流センサCT 分割型 600A 用)AKW4808B
(専用電流センサCT 貫通型 50A/100A 用)AKW4506B
(専用電流センサCT 貫通型 250A/400A、600A 用)AKW4507B、AKW4508B
端子配列・結線図
端子結線は、端子配列・結線図を参照の上、間違いなく確実に行ってください。
結線完了後は、安全のため、付属の端子カバーを必ず取り付けてください。
端子配列
配線上の注意
M3.5 ネジの場合
- 1.端子ネジの締付トルクは、約1.0N・mで緩みのないように締め付けてください。圧着端子を使用する場合は、M3.5ネジに適合する絶縁スリーブ付圧着端子を使用してください。
- 2.機器保護のため、操作電源には、電源スイッチ、遮断器を本器の近くに別途設けてください。また、計測電圧入力端子には、電源スイッチ、遮断器、およびヒューズを内蔵していません。必ずこれらの装置を本器の近くに別途設けてください。
- 3.操作電源、計測電圧入力端子への配線は、断面積0.75~1.25mm2 の電線を推奨します。
- 4.端子カバー形状
M3 ネジの場合
- 1.端子ネジの締付トルクは、0.5~0.6N・m で緩みのないように締め付けてください。圧着端子を使用
する場合は、M3 ネジに適合する絶縁スリーブ付圧着端子を使用してください。
- 2.端子カバー形状
本体結線図
※ 安全、本体の保護やメンテナンス性確保のため計測電圧入力部、操作電源部にはブレーカ(3~15A)などを設置してください。低圧回路において、VT(計器用変圧器)、CT(電流センサ)の2次側接地は不要です。
定格入力電圧の負荷計測時 (100-200V 系、400V 系)
(単相2線式の結線) ※電流センサ(CT)は、1つ必要です。
(5)(6)端子は内部で接続されていますので、結線しないでください。
(単相3線式/三相3線式の結線) ※電流センサ(CT)は、2つ必要です。
(6)端子は内部で接続されていますので、結線しないでください。
(三相4線式の結線) ※電流センサ(CT)は、3つ必要です。
定格入力電圧を超える負荷計測時
定格入力電圧(440VAC)を超える負荷を計測する場合は、計器用変圧器(VT)が必要です。
2次側110Vの計器用変圧器をご使用ください。計器用以外の変圧器では正しく計測できません。低圧回路において、VT(計器用変圧器)、CT(電流センサ)の2次側接地は不要です。
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ソフトウェアダウンロード
ソフトウェアはウェブサイトからダウンロード頂けます。
※ダウンロードのご利用には、パナソニック「制御機器Web会員」へのご登録が必要です。
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使用上のご注意
エコパワーメータ使用上のご注意(共通)
※商品別の使用上のご注意は仕様書などで必ずご確認ください。
引火性ガス、腐食性ガスの発生するところや、塵埃の多いところ、油のかかるところ、振動、衝撃の激しいところでのご使用は避けてください。
本体ケースは難燃性樹脂を使用していますが、燃えやすいものの側には設置しないでください。また、燃えやすいものの上に直接置くことは避けてください。
本体カバーはポリカーボネート樹脂製ですから、メチルアルコール、ベンジン、シンナーなどの有機溶剤や、アンモニア、苛性ソーダなど、強アルカリ性物質の付着やそれらの雰囲気でのご使用は避けてください。
当社の商品は当社専用オプション品の使用を前提にしております。他社オプション品との組合せには互換性がありませんのでご注意ください。
インバータの2次側回路では使用しないでください。本体の発熱や故障の原因となります。
計測について
高調波、または波形がひずんでいる場合は、正確に計測できないことがありますのでご採用前に、実機にてご確認ください。
サージについて
- 操作電源重畳サージが次の値を越えると、内部回路が破壊することがあるため、サージ吸収素子をご使用ください。
サージ電圧 KW1Mシリーズ その他 4,000V 6,000V 標準サージ波形
±(1.2X50)μsの単極性全波電圧にて上表の値を耐サージ電圧とする。
サージ波形〔±(1.2×50)μsの単極性全波電圧〕 - 外部ノイズに対しては、下記の値をノイズ電圧としていますが、これ以上になりますと誤動作、内部回路破壊の原因となりますのでご注意ください。
操作電源端子間 | |
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ノイズ電圧 | 1,500V |
ノイズ波形(ノイズシミュレータ)
立上り:1ns パルス幅:1μs,50ns
極 性:± 周 期:10ms
※入力ラインに過大なノイズが印加されると、正確に計測できないおそれがあります。
自己診断機能について
表示 | 内容 | 出力状態 | 復帰方法 | 付記後の状態 |
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ERR0 | CPU異常 | OFF | 電源再投入 | CPU異常直前の 電源投入時の表示 |
ERR1 | メモリ異常 | EEP-ROM寿命の ため本体交換 | - |
※ EEP-ROMの書き換え寿命に達した場合も含む。
停電記憶について
エコパワーメータは、電源OFFした時点(停電保証・記憶)までの積算電力量、アワーメータの値、パルスカウント値、動作状態をEEP-ROMに記憶します。そのため、頻度に電源をON/OFFする環境でのご使用は、できるだけお避けください。EEPROMの寿命が早くなります。
AKW1000の場合
各種設定値を変更する毎に設定値をFROMに記憶し、停電しても停電前のデータを保持しています。頻繁に設定変更するとFROM の寿命が早くなりますので、そのような環境でのご使用はお避けください。
AKW1131Bの場合
エコパワーメータは電源OFFした時点(停電記憶)までの積算電力量、アワーメータの値、パルスカウント値、動作状態をEEPROMに記憶します。また各種設定を変更する毎に設定値をEEPROMに記憶します。そのため頻繁に電源をON/OFFまたは、頻繁に設定変更するとEEPROM の寿命が早くなりますので、そのような環境でのご使用はお避けください。
※特に通信による書込み時はご注意ください。
その他
エコパワーメータは、省エネ目的の自主管理用のため課金目的に使用できません。また、計量法を定める指定機関が行う検定に合格した特定計量器ではありませんので電力量の証明には使用できません。
結線について
結線については各商品ページの寸法図ページに記載しておりますので必ずご確認ください。
なお、共通のご注意点は以下の通りです。
安全、本体の保護やメンテナンス性確保のため、計測電圧入力部、操作電源部にはブレーカ(3~15A)などを設置してください。低圧回路において、VT(計器用変圧器)、CT(電流センサ)の2次側接地は不要です。
電流センサ(CT)の取り付け
- エコパワーメータ本体のCT接続部が、コネクタ式の場合は、そのまま本体に接続してください。
- エコパワーメータ本体のCT接続部が、ネジ端子式(KW4M、KW8M)の場合は、下図を参照の上、本体側接続コネクタを切断し、加工してご使用ください。
<加工図>
- CTは、単相2線式を計測する場合は1つ、単相3線式、三相3線式を計測する場合は2つ、三相4線式を計測する場合は3つ必要です。1台のエコパワーメータに使用する全てのCTは同じ定格容量のものをお使いください。
- あらかじめ負荷電線の太さがCTの貫通穴径より小さいことを確認してください。
- 盤内のメイン渡りバー(ブスバー)など導体が露出している箇所にはCTを接続しないでください。感電のおそれがあります。
- CTの接続の際は、必ず先にCTの2次側をエコパワーメータ本体に接続し、その後CTの1次側を負荷電線に配線してください。順序を間違えますと、感電のおそれやCTの故障の原因となります。
- CTには極性があります。CTに記載してある方向(K→L)に合わせて、電源側(K)から負荷側(L)に向けて取付けてください。方向を間違えると、正確に計測できません。
- CTを閉じる際には、分割面にゴミや異物などがないことを確認してください。また閉じた時には、分割面が密着していることを確かめてください。分割面に隙間があると計測誤差が生じます。(分割型のみ)
- 高調波、または波形が歪んでいる場合は、正確に計測できないことがありますので、ご採用前に実機にてご確認ください。
- 計測電圧入力端子、操作電源端子への配線(強電部)とCT単体、CTケーブルはできるだけ離して配線してください。 (磁界やノイズの影響を受け、計測仕様の精度を満足しないことがあります。)
電流センサ(CT)を延長する場合
- 各種専用電流センサに同梱の中継ケーブルの長さは約1mです。
- CTのケーブルを延長する場合、ノイズを全く受けない環境下ではAWG#22以上のケーブルで約10mまで延長できます。極力太いケーブルを使用ください。
※ケーブルを延長する場合は、ご使用前に実機での確認をお願いします。
2次側電流5A CTと組み合わせて、計測する場合の接続手順
(1) CT 設定モード(CT-T)にて、5A を選択します。
(2) CT1次側電流設定モード(CT-1)にて、計測するCT(2次側電流 5A) の1次側電流を設定します。
〈例〉 計測するCT が400A/5A の場合、"400" と設定します。
(3)エコパワーメータに接続した5A用専用CT (AKW4801B) を2次側電流5A CTの2次側に接続します。
CTの方向(K→L)は2次側電流5A CTの方向(K→L) と合わせてください。
※ 2次側電流5A CTと組合わせて計測する場合は、2次側電流5A CTと専用CTとの距離を1m以上離して配置してください。
距離が近い場合は双方の磁界の干渉により、正確に計測できないおそれがあります。

入力の接続について
有接点入力
接点信頼性のよい金メッキ接点のものをご使用ください。
接点バウンス時間はカウント値の誤差になるため、バウンス時間の短いものをご使用ください。この場合、最高計数速度は30Hzを選択ください。
無接点入力(トランジスタ入力)
オープンコレクタで接続してください。
使用するトランジスタの特性としては、VCEO=20V以上、IC=20mA 以上、ICBO=6μA以下のものをご使用ください。また、トランジスタON時の残留電圧1.5V以下のものをご使用ください。
*短絡時インピーダンスは1kΩ以下としてください。0Ω時、パルス入力端子の流出電流は約7mA 、開放時インピーダンスは100kΩ以上としてください。
入力配線
配線はシールド線、又は単独に金属電線管を使用し、配線長10m以下でご使用ください。長くなると電線の浮遊容量の影響を受け、正常に動作しないおそれがあります。
(注意)
操作電源入力部、計測電圧入力部、パルス入力部は、非絶縁となっていますので、各種信号入力の接続に際し、短絡防止のためにセンサ等入力機器の電源は、図Aのように1次、2次の絶縁された電源トランスで、2次側が接地されていないものをご使用ください。2次側が接地された状態、または単巻トランスを使用された場合は、図Bのように短絡状態となり、商品の内部回路が破壊しますのでご注意ください。
出力の接続について
本商品のトランジスタ出力は、フォトカプラにて内部回路と絶縁されていますのでNPN出力、PNP(等価)出力のどちらにもお使いいただけます。
圧着端子について
圧着端子については各商品ページの寸法図ページに記載しておりますので必ずご確認ください。
低電圧指令について
EN61010-1/IEC61010 - 1を適用する用途にご使用の場合には、以下の条件の下でご使用ください。
- 1.本体のパルス出力部は、基礎絶縁のみ確保しています。EN61010- 1/IEC61010 - 1で要求される強化(二重)絶縁を確保するためには、負荷側で基礎絶縁以上、通信システム側で強化 (二重) 絶縁を確保してください。
- 2.電圧入力部にはEN60947 - 1またはEN60947 - 3規格に適合したブレーカを容易に手の届く位置に配置して、それが機器の遮断装置であることを表示してください。
- 3.電流センサ(CT)をクランプ(接続)する電線は、基礎絶縁以上のものをご使用ください。
使用環境
- 汚染度 2、過電圧カテゴリーII、
- 屋内使用
- 使用温度範囲/使用湿度範囲:-10~+50℃/30~85%RH(20℃にて結露なきこと)
- 標高2,000m以下
本体は下記のような場所でご使用ください。
- 塵埃が少なく、腐食性ガスのないところ。
- 可燃性ガス、爆発性ガスのないところ。
- 機械的振動や衝撃がないところ。
- 直射日光があたらないところ。
- 大容量の電磁開閉器や大電流の流れている電線から離れているところ。