回生エネルギーを“次の動力”へ
ブレーキ時の回生電力を蓄電・再利用し、年間600 kWh相当の消費電力をカット
電池に比べ最大10倍の長寿命と高繰返し耐性で保守工数を大幅削減
セル販売実績
100,000,000
本以上

産業用ロボットは減速・停止時に大量の回生エネルギーを生み出しますが、多くの制御盤では依然として回生抵抗で熱として廃棄しています。パナソニックの電気二重層キャパシタ(EDLC)は、この未利用エネルギーを瞬時に蓄電し、次の動作へ再投入することで年間約600 kWhもの電力削減効果が期待できます。さらに、内部化学反応を伴わないため充放電回数が寿命に影響せず、二次電池のような複雑な充放電制御も不要――保守負荷を大きく減らせます。

現状:ロボットの減速・停止時に発生する回生電力の多くが、回生抵抗で熱として放出されている。

現状:二次電池は化学劣化、ブレーキ抵抗は発熱ストレスにより短寿命・高故障率。EDLCと比べて充放電回数制限が厳しい。
_LP%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA_EMCBD-1-868x440%20Problem01.png)
現状:脱炭素KPIや電力契約削減の要請が年々強まり、エネルギー最適化は経営課題に直結。
パナソニックのEDLCソリューションは、「止める動作」を“次の加速”へ変えることでエネルギー効率と保守性を同時に底上げします。
ここでは導入直後から実感できる5つの成果ポイントを具体的にご紹介します。

ブレーキ時に捨てていた回生電力を瞬時に蓄電し再利用することで、ロボット1台あたり約600 kWh/年の電力カットをシミュレーションで確認済みです。これにより電力コストとCO₂排出を同時削減できます。
.png)
化学反応を伴わない物理吸着型のため劣化要因が少なく、試験では100万回以上の充放電に耐えることを確認。二次電池比で交換サイクルを10倍以上延伸し、保守停止リスクを大幅に低減します。
0.1〜100 A超の大電流放電に対応するラインアップを備え、ロボットの瞬間的なピーク負荷を追加電源なしでサポート。制御盤のスリム化にも貢献します。
極低温から高温環境まで安定動作。-40 ℃対応シリーズや+85 ℃保証品を選択でき、温度10 ℃低下で寿命が約2倍に伸長する設計指針も公開しています。
※電圧ディレーティング等の配慮は必要です。
EDLCは充放電制御ICや安全回路が簡素で済み、既存の回生抵抗部を置き換えるだけで導入可能。後付けで工事期間を短縮しつつエネルギー循環型システムを構築できます。
削減
削減
*当社調べ、
*1:回生電力をEDLCに蓄え再利用するシミュレーションで算出。ロボット1台・稼働8 h/日・260 日/年の場合の試算値です。
*2:上記600 kWhを日本の平均排出係数0.38 kg-CO₂/kWhで換算(600 kWh × 0.38 kg = 228 kg)。電力削減がそのまま削減効果に直結します。
削減
*当社調べ、
*1: DLCは物理吸脱着でエネルギーを蓄えるため、化学劣化が少なく100万回規模の充放電に耐える。(社内試験データに基づく参考値)
*2: 従来バッテリ比。二次電池のサイクル寿命(約1万回想定)と比べて10倍の寿命
*当社調べ、回生抵抗で熱廃棄していたエネルギーを蓄電へ転換するため。
パナソニックのEDLCは、高出力・長寿命・環境対応を小型パッケージで実現し、ロボット制御盤の省エネ化と保守最適化を力強くサポートします。
巻回形セルは大電流放電に対応し、ロボットの瞬時ピークに追加電源なしで追随します。
‐40 ℃の極低温から+85 ℃の高温まで安定動作するシリーズを用意し、制御盤の温度設計自由度を拡大。
※電圧ディレーティング等の配慮は必要です。
内部化学反応を伴わない物理吸脱着型のため劣化が少なく、試験で100万回以上の繰返し充放電に耐性を確認。
※試験条件に依存する参考値です。詳細はお問い合わせください。
急速充電が可能かつ過充電・過放電に対する制限が小さいため、複雑なBMSを削減し設計を簡素化。
カドミウム・水銀フリーで全シリーズRoHS対応。廃棄規制リスクを低減し、サステナブルな工場運営に貢献。
小型高出力セルにより空きスペースの利用、機器にあったレイアウト可能。制御盤の省スペース化に寄与
導入前の課題:
高頻度ブレーキで発生する回生電力を回生抵抗で廃熱。空調負荷と電力コストが増大。
EDLCソリューションと効果:
ロボット軸モーターにEDLCバッファを外付けし、停止〜次動作の加速へ再投入。
→ 年間約600 kWh削減・空調電力も低減
導入前の課題:
塗装ブース内は防爆仕様ゆえ発熱源を極小化したいが、回生抵抗が熱だまりを生み塗膜品質にも影響。
EDLCソリューションと効果:
アーム各軸にEDLCパックを分散配置し回生電力を瞬時吸収→再投入。
→ ブース温度上昇を抑え冷却エア量7%削減、塗膜ムラも低減
導入前の課題:
0.5 秒サイクルでストップ&ゴーを繰返し、ピーク電流が大きく電源・ケーブルがオーバースペック化。
EDLCソリューションと効果:
制御盤に高出力巻回形EDLCを追加しピークをバッファ。
→ 電源容量20%ダウン、ケーブル1ランク細線化で配線重量1.8 kg削減
導入前の課題:
軽量設計と無停止メンテが必須だが、二次電池は交換工数と重量増がネック。
EDLCソリューションと効果:
化学劣化レスEDLCモジュールに置換し100万回超充放電に耐性。
→ バッテリ交換ゼロ化で年間保守工数90%削減、アーム質量も0.9 kg軽量化
お客さまからよく寄せられるご質問とその回答をご案内しております。
EDLCの寿命はどれくらいですか?
EDLCセル自体は100万回を超える充放電サイクルでも容量劣化がごくわずかという社内試験結果があります。実使用では温度と電圧が主な劣化要因となるため、制御電圧や、周囲温度を低することでさらに長寿命化できます。
過充電時の安全対策は?
EDLCはリチウムイオン電池に比べ熱暴走のリスクが極めて低いものの、過充電はガス膨張や内部抵抗増加を招きます。推奨構成は ①過電圧検知IC、②セルバランサ(抵抗 or アクティブ)、による過電圧保護です。
直列接続して高電圧を得られますか?
可能ですが、セル間ばらつきにより電圧アンバランスが発生するため、セルバランサを必ず実装してください。
低温環境(−40 ℃)での性能は?
低温ではイオン拡散速度が低下し、内部抵抗が増えますが、弊社の広温度仕様シリーズは−40 ℃で定格容量の約80 %を維持するデータを確認済みです。
| 最大印加電圧 | : | 3.0 V |
| 静電容量 | : | 80 F |
| 内部抵抗 | : | 0.9mΩ |
| 耐久性 | : | 65℃ 3.0V 1500hours |
| 製品サイズ | : | φ18 x L67.5 mm |
※この製品は現在開発中の製品です。 仕様等予告なく変更される可能性があります。
~電気二重層キャパシタ(EDLC)による回生エネルギー活用提案~
評価や比較検討をスムーズに進める第一歩として、ぜひご活用ください。

Contact
技術的なご質問・ご相談はこちらから

製品の仕様確認から導入前の技術検討、設計に関するお悩みまで、
パナソニック インダストリーのエンジニアが丁寧にサポートいたします。
以下のようなご相談をよくいただいています:
製品仕様や技術データの詳細を知りたい
設計への適合性について確認したい
カスタマイズの可否を相談したい
安全性や耐久性に関する技術的な情報がほしい
まずはお気軽にご連絡ください。
パナソニック インダストリー株式会社
Copyright © Panasonic Industry Co., Ltd.